死ななきゃ平気かなって/食レポ/エーオー

期間限定ということでこれは逃せないぞと、登校ついでにちょっと行ってみました!
平日の昼過ぎ、黒いアスファルトの上に敷かれた黄金色の葉っぱは、冬の日差しにピカピカに洗われていて、公園で遊んでいた子ども時代を思い出させてくれるようでした♪

注文したのは「イチョウ」。
宮沢賢治の『いてふの実』では、『銀河鉄道の夜』にも使用された彼のオリジナルスパイス・透明感のある硬水のような比喩によって薄氷のような口当たりに仕上げられていましたが、こちらではどうでしょう。
せっかくなので、両手いっぱいにすくってきれいなものを探してみました。選べる楽しみがあるのもうれしい♪

出てきたのは、ふかしていないサツマイモの断面を折り紙にしたような鮮やかな黄色の葉っぱ。茎がついているので食べ歩きにも便利。カラメリゼされたような青空、湿気を含まない凍てつくような風も食欲をそそります。

裏表をよく洗ったあと、まずは千切って一口。サクッと噛みしめたとたん、林檎の皮の香りが口の中に爽やかに広がります。葉っぱ特有の繊維感は気にならず、舌に纏わりつくこともなく、かる~くいけちゃいます。そのうち今度は串に直接口をつけて食べちゃいました。ジャーキーのようなワイルドさでこれも楽しい。

と、いうことで、正直いままで食べた草花のなかで今のところいちばん食べやすく、食感も良く、美味しかったです!
これは毎年通ってしまいそうです♪
今が食べごろですので、終わってしまう前にぜひ。

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衛生に気をつけてください。

しぬまでに食べたい10のもの/食レポ/なご

1週間前、食レポに対してやる気満々だった私はどこへ行ってしまったのだろうか。

 

どうも、なごです。
最近お酒におぼれる生活を送っております。秋学期始まったときも似たような生活を送っていたのですけど、どうしたんでしょうね。ここしばらくはメンタルも安定期に入って良い感じかなとか思ってたんですけど、それでも何かしらやられている、病んでいるところがあるのかもしれませんね。横浜・和田町付近で酒を飲んでは、終電で帰る(or帰れるところまで帰って家まで数時間かけて歩く)、次の日寝不足と二日酔いで起きることができない、2限行けない、テスト受けれない、課題もまともに出せない。

 

 

こんなクズいっそしんでしまえばいいのに。

 

しぬってわかったら食べたいものありますよね。常々しぬことを考えていると、同時並行でしぬ前に後悔したくないっていう気持ちが出てきます。それこそが生への執着という矛盾に気づいてはいるものの、まぁそんなちんけな死生観はさておき食べ物です。
例によってリストアップでもしていきましょう。

・ミートパイ
初めに挙げるぐらいだからさぞ好物なのかなと思ったでしょう。そんなことはなく、おそらく10年以上は口にしていない代物ですね。母が昔作ってくれたミートパイがありえないぐらいおいしかったという記憶だけが鮮明に残っていて、また食べたいと10年以上言い続けているものの作ってくれないという。そんな思いで補正がかなりかかっているものをまず挙げてしまいました。

・出し巻き玉子
これも母が作るやつです。母の出し巻きは宇宙で一番うまいと自負しております(いや、自負ってなんだ)。甘い系じゃなくてしょっぱい系に属しているんですけど、具にツナ缶と小ネギが入っているんですよね。まさに神ってるっていってよい一品です。これよりうまい料理ないんじゃないかなって思っています。

・小ラーメン麺固めニンニクマシマシカラメpresented by ラーメン二郎中山駅前店
はい、でましたラーメン。しかも二郎という。ラーメンはどれもこれも好きでよく食べますけど、しぬ前に食べたいっていうレベルで挙げるとしたらこれかもしれないですね。何件か二郎行ってますけどやっぱ中山がおいしいってなっちゃうんですよね。乳化していないスープが結構辛くて、それでいて野菜の甘みが際立ち、固めにした中太ストレート麺も歯ごたえがあって良い。二郎にハマった人間は何があっても二郎をほめたたえるし、よくいわれるけど、ある種宗教じみてますよね。ハイ。

・日清カップヌードル シーフード
カプ麺界からは彼の登場です。下手なラーメンよりもうまいと思います。麺をとってもスープをとっても具をとっても非の打ちどころが無い。こんな簡単にこれだけおいしいものを作ることができるって日本って最高だなって感じますよね。さて、このペースで行くと10個あげるのにかなりの文字数と時間がかかるのでサクサク行きましょう。結局10個挙げないんかい!みたいなオチは嫌なので。

・オムライス
好きな食べ物はと聞かれてとりあえず挙げてしまうオムライス。なんなら常に食べたい。おそらく幼稚園のときに母がお弁当に入れてくれたピカチュウのオムライスが大好きだったから今でも好きなんでしょうね。マザコン乙。

・お寿司
これも常に食べたい。なるべくなら高いのがいいですね。

・松屋フーズの丼ものメニュー各種
浪人時代お世話になりました。

・レッドロックのローストビーフ丼
続けざまの丼。行くとフられます(2/2)

・セブンプレミアムのカリカリトリプルコンソメ
一回これおかずにご飯食べた事あります。お菓子界最強の一品。

・揚げパン
懐かしの2年前の常盤祭。バカほど大変だったけど、もう一度みんなでつくって食べたいですね。きなこ・ココア・シナモンの3種類ご用意しております。

 

いやー意外と大変でした10個あげるの。なんとなく察しはつくと思いますが、正直上3つで十分です。なんなら下3つはやっつけです。
それと、おいしいものはもちろんですが、思い入れが強いものを思い浮かべる傾向にありますね。松屋よりおいしいものいっぱい食べてますけど(松屋に失礼)それでもしぬ前って考えたら食べたいって思いますもんね松屋。

 
つまるところ今回の話のオチは、あの子の手料理を食べることができたらそれはもうしんでもいい、でした。

 

ご唱和ください

失恋乙!

なべしまの友人狐に化かされ鹿を食すこと~孤独(物理)のグルメ~/食レポ/なべしま

春には牡丹、秋の紅葉、季節は巡りますれば花と散る折々を味わわねば損と来たるは丹沢。しかし、これはいかに、はたと見れば丹沢の渓谷はいずこ、五目いなり亭と、鴉の濡れ羽色に染め抜かれた提灯が一つ。
ぼうと見ておりますと、陽に透かすと桃色にも見える細やかな髪を島田髷に結った涼しげな目元の別嬪さんがちろりとこちらを見やりまして、いらっしゃいましとたおやかに暖簾を上げ私を誘います。秋の深い山の中、苔生したような着物の、その髪と似合うこと。
遂にその手に惹かれるままに、その美人の誘いに乗ったのでありました。

その美人さん、うちのシェフ、エエこう見えて洋食屋なんですの、少ぅし難しい人で困ってしまう。先に謝っておきますね、と気遣いを見せる。姐さんそりゃどうもと言うと意味ありげに目を細めて、我が意を得たりと笑うさまの愉しげな様子。
綿の詰まった上質な椅子に着きますとまずは一品目。
「鹿の干し肉でございます」

俗に言う、ビーフジャーキーに似ているが少し柔らかく、甘みを持った醤油の味が心地良い。上に乗ったにんにくが単なる醤油味でなく、燻製にも似た風味が加えられている。獣の灰汁のようなものもない。

こうしてお通しに舌鼓を打っているといつの間にやらシェフとやらが板場で包丁を振るっていたが、その様子は番頭とでも称した方が似合う。客がいるのに無口を貫き通すその姿勢は近寄りがたいものがあった。美人さんが人間嫌いなんですと囁くが、この番頭の様子は愛想というものを親の腹の中に忘れてきたかのようであった。囁きついでにビールを置いていってくれたので、打ち捨てられた番頭の愛想に想いを馳せ、また瀟洒な豆ランプを手慰みにしていたら次なる料理が運ばれてきた。
「鹿肉のシチューと、鹿ときのこのアヒージョです」

なるほど、洋食と名乗るのもうなずける珍奇な料理が出てきたものである。アヒージョにはフランスパンが狐色に焼けて添えてある。それにしてもこのパンは量が多いなと考えていると、どうもシチューにつけるのだというような素振りを番頭が見せるので大人しく食べた。
シチューの鹿肉は先程とは違った柔らかさがあり、とろけるとはいかないものの、ぞぶりと歯を入れ噛み締めるとじんわり、仄かに肉の味がふくらむ。ただ妙なことに、スープを口に含むとブロッコリーの味が広がり、まるでブロッコリーを溶かしてしまったようでもあった。それにさえ目をつぶれば満足。番頭はシチューを食す様子を気にかけており、ははあ失敗したなと想像に難くないが、ブロッコリーの一つで損なわれるような味ではないから安心してほしいものである。
さて慣れないアヒージョであるが、これはそのまま食べると大変塩辛い。がフランスパン、また例の美人さんはバゲットですと得意げな顔で告げていたが、これと同時に口に運ぶのである。この鹿肉はたしかに、鹿肉と想像した通り固い。だがやはり臭みはなく、その為にオリーブオイルとにんにくと、赤唐辛子とを一緒に和えていたのが功を奏し、オリーブを基調に味が整っている。この鹿肉はむしろ食感に締まりをつけるために丁度良いものであった。

食器が下げられ、美人さんが少し消えたのと同時に美味いかと番頭さんが尋ねてきた。細面の割にこの鹿は貴方が獲ってきたのですかと問い質したくなるほど、熊のようなのっそりとした声である。うまかったですと答えると得意げに鼻を鳴らした。照れれば良いものを可愛げのない男である。
まァ珍し、貴男、人間と話出来たんですのと美人さんが煽る。番頭さんも負けじとうるせぇなァ、お前もシナ作りやがって、女みてェな格好してよう、と反駁するも、そンなことを言うんじゃあないですよ、お客様の前で、などと涼風に吹かれたように受け流し、ふんと鼻を鳴らすと綺麗な立ち姿を披露した。少しく驚いているとこの美丈夫は最後の料理を持ってきてくれた。
「ビフテキ、もとい鹿テキです」

鹿のステーキはこれまでにない程の厚さを持っていたにも拘らず、すんなりとナイフが通った。なんでも一番良い部位らしい。中は肉の赤身の残るレアで、ただ血抜きの腕が確かだったのか、下処理が良かったのか、血液が垂れてくることもない。生憎肉汁もまた垂れてこないのだが、それもまた鹿の魅力、脂肪の無い引き締まった肉は胃にもたれることもなく嚥下され、腹に溜まる。鹿は、これと言えるほど際立った味はしないのだが、ステーキにかけられたタレが和風とも、何ともいい難い。何やらの香辛料、辛くはなく、芳ばしい味の、甘みとも酸味ともつかない個性的なタレがステーキの味を引き立てるのに一役買っている。
かくして私は満腹になったのであった。

「うまい!」
という己の叫び声で目を覚ましてみれば丹沢からの帰りの電車であった。きちんと帽子も、コートも羽織っているし、鞄も右手に握りしめている。ハテどうしたことだろうとあちこちを探ってみれば鞄とポケットから甘味が一式消えていた。また紅葉の透かしの入った半紙に流麗な文字で
『五目いなり亭二号館・のれん分け致しました女学生が営んでおります・どうぞ御贔屓に・上星川にて』と書かれており、広告らしかったがちゃっかりしたものである。

というのが私の友人の談であるが、上星川駅の寂れた雑踏を抜け、二号店の味を試したところ大変美味しゅうございました。

はい、食べたい/食レポ/縦槍ごめんね

お湯を沸騰させます。

そこに大量の白滝を入れます。

茹でます。

ポン酢をぶっかけます。

最近、こればっかり食べてます。そもそも、こんな生活をしてる理由は次やる芝居のために減量しなきゃいけないからなんですけれども。

もうね、辛いですよ。食べることが至福の僕にとって、炭水化物が取れないことがこんなにも苦痛だなんて思いませんでした。

食べたいですよ、カップ焼きそば、あと浜弁。

稽古場でね、僕の目の前でタイ風からあげを食べないでほしいですよ。

毎日、夕食はスープとキャベツで、飽き飽きですね。

まぁ、何が言いたいかというと、夜中なんで、お腹が減ってるんです。

ダイエットというものを初めてしっかりやって気づきました。

世の中のダイエットをやっている方々は本当に凄い。尊敬の眼差しですよ。

今回のテーマ、食レポでしたっけ?

白滝の食レポでもしますよ。

噛んでも噛んでも、味がしない、以上!

まわしもの/食レポ/ピエロ

クイズです。

 

わたしが最も好きな食べ物はなんでしょうか!!!!!

 

わたしは炭水化物が大好きです。炭水化物と言ってもたくさんありますよね…お米、パン、うどん、そば、ラーメン、パスタ…あ、ちなみにわたしはパスタが食べれません。無味無臭のあいつが大の苦手です。体内に入れるメリットがわかりません。特に許せないのはミートソース味です。混ざらないこと絡まないことこの上なし。明らかにパスタとミートソースですよね分離してますよね。実態自体無味無臭パスタ。

 

…話題がそれちゃった。クイズの答えは、“おもち”です。

 

本当に好きなのです。2016年開幕してから朝食がおもちでなかった日は、20日未満です。明らかなる確信をもって自信とともに胸を張って言えます。一途さがわたしの魅力です。どれほど好きなのか伝わっていただけましたでしょうか。

 

ほぼ毎日朝食におもち食べてたら飽きるでしょ、と思ったそこのあなた。これが飽きないのです、なぜなら、おそらくみなさんの想像を絶するほどでしょう、種類があるからです。おもちの汎用性はすごいのです。今回はお時間とみなさんの興味の度合いの都合上、知名度高いであろう磯辺焼きを除いた7種類ほど紹介させていただきます。少ない…。もっと紹介したい…。わたしの目標は、みなさんのおモチに対するモチべを上げて、食べたいと思わせることです。

 

    きなこもち

おもちにきな粉と砂糖を練りこんでから温めて、黒蜜かけて食べます。王道。絶品。

    ピザモチ

おもちの上にチーズとケチャップをまいて、電子レンジにチンで簡単に出来上がります。海苔で巻いて、少量醤油をつけると香ばしさが増します。絶品。

    もちチョコ

板チョコと牛乳とおもちを容器に入れてレンジで加熱し、出来上がったものにココアをまぶして食べます。騙されたと思って食べてください。はまります。絶品。

    味噌おろしもち

大根おろしと味噌を混ぜておき、焼きあがったおもちに絡めて食べます。さっぱり。絶品。

    かつお節もち

出来上がったおもちにかつお節と揚げ玉と醤油を好きなだけかけて食べます。わたしの家ではお正月恒例メニューです。絶品。

    餃子もち

少し手の込んでるレシピです。白菜と豚肉と塩胡椒と鶏がらスープの素を混ぜて火を通します。別途おもちを焼き、具をのせて、にらをまぶして完成です。絶妙に合う。絶品。

    お好み焼きもち

焼いたおもちの上に、ソースとマヨネーズと青海苔をかける。最高に美味。絶品。

 

いかがでしょうか。今回紹介しきれなかったおもち達、すみません。みなさんのおなかを空かせることができたなら、何よりうれしいです。

 

 

天下の甘酒/食レポ/三水

ない頭絞って長い前置きを挟むよりも、端的に目の前の天啓を置こう。

バス停の微かな光にぼんやりと浮かぶ、真っ赤なカンカン。
何故ここにあるかはわからない。
夜更けの公園に誰がこんなディスプレイを、等と考えても仕方ない。というかしょうもない。
ただそこで出会ってしまった、だから天啓なのだ。

箱根の山は天下の険。

国道1号線のバイパスとして箱根新道が整備され、2011年に無料化してから、とり残された旧街道は僕らの遊び場になった。
ローディ、ツーリスト、自転車乗り、チャリダー。
呼び名は数多あれど、本質は一つ。山を好み、坂を愛し、誰よりも速く何よりも尊く頂上を欲する者たち。
ここでは敬意を表して坂バカ、おっと、クライマーと呼ぼう。

箱根に集うクライマーたちにはお決まりのコースがある。
小田急線箱根湯本駅辺りから旧街道を辿り、芦ノ湖畔の港町元箱根まで抜ける、約10kmの行程。標高差700km、平均勾配6.6%、といってもわかりづらいだろう。体感でいえば、緩い坂をベースに三ツ沢のキャベツ畑が(和田側の人はあの一番きつい階段をちょい緩めたくらいの坂が)500mごとに来るようなかんじ。ホントに体感なのだけど。
とにかく伝えたいのは、
きつくて、
しんどくて、
苦しいということだ。

ならば何故登るのか。
昔の人はいった。
「そこに山があるからだ」

クライマーたちはいった。
「そこに坂があるからだ」

しかし私は違う。
「そこに甘酒があるからだ」
そこに甘酒あるから、私は登る。

箱根湯本駅から距離にして8kmあまり、標高691km地点に、その茶屋はある。

その名もそのまま「甘酒茶屋」。
江戸初期から東海道の旅人を迎え入れてきた、歴史ある憩い場である。

甘酒茶屋で甘酒を飲む。至極まっとうな目的を果たし、私は他のクライマーたちを横目にさっさと折り返す。道半ばも半ば、全行程の4/5である。でも折り返す。
そう、私の頂上はあくまで『甘酒』。ただそれだけのために、私は山を登る。
夏は汗みずくになりながら、冬は指先を凍らせ、それでも登る。
ただ甘酒のために。

それじゃ端から車で行けばいいじゃないかと。仰る通り。
箱根湯本駅からは一時間に二本ほど、登山バスが出ている。『箱根旧街道・1号線きっぷ』なんてものもある。

しかし想像してみてほしい。

草茂り空青き真夏の山道で出会う、きゅうと冷えた甘味を。

木々色づき風寒き初冬の峠に、ほのかにくゆる甘味を。

どちらも己の脚で進んだからこそ、得られる情動である。
遥か彼方江戸を想う、日本人のDNAに刻み込まれた旅情なのだ。

甘酒の甘み、それは米と麹のまろやかな甘み。
甘酒の温もり、涼、それは峠の人心地。

心臓破りの稲荷坂、箱根名物七曲り、もう一息の猿すべり。
延々と独りで登ってきた己を、温かく心地好く迎え入れてくれる者がいること、
それが甘酒の、甘酒茶屋の真髄なのである。

どうか一駅でも手前で降りて、箱根の山を感じてほしい。
そこで出会う温もりは、きっとあなたの身も心も癒すだろう。

箱根の山は天下の険。
天下の険に甘酒あり。

甘酒茶屋
〒250-0314 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿二子山395−1
(https://g.co/kgs/E0TZ19)

公式サイト
http://www.amasake-chaya.jp/

はやく会いたい/食レポ/ねおき

 

私がまだ元気な元気な高校生だった頃のはなし。

私には学校の帰り道にひとつ大きな楽しみがあった。それは愛するパン屋、「りりぱっと」に行くこと。今日も少し遠回りをして、りりぱっとへと向かった。ほんとは昨日も行ってチョココロネ食べたけど…いや今日はしょっぱい系な気分だからいいの!

 

いつものようにパンを選んでいると、私は店の真ん中の新作コーナーに、塩バターメロンパンというパンを見つけた。メ、メロンパンと塩バター…?美味しいものと美味しいものをかけ合わせたら、美味しくないわけないじゃない。「まじ、神」とか言っちゃうくらいには衝撃を受けるんだろうなあ、と直感でそう思った。甘いメロンパンと、定番人気商品の塩バターパンの塩分に香ばしさが調和した味とがフュージョンしたら、その味は…甘い×しょっぱい?ポテトチップスと染みチョコを一緒に食べたかんじだろうか。え、最高かよ。

 

 

そう思った直後にはもう、私は塩バターメロンパンをトレーに迎えていた。ついでにレーズンバンズにも手を伸ばし、レジを済ませて店を出た。りりぱっとの外にはベンチがあり、そこで食べることにした。待ちきれなかった。

 

サーモンピンクの袋を開け、塩バターメロンパンを取り出す。

見た目はりりぱっとの普通のメロンパンと同じで、上のビスケット生地が少し茶色みがあるかな、程度。私が、「好き!」ってなったところは、常々りりぱっとのメロンパンに感じていたことだが、スーパーのメロンパンと違って、膨らんでいなくてビスケット生地が固すぎないところだ。スーパーのは、大きい口を開けて一口かじっても、それに見合う中身の詰まり具合が感じられないのだ。スカッって空振りしたみたいに。なのにボロボロこぼれるからフラストレーションは溜まるんだよなあ、解せぬ。

さあさあそれに比べて、りりぱっとのはどうだろう、この塩バターメロンパンはどうだろう。とワクワクしながら一口食べた。

 

 

う、うまい…美味しさが一口の中にぎゅっと詰まっている。バターの香ばしい風味がまずガツンと鼻を抜けていく。嚙んでいくと、メロンパンの甘さ、ビスケット生地の甘さなのかな?それがドカンと喉の奥にきて広がっていく。そして塩とバターのしょっぱさと薫りがズドーンと追いかけてきて、舌に残るその風味を楽しむ。ガツン!ドカン!ズドーン!の幸せの3段攻撃、なんてくせになる味なんだろう。幸せだ…

 

ボキャ貧丸出しの感想になってしまったけど私思ったよ、この潰れててて一見イレギュラーな、見た目の美しさは足りなそうな形だからこそ、私たちは余すところなく塩とバターとメロンパンのハーモニーを楽しめるんだ。この形が至上だ。ああパンにおいても人間においても、大事なのは見た目じゃないんだなあ。なんてことまで思ってしまった。塩バターメロンパンに教えられるとは。そんなとこもすき。

 

 

 

――――あれから2年近く経った。塩バターメロンパンは今では帰省の楽しみベスト2にランクインするくらい、私にとって大きい存在になっている。ああ、次の帰省まであと3週間か…長いなあ。早く帰ってあほみたいに寒い中散歩して食べにいきたいよ、塩バターメロンパン。

 

りりぱっとホームぺージ:http://matuya-syouten.jp/riripatto.html 

 

納豆の/食レポ/生野菜

納豆/食べたい/生野菜
↑こちら読んだうえで読まなければ、やや説明不足な部分があります。ごめんなさい。

12月某日。

長年の夢を果たすため、池尻大橋へ。

長年の夢——それは、至極の納豆を食すこと。

最愛のマルキン食品の「元気納豆」(のあまかたれ)をなくし、関東のスーパーに並ぶ納豆に絶望していた私が、最後の望みを託してたどり着いたのが、納豆専門店「納豆工房せんだい屋」であった。

おそらく納豆好きなら知らない人はいないであろう名店。先日、テレビでも紹介され、一時はツイッターのトレンドに入ったほど話題となっている。

専門店ともなれば、さぞこだわった納豆に出会えることであろう、と期待値は上々。思う存分食してやろうと意気込んで、樋口の一葉くらいは連れてきた。

店の前までたどり着いた私がまずであったのは納豆の自動販売機。自動販売機に並べられている限りでも、十数種類となかなかの品ぞろえ。さすが専門店。私の知らない納豆がこんなにたくさんあるなんて。店の中に入る前から胸が高鳴る。いざ、入らん。

店に入ると、人影は見えずガラッとしている。話題に上がっていた割には店内は人が少ないようだ。それもそのはず。この店の目玉は、イートインコーナーでランチタイムに提供されている「納豆食べ放題定食」だ。私も是非いただきたかったのだが、私が店についた時にはランチタイムはすでに終了していたようだ。残念。

イートインコーナーは閉まっていたが、棚には多くの納豆が並んでいた。大粒、小粒、ひきわり、わら納豆、パックの納豆、枝豆納豆、大根おろし納豆、梅納豆、食べるラー油納豆、納豆ドーナツ……、正統派から変わり種まで合わせて50種類近い。あまりのバリエーションの豊富さに圧倒され、納豆の前で挙動不審になる。棚を見まわしていると、ひときわ目を引くものがあった。

「有機納豆のたれ」

ついに対峙してしまった。納豆のたれ。

納豆好きである前に(?)、熱狂的な「あまかたれ」信者である私としては、見逃すわけにはいかなかった。瓶に手を伸ばしかけて、止まる。内容量200ml。もしこれで私の舌に合わない納豆のたれであったら、この量をどうしてやればいいのだろうか。関東の納豆にさんざん裏切られてきたために、不安が襲う。いやしかし、ここで手を引いてしまえば新たな出会いの可能性を断ち切ってしまうかもしれない。よし、貴方を選ぼう。

と、それからまた棚の前でしどろもどろしながらも、納豆を購入。合計1,500円ほどに収まった。購入した時点で賞味期限はあと一週間。ちなみに私は一人暮らし。

いざ、実食。ということで、納豆の味よりも納豆のたれの味が気になって仕方がなかった私は、すでにうちの冷蔵庫に入っていた市販の大粒納豆をとりだし、そして温かい白ご飯と例の納豆のたれを用意。まずは、納豆を箸で100回ほど混ぜ、それから適量納豆のたれを落とす。ん、これはすごい。瓶のふたを開けた瞬間から、鰹の匂いが広がる。醤油よりは麺つゆの匂いのほうが近い。味のほうの期待も高まる。たれを混ぜた納豆をご飯の上に乗せる。ああ、よい。どきどきする。さあ、食べよう。……あ、ああ。甘い、甘いたれだこれ!でも、甘いだけじゃない。鰹と、あとそれ以上に深い何か、昆布だしだろうか。甘さもそんなにしつこくないせいか、後味がすっきりしていて、ちゃんと納豆そのものの味も味わえる。もしかしてこれ、最高のヒット商品なのでは。あまかたれ、もしかしたら越えてきているかもしれない。ああ、感動が抑えきれない。

「有機納豆のたれ」、いったいどうしたらこの味にたどり着いたのだろうか。瓶のラベルを見る。

なるほど、砂糖にもこだわりが。そして、やはり鰹節と昆布がよくきいている。

ああ、素晴らしい出会いをありがとう、せんだいy……じゃない!?ち、「ちば醤油株式会社」さん!一生ついて行きます!!

せんだい屋さんの納豆も絶賛高速消費中。こちらもなかなかのうまさ。その話は後程。

おしゅしゅしゅし/食レポ/ふとん

横浜でひとり暮らしを始めてから、どうしても恋しくなるものがある。ラーメンと、お寿司だ。

受験が終わって、引越し先の家電を探しに地元のヨドバシカメラに行ったとき、担当のお姉さんがなんと偶然上星川出身の人で、「寿々喜家」がすごく美味しいと勧められた。引越してすぐ、わざわざひと駅だけ電車に乗って母と食べに行った。

小さいお店には行列が出来ていて、余計に期待が膨らんだ。一種類しかないから迷いようのない食券を買って、いざ食べてみると、正直、あまり美味しくなかった。スープがまず何の味なのかよくわからない。うっすらしょうゆのような味がした気がする。麺は太いけど、噛みごたえがなかった。全くまずいわけではないけど、最後まで、なんだろうこれは?と思ったままだった。「家系ラーメン」というのを食べるのが初めてで、その文化を楽しむには慣れが必要なのかな、と思った。

普通のみそラーメンでいいから食べたい、といつも思うけど、横浜には全然無い。博多風や家系なら山ほど見つかるのに。お店に入ったら最後、味の選択肢がひとつかふたつのことも多い。しかもどっちもとんこつとか。それ意味なくない?

札幌では、どこのラーメン屋さんに行っても大体みそ、塩、しょうゆ、とんこつを選べる。でもみそがいちばん美味しいから絶対みそを注文する。みそスープは濃厚で、余計な味を感じさせない。そこに、もちもちのちぢれ麺。これこそがラーメンだと思う。正直お店による違いはよくわからないけど札幌に来た人に食べさせたい。でも横浜の人からしたら、家系のほうが美味しい、って思ったりするんだろうな。私が美味しいからそれでいいんだけど。

引用:麺屋 じょうきげん

そして、お寿司。元彼がお寿司大好きで、何回も付き合わされたけど、一回も「お寿司を食べる感動」を味わうことは無かった。なんだか小さくて、ネタが固い。もとはお米とお刺身だからもちろんまずいわけはないんだけど、お寿司という素晴らしいものを食べている!という感じが全くしない。

「なごやか亭」のお寿司は、こんなんじゃない。中学のときに、愛知県出身の塾の先生がここのお寿司に感動しちゃって毎週食べてるって話を聞いて、家族で行くようになった。回転寿司なのに、横浜の回らない寿司より確実に安くて美味しい。サーモンもまぐろも全部、まずネタの大きさがちがう。シャリの二倍の長さがあるから当たり前だけど乗り切らなくて、両端がお皿にぺたりとはみ出している。いくらは、のせすぎて軍艦からこぼれている。そして口に入れると、新鮮なお魚が口の温度で溶けて、お米と混ざって、思わず「んんん〜」と声にならない声が出てうっとりしてしまう。これこそがお寿司なのだ。これは好みとかじゃなくて、人類が感じることのできる美味しさが詰まってるのが北海道のお寿司だから、食べたらみんな好きになっちゃうと思う。食べてみてね。

引用:なごやか亭

抹茶味も出てるらしい/食レポ/どみの

商品名 不揃いホワイトチョコがけいちご
販売元 無印良品    北海道の某会社の商品をパクッ・・・参考にしてるらしい
価格  294円(税込) ちょっとお高め

フリーズドライしたいちごにホワイトチョコをコーティングしたお菓子。
このお菓子に最初に出会ったのは、大学受験の時期。いろいろストレスたまっていた時に、母親がおいしそうなのがあったよと持ってきたのがこれだった。その時期、母親がちょくちょくいろいろな種類の糖分を差し入れしてくれ、これで受験頑張れ、みたいな流れがあって(それで見事に私は体重を増やしていったということはおいとく)、コンビニのチョコレート棚制覇したんじゃ、みたいにも思えるぐらい食べてたのにもかかわらず、この商品は他のチョコレート、糖分の差し入れより、一線を画していた。

 甘いチョコレートと酸っぱいいちごがよく合う。そしてなにより、いちごのサクサクといった食感がくせになる。また不揃いというところもポイントである。いろいろな形があって、他のより大きいものが出てくるとちょっと幸せな気分になる。(グラム数は変わらないので、大きいのが入っているということは、入っている数が少ないということだが・・・)
 今回このお菓子を食べるということで、いろいろ調べてみたが、過去には無印の食品部門で売り上げ数第2位にもなってたみたいだ。食べる人が多いということもそうだが、やはりリピート者も多いんじゃないかな、私みたいに。

ぜひとも一度食べてみてほしい。甘すぎるチョコレートが苦手な人もチャレンジしてみては・・・、くれぐれも中毒性には気を付けて。

食レポというカテゴリーに悩みすぎて、レビューみたいになってしまった。反省。