渇望/初恋/ゆがみ

僕はさみしさが苦手だ。食堂とか人の集まるところで人が楽しそうに話しているのを聞くとうらやましく思い、自分の孤独感に心をえぐられる。一人でいるときも「みんなは今頃みんなと楽しく過ごしているんだろうな」と思い、悲しさに明け暮れる。人と接するとすぐに疲れてしまうから、一人で勝手に動いているほうが好きなはずなのに。

こんな僕は時に、特に何日か友達に会っていない時、心の苦しさから起こる発作でなかなか眠れないことがある。発作は自分の力ではどうにもならないので、発作が起こるたび「誰か…助けてよ…」と心の中で言いながら、苦しみに布団の中を転がり続け、疲れ果てて眠れないでいる。

そういう時はいつも、隣に自分を愛してくれる人がいて、愛する人を強く抱きしめることが出来るなら、あるいは愛する人の優しさに包まれることが出来るのなら、きっと苦しみに向けられたエネルギーを和らげることが出来るだろうと考える。そんなことをいつも考えているから、「人を抱きしめてその感覚を味わいたい」「愛する人に優しくされたい」という思いが日に日に強くなっている。その渇望のせいでいつの間にか空気を抱いていたりもする。しかし今の世の中、女の子に突然抱きつくことなんて到底できないし、魅力のない自分を好きになる人なんていないだろう。しかし、生きているうちに一度でもいいから味わいたい。

神様、仏様、どうか僕に初めての彼女をください。辛いときに優しく慰めてくれる人でお願いします。抱きしめる感触を味わいたいので、画面上の彼女でごまかさないで下さい。容姿は並以上であればいいです。欲を言えば、普段は僕の自由を尊重してくれる人がいいです。

でも、例え神様か仏様が何かの間違いでいい人と出会わせてくれたとしても、相手は人間だ。こんな僕の自分勝手さに付き合えるわけがないから、すぐに別れることとなるだろう。自分は人に嫌な思いはさせたくないし、何より自分が人と別れる悲しさに耐えられるわけがない。あきらめきれるわけはないし、むしろ求める気持ちは強くなり続けるのだろうが、自分に恋愛というものは無理なのかもしれない。

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「渇望/初恋/ゆがみ」への2件のフィードバック

  1. 同じ表現が重ねられたりはしていないのだけど、文章を読んでいて同じところをぐるぐる回るような感じがして、たしかに寂しいよな…という共感の域は越えて、すごい執着と狂気のようなものまで見えてくる気がした。「渇望」がうまく表現できていると思う。
    どこまでも悲観的で、最終的には何もしていないのに諦めて、実話なのかどうかは分からないけど、まずは自分を愛さないと、そして「愛されたい」より「愛したい」と思える相手でないと、「愛される」って難しいと思う。

  2. んー…今の自分の状況を課題風味におと仕込んだ感じ、ですかね。本当に普段思ってることを文章化したのかな。もしそうでないなら良く表現できてるな、とは思うけども文章としては個人的にそんな面白くなかったです。ただ、一部の人に猛烈な共感を誘いたいならありかも。そうだったとしてももっと拘れる気もします。課題感。

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