肩までゆっくり浸かりましょう

バイト代が入ったんですが、ここ半年ほどで大概のものを揃えてしまったのでいかんせんこれといった使い道がない。先生のようにオーディオに凝るには逆に少し足りないし、と思ったところにAmazonからのおすすめメールです。見てみるとデジタル一眼レフ用の交換レンズがズラリ。

これが最近流行りのビッグデータですね。顧客の商品の購入・閲覧状況を集積し、顧客自身よりも好みを把握しているわけです。
まんまと販売戦略にしてやられて悔しい気持ちもありますが、勧められた商品は趣味に合っていますし、何よりいいものであることに変わりはありません。値段も2万強と比較的手ごろです。
給料日も来たので、勧められたレンズをポチりました。

 

夜8時ごろにお急ぎ便指定でデビット決済したら次の日のお昼12時に即届きました。日本の物流ってすごいですね。
今回購入したのは『Nikon DXフォーマット AF-S NIKKOR 35mm f 1.8G』単焦点レンズ。
単焦点というのは、簡単に言えばズームが効かないレンズです。その特性を活かした明るさ、また美しいボケ味が魅力です。

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というわけで、さっそく開封してみました。花形の絞りが素敵。

AFとか1.8Gとかなんのこっちゃ、という方も多いかと思うので以下説明です。

まず、AFとは「オートフォーカス」の略。
自動でフォーカス(一般的にはピントと呼ばれていますね)を合わせてくれ、加えてAF-Sモデルではレンズ本体に超音波モータを搭載しているため高速かつ静粛なフォーカスが可能となります。
単焦点レンズではピントを合わせることが一番の課題になるので、このあたりはかなり重要になってきます。

続いて35mmという数値に関して。これはレンズの焦点距離です。理科の時間に習いましたよね。
ズームレンズだと18-55mmのように数値に範囲があるのですが、単焦点レンズはその名の通り一つの焦点しか持ちません。
ぼくの使っているD5500だと焦点距離35mmは目で見たままの距離感に近く、ファインダーを使って自然に撮影することができます。

f 1.8Gはこのレンズの特色ともいえる部分で、レンズの絞りを解放したときの明るさを指します。この明るさはf値と呼ばれ、レンズにどれだけの量の光を物理的に取り込むかを指します。
これは人間の目の働きにも似ていて、f値が小さければ(人間だと、目を見開けば)光を多く取り込むことができ、逆にf値を大きくすれば(目を細めれば)取り込む光の量を制限することができます。

基本的に、写真の明るさはISO(カメラのセンサー感度)・シャッタースピード(どれだけの時間シャッターを開いて光を取り込むか)・f値(どれだけの量の光をレンズに取り込むか)の3つの要素で決まります。
このうちISOは電子的なセンサーの性能に依存するので、よほどの高級カメラでない限り感度を上げるとノイズが出てしまいます。
また、シャッタースピードを遅くすれば(長い時間シャッターを切れば)画面を明るくすることもできますが、手持ち撮影では手ブレが起こってしまうため長時間の露光は三脚が必須となってしまいます。

ここでf値の出番です。f 1.8Gのこのレンズは、単位時間あたりに取り込める光の量が非常に多く、シャッタースピードを短く(手ブレを大幅に軽減)し、ISOの感度に頼らない(ノイズの少ない)撮影が可能となるわけです。
また、f値は被写界深度(フォーカスの合う距離の範囲。厳密にはこれが「ピント」です)にも影響し、f値が小さければ小さいほどフォーカス以外のボケが大きくなります。

先ほど人間の目の例えをしましたが、近視の皆さんは身に覚えがあるのではないでしょうか?取り込む光の量を抑えれば(目を細めたり、小さな穴から覗けば)、焦点の合う範囲が広がる(遠くのものが見やすくなる)わけです。その逆もしかりです。
もっとも、目が悪いからとあまりに目を細めるとガン飛ばしてるみたいになるので気を付けてくださいね。

 

説明が長くなりましたが、この単焦点レンズはf値の小さいレンズであるため、明るい画と美しいボケ味が魅力です。
実際に使ってみましたが、世界が変わりました。最高です。標準レンズにも慣れ、腕の上達に一定の限界を感じていましたがこれでもっと頑張れそうです。
さてさて、百聞は一見に如かずとも言いますし、ここらで試し撮りの成果をお披露目して締めにしたいと思います。

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最後に。ねんどろ沼、グッズ沼のような趣味と同様、カメラにハマった人間はレンズ沼にズブズブと嵌るようです。
かく言うぼくも標準、望遠、単焦点と足を突っ込んでしまった以上はもう抜け出せません。せっかくなので肩まで浸かる所存です。
さあ、次は広角レンズか、魚眼レンズか。今から楽しみです。それでは、また次回。

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