わたしにとって/百合/やきさば

わたしにとって百合とは何だろう。別に特別好きではないのだが、かといって毛嫌いしているわけでもない。腐女子なるものを発症してから二次創作の世界に入ったことで、百合というジャンルは割と昔から知っていたし、免疫がないこともない。友だちやネットでこの百合の話が面白いと言われれば抵抗なく読む、その程度である。まあ、自分にとってどストライクな作品に出会えば「百合って素晴らしい…!」と簡単に感化されてしまったりするのだが。

百合の反対に弥生がある。すなわちホモでありBLのことだが、わたしは腐女子なので百合よりホモを好む。GL(=百合)とBLのどちらか好きな方を選べと言われれば迷うことなくBLの方に手を伸ばすし、それがNL(=ノーマルラブ)だとしても結果は変わらない。

BLとはファンタジーだと思っている。少なくとも二次元の世界のものであって、今私が生きている現実世界にBLの「萌え」を持ってくることはまずない。自分の日常生活の中で目の前にいる男性をモデルにしてホモを考えることはあまりないし、ましてや知り合いの人で妄想するのはもってのほかだ。しないというかしたくない。BLは二次元の世界だからこそ美しいのだ。

じゃあ百合はどうだろう。正直よくわからない。百合となるとBLと話が大きく変わってくるのは事実だ。なぜなら百合は女同士の恋愛だ。女同士。女。自分との共通項だ。もしかしたらそれが原因なのかもしれない。自分と同じ女となるとよく考えられないのかもしれない。ホモなら割り切って考えられるのだが。

百合とBLの違いってなんだ。よく言われることは、女は気持ち先行。男は体が先行しがち、ということだ。この指摘はあっていると思う。あくまでも二次創作の世界ではそういう傾向が強いように思われる。体本位で動いてしまう男たちが私的にはありがたいし、そこからこじれていく物語が大好きだ。
対して百合は性欲より、感情が先行して発展すると思う。少なくとも私が触れてきた作品はそうだった。同じ会社の男ばかりの部署で女1人、実力が認められて奮闘していて、それに憧れを抱くと同時に妬みを感じていたのだが、彼女が陰で苦しんでいるのを見てしまったのをきっかけに恋に落ちてしまうとか。しかし、それを認めるのも悔しくてずっと素直になれなくて問題がこじれちゃったりするとか。うーん、楽しい。すぐ体の関係に持っていかれるのではなくて、純粋で透明な気持ちで交際をしていく彼女たちは可愛らしい。

ここまで語ると百合の話がどんどん読みたくなってきた。おすすめの作品がある方ぜひ教えてください。代わりにBL本をお貸ししますので。

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「わたしにとって/百合/やきさば」への3件のフィードバック

  1. むしろ、百合の対立項です!みたいな顔をした薔薇論を読んでみたくなりました。読んだという経験がないからなんでしょうが、百合論についてもっと聞きたいです。性別以外の違いって何なのか。確かに百合ってプラトニックな印象がありますし、まあ私が女の子を理想化して見ていたりするせいかもしれないんですが。
    ちなみに、BLの図式が美しいのって、どこまでだと思いますか?映画とか、微妙なラインのもの。三次元はダメって、基準が曖昧ではないでしょうか。海外ドラマで好きなものがあるのですが、その作品、画像検索するとあっ……
    っていうイラストがそこそこ出てくるのです。これ描いている人はどういう感覚なのだろうなと思ったことがあったので、少し気になりました。

  2. 思考プロセスの言語化が上手です。自分の趣味である男性同性愛に関してさらっと触れているだけになってしまっている部分はありますが、すんなり頭に入ってくるのでよく書けていると思います。
    薔薇のいちジャンルとしての同性愛は、「弥生」ではなく「やおい」です。知人に弥生という人がいましたが、フランス人には発音が難しくやおいと呼ばれる、と言っていたのを思い出しました。やきさばさんも音重視で弥生だと認識したのでしようか。

  3. 硬い文章ではなく、とてもすらすら読むことができました。

    結局、百合とBLは理想像の押し付けなのでしょうか。こんな世界を見てみたい、でも現実では想像できない。そんな願望の発散先がその二つに行き着いているのなら、どこか体験したいと思う気持ちがあるのかもしれませんね。それが異性ではどうしても男女という壁(?)にあたるから、考えにくいのかもしれません。

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