初日/キャプション/ヒロ

image
 2016年1月1日、三重県志摩市の祖父母の家で目を覚ました私は少し散歩に出かけた。別に初日の出を見に行こうというわけではない。第一、日はとっくに上っていた。本当にただの散歩だ。
 天気は快晴。風も穏やか。目的地はすぐに決まった。祖父母の家から海までは徒歩数分。毎年見ているが、海の姿に飽きることはなかった。
 田舎の少し寂れた港町を抜けて、海に着いた。腐るほどのテトラポッドとゴミと小石だらけの砂浜。まあ観光地ではないからしょうがない。
 緩やかなカーブを描く水平線を見て地球の形を再確認しつつ私は太陽を見上げた。それは明るく海面を照らしていた。この太陽が出てくることを初日の出というのなら、この太陽は初日というのだろうか、なんてくだらないことを思いながら私は波の音を聴いて過ごした。

0 votes, average: 0.00 out of 50 votes, average: 0.00 out of 50 votes, average: 0.00 out of 50 votes, average: 0.00 out of 50 votes, average: 0.00 out of 5 (0 投票, 平均点: 0.00,  総合点:0  |  
投票する為にはユーザ登録する必要があります。
Loading...

「初日/キャプション/ヒロ」への1件のフィードバック

  1. この太陽は初日というのか、のくだりがどういうこと??となってから、単純なことか、と思い直した。

    文章が短い分、印象的な部分がどうしても欲しい気がする。この字数で、だらっと終わってしまうと、印象が残らない。感情面がないからかな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。