チケ運/嵐/ネズミ

 

メールが届いた。「抽選結果のお知らせ」というタイトルの本文には「以下のお申し込みにつきましては、残念ながらチケットをご用意することができませんでした。」という文面。私は深いため息をつくと、携帯を置いた。ここ最近で何度この言葉を読んだだろうか。おそらくフォルダの中は、同じような内容のメールで溢れ返っている。ダメだったときが辛いので期待はあまりしないようにしていたつもりだが、こうして現実を突きつけられるとそれなりにショックである。

先日、国民的アイドルグループの嵐がツアーを行うことを発表した。そのことに喜んでいたのも束の間、行こうにも肝心のチケットが全く当たらない。機会があれば申し込むというのを繰り返しているが、帰ってくる返事は決まって「残念ながら(以下省略)」。全くもって当たる気がしない。日本でトップクラスの人気を誇る嵐ともなれば、そのチケットの倍率もものすごいことになっているのだろう。

さてさて、私のこの怒りは一体どこへぶつければ良いだろうか。私に全然チケットをくれないチケット会社?私を差し置いてライブに行く他のファン共?はたまたこんなにも人気を有している嵐?なんだかんだ言っているが、結局一番恨むべきなのは私自身の運のなさなのだろう。昔からこういった抽選系との相性はめっきり悪い。そんな私が本人達でさえ用意できないという、入手難易度S級のチケットを手に入れることなど最初から不可能なのかもしれない。私はこの先ずっと嵐に会いにいけないのかな。そう思うとなんだか悲しくなってきた。

嵐への愛だったら他の人にだって劣らないはずだ。ファン歴でいえばもう6年になる。ファンである長さがそのまま嵐への愛を示しているとは思わないが、筋金入りの嵐ファンであると自負している。だからこそ「友達が当ててくれたから、そこまでファンってわけではないけど普通に好きだから行く」っていうスタンスでライブに行くやつが一番ムカつく。ぶっ飛ばしたくなる。だったらそのチケット私に譲れ。いや、もはや私じゃなくてもいい。真の嵐ファンに譲ってやれ。お前みたいなやつが行くよりよっぽど有意義だ。

沈んだ気持ちのままウォークマンのプレイリストに入っている嵐の曲を流した。この曲が生で聞けるのは何年先の話なのだろう。耳元で歌っているはずなのに、ものすごく遠い存在に感じる。ああ。神様、私にチケットを恵んで下さい。

 

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「チケ運/嵐/ネズミ」への2件のフィードバック

  1. すこし、ありきたりで面白みに欠けると思う。ではどうすれば良いのかだけれど、テーマが嵐なのだからそれをより回収していくとおおっとなると思う。僕が思いつく感じならば、運がないので八十八ヶ所巡礼行くけれども、その期間中台風に襲われていて、それにも負けず、無事終えた結果、チケットを手に入れたが、そのチケットが突風で飛んで行ってしまったという感じかなぁ。文章というのは様々な可能性があるので、いろんなアプローチをするとおもしろいと思いますよ。

  2. 「嵐のチケットが欲しいけど取れない」というストーリー自体はは平凡であるので、文章自体により抑揚を加えたり、ストーリーに展開を加える必要があると思います。
    例えば、当たることのないチケットを本当はないものだとして考えてみたり、運がないという話から別の不運話につなげたり。ざっと思いつくのはこんなところです。

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