嵐への追悼文

”ストーム・ライダー!!”

をご存じだろうか。

海近くのかの夢の国に存在する、飛行体験プログラムの通称だ。
体験できるのはその名の通り、飛行型気象観測ラボ「ストームライダー」の二号機。外観はおおむね小型飛行機のようだが、実際は段違いにでかいし、全体的に厳つく、みるからに頑丈そうである。

プログラムの概要は以下の通り。

「ストームライダー」に試乗するにあたって、発着は「気象コントロールセンター」にて行う。この施設はもともと地球上の複雑な気象の謎を解明する観測・研究施設であり、そこに勤める者たちの最終目標は嵐を制御することだった。異常気象が増加している今日この頃、その被害も甚大なものだ。それを少しでも軽減させたいという研究者たちの悲願である。
そして彼らはついに嵐を消し去ることができるミサイル「ストームディフューザー」、さらにそれを搭載する新型機「ストームライダー」を完成させた。

夢の国における「気象コントロールセンター」はポート・ディスカバリーに位置し、辺り一帯はストームライダー完成の祝賀ムードで賑わっている。いわばお膝元。”CWC”(Center for Weather Control)マークがあちこちで誇らしげに記してある。

遠方から嵐が近づいてきているらしいが、来たる史上最強嵐(風速70m、気圧は925hPa。実は高知県室戸岬にほぼ同規模の台風が来たことがある)に対しても「ストームディフューザー」があれば被害を出さずに済むかもしれない!観測デッキに同乗して見に行こうじゃないか!

が、しかし問題がある。

ミサイル「ストームディフューザー」は嵐の中心付近で炸裂させなければイマイチ効果が出せない。もとい、出ない。
嵐の暴風のなかで遠距離砲撃のできるようなものでもない。
つまり、ミサイルを積んだ「ストームライダー」はなんとしてでも嵐の真ん中へ突っ込んでいかなければならないわけだ。
頑丈にもする。

……そういえば、一号機の行方は私も聞いた覚えがない。

ということで、体験者は嵐の中心目指して奮闘するフライトプログラムを楽しむ。

また一層楽しめるのはお調子者のイケメン(声だけ)操縦士、キャプテン・デイビスのおかげだ。私的には途中離脱のキャプテン・スコットも捨てがたい。

他のアトラクションに比べ物理的に激しく動くことがなく、多くの人が安心して楽しめる。また、一回の稼働で動員できる人数が多いので待ち時間が短いのも特徴だ。

来年2016年5月16日をもって終了するこのアトラクションに、今一度乗りに行きたい。

おやつのピーナッツを持って。

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「嵐への追悼文」への3件のフィードバック

  1. これが何を目的として書いたかの文章はわからないのでそこは聞きたい。ストームライダーについてはよくわかった。なので、ストームライダーの紹介文としては文章は機能していると思う。だけれど、それを共有したいのはなぜなのかということはよくわからない。これを読んだ人にストームライダーに乗って欲しいのか。それとも、ストームライダーについて知って欲しいのか。そこらへんを詰めると、プラスアルファではっきりした、文章になるのではないか。

  2. 前のコメントにも出ているが、紹介文という要素が強くなっています。文章のジャンルに制限はないのだから紹介文であれば問題はありませんが、タイトルに「追悼」とあるのだから異なるのだと思います。例えば、行方の分からない一号機と無くなる二号機を重ね合わせたり(そもそも一号機を文章でわざわざ出したのに特に展開が起こらなかったことももったいないと思います)、ストームライダーに関連して夢の国での思い出を出し、それが消えていくという感じにすれば無くなる雰囲気が出るのではないでしょうか。

  3. 僕もストームライダーが好きです。なくなってしまうのは寂しいですよね。ものすごく細かい設定を知っていたり、ピーナッツのくだりとかすごいコアな感じできりんさんのストームライダー好きがすごく伝わってくる文章だと思いました。それだけに紹介文で終わってしまっているというのは少し残念な気がします。そこからもう一歩踏み込んだ体験記とかだったらもう少し自分の色が出ておもしろいものになったかもしれないですね。

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