黒い汁/駅/縦槍ごめんね

場所はとある駅前。望は高校時代からの親友である、宏樹と待ち合わせをしていた。その待ち合わせに宏樹は三十分遅刻してくる。

望「 おい、おせーぞ! 待ち合わせに遅れるなら連絡ぐらいよこせよな。」
宏樹「 ごめんごめん! お前の好きなブラックコーヒー買ってきたから許して!」
望「 ・・・俺ブラック飲めねーしよ!」
宏樹「 えー! お前この前ブラック大好きって言ってたじゃん!」
望「 言ってません! 絶対言ってません! もうどうすんだよこのコーヒー。お前が買ってきたんだからお前が責任もって飲めよな!」
宏樹「 やだよ! 俺ブラック飲めねーもん!」
望「 なんなんだよ! じゃーもういーよ・・・。」
宏樹「 はは、ごめんごめん。なんか懐かしいなこの感じ・・・。高校時代はよく俺とお前と百合香の三人でこんなバカな会話したっけな。」
望「 ・・・あー、懐かしいな!」
宏樹「 お前ってさ、百合香と付き合ってるんだろ?」
望「 まぁ、そーだね。」
宏樹「 もう、やった?」
望「 な、な、な、なんでお前にそんなこと言わなきゃいけないんだよ!」
宏樹「 いーじゃーん。減るもんじゃあるまいし。しかも俺たちもう二十四だぜ。今更何が気持ち悪いんだよ。」
望「 それはそうだけどさ・・・。」
宏樹「「で! どーなんだよどーなんだよ!」
望「 ・・・( 黙って頷く)」
宏樹「 ははは、なんだよそれ! 気持ち悪いなー! 」
望「 せっかく答えたのに気持ち悪いはひどいだろ!」
宏樹「 だって実際きもいだろ! まぁそっかそっか。おつかれい!」
望「 なんだよ、おつかれいって! そーいえばさ、お前なんで今日俺のこと呼び出したの?」
宏樹「 あー、はいはい。特にそんな大それた理由はないんだけど。・・・まぁ俺の帰り道
の暇潰しになってもらえればなと。」
望「 お前、そんな理由で俺のこと呼び出したの!? 俺も仕事終わりで疲れてんだぞ~。」
宏樹「 まぁ、そんなカリカリすんなって。ほらブラックコーヒーあるぞ!」
望「 しつこい!」
宏樹「 もー、ノリ悪いなー。」

宏樹「 ところでさ、五年前くらいにさこの駅の線路沿いで爆弾テロが起きたの覚えてる?」
望「 あー、死傷者が二十人以上でた結構ヤバい事件だった気がする。」
宏樹「 そうそう。俺さあの時その爆弾テロがあった駅の近くにいたんだよ。爆発の音とか
も鮮明に聞こえてきてさ。柄にもなくちょっと興奮しちまったよ。」
望「 お前は年中無休で興奮してるだろうが。てか色々不謹慎だろ。時と場所考えろよ!」
宏樹「 わりぃわりぃ。」
望「 後用がないなら帰ろうぜ。俺もそんなに暇じゃないんだよ。家戻って早く明日の会議
の資料作らなきゃいけないんだよ。」
宏樹「 まぁ、それもそだな。そろそろいい時間だし。」
望「 じゃー帰るか。」

宏樹は望より三駅手前で降りる。そのあと宏樹から望の携帯にlineが入る。

望「 なんだ、宏樹からかよ。さっき別れたばっかなのによ。めんどくせーな、あいつ。」
宏樹line 「 おう、望さっき別れたばっかなのにごめんな。実はささっきお前にいい忘れたことがあった。俺さお前と百合香が付き合う前に百合香と付き合ってたんだよね。で、俺が百合香に振られてすぐお前と付き合ったわけだ。でもこれっておかしいことなんだよな。お前と百合香が話したのってさ俺が知る限り俺がお前に百合香を紹介した一度だけなんだよな。後お前ら結婚するらしいじゃん、付き合ってまだ二ヶ月だってのに。俺だけ何も知らない。知ったときにはもう遅い。全て終わりにしような。全てを無にかえそう。」

レポーター「 今日未明、斉京線で爆発事故が起こりました。死傷者は三十名以上。確認
できている死者は川上望さん二十四歳と佐藤百合香さん二十四歳。繰り返し
ます。・・・」

宏樹「 望、知ってるか。百合香の好物はブラックコーヒーなんだ。」

 

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「黒い汁/駅/縦槍ごめんね」への3件のフィードバック

  1. ごめんなさいたぶん理解してないです…こういう、気づいてね!みたいな文章、基本気づけない馬鹿なので許してください。
    昔爆弾があって、それと今回の爆弾は別??高校時代の友達じゃないの??と全てわかることができませんでした…。他の方のコメントや本人の解説を聞きたいところです…。
    緊張感のある話の持ってき方だとは思いました。しかし、「「」となっていたり、行替えが不自然だったりと、改善すべきところはあるようです。
    会話が書いてあって舞台の脚本のようですね。そういう形式での表現が良かったのか?と考えると少し疑問符。

  2. 地の文かと思ったらト書きだった(笑)。脚本という形式にすること自体はわるくないと思うが、パソコンで見るときはともかく携帯だとかなり見にくいから読む気がそがれるというマイナス要因になってしまっている。だから、それでも脚本がよければドロップボックスのURLを張り付けるという方法をとれば媒体に読みやすさはあまり左右されないかなと思う。
    爆弾テロが最後の爆発事故につながる理由が分からなかった(見て感化されたという感じなのか?)。オチも突発的に明らかになった情報で浮いてしまっている。どうせならブラックコーヒーを絡めた殺し方にすればよかったのでは。せっかく戯曲にしたならば、登場人物の二人を会話させながら猜疑心を募らせ合っていくという手法が使えるのではないか。

  3. 短編だとフラグ設置→回収のスパンが必然的に狭くなるため仕方ないのですが、爆弾が完全にギミックとしてご都合主義的に登場したなという印象です。演劇の台本は数えるほどしか読んだことがないですが、これは台本というより2chなどで見かけるようなSS(二次創作)にスタイルが近いと感じました。既存のキャラクター、しかもファン層をターゲットにしたSSは読者と作者の間に共通の認識があるためキャラクターの色付けが不要ですが、今回のようにいわゆるオリキャラの場合は少し不向きな表現方法かもしれません。

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