片思いしか書けない系!/春課題Ⅱ/エーオー

 ※次回予告の内容は都合により急遽変更されることがあります。ご了承ください。

 どうも、エーオーです。
 先日は観劇二件をハシゴしてきました。それでいろいろ考えたよしなしごとを。見に行った劇はどちらも知り合いの出演しているものです。宣伝したいんですけど、私の書く内容的に今回は伏せます。
 まあ、何が問題かというと「愛って何だろう?」ってことですよね。

★しんじらんねえ!

 ひとつ目に見た劇では、主人公が女の子に恋をするお話なんですね。はい。特定を防ぐために内容をいろいろ置き換えて話します。 
実はその女の子や仲間たちは故郷の星を追われた宇宙人で、その星を自分たちの利益の為に搾取しようとしているのが主人公の父親なんです。なんと女の子が恋をしたのは憎き敵の息子なわけです!
そのへんの立場のこじれを乗り越えて二人は仲を深め、ついに一緒に暮らそうと主人公が告白! しかーし、女の子は主人公のことなんて好きではないと言い張ります。
 マジかよ! 傷つき、その場を去る主人公。だが実は、女の子も主人公のことが本当は好きなのだった。でも、宇宙人のため地球の都会の環境で暮らすことができないのでいっそ主人公と別れようとしていたのだ。つまり、二人は両思いだったのです。そのことを友人から聞かされた主人公は、もう一度女の子のところへ走ります。

 まあ、そのあともいろいろあったんですけどね。今は話の骨格だけ抜き出しているので情緒もクソもないのですが(本当に劇場の木造の雰囲気がよく似合った素敵な劇でした)。
 それはともかく、もしかしたら関係ないともいえるようなところで、私はしんどさを感じていたんですね。

★片思いしか書けないの?

 さて、そういえば私あまり両思いの話を書いたことがないな。しかも百合に至ってはすべてが片思いだな。ということに最近気づいたわけですね。なんで片思いなのか。そんなことを思っている矢先にこの芝居を観て、

 あ、だってそれは、都合のいいお人形遊びになってしまうのが怖いからだなって。

 お話って、結局はじまりは誰かがひとりで書いたものじゃないですか。
私たちは普段、一人称で世界を見ているわけですよ。物語みたいな別視点は決して存在しないし、相手が何を考えているかなんて分からない。
 そんな場所で“両思い”を描くって、それは作者の都合のいい妄想じゃないかなって。
 片思いはいいんだよ! ひとりでできるから。自分の気持ちは自分が分かってる。でもキャラクターに託して両思いを書いてしまったが最後、「自分も相手を思っているし、相手も自分を思っている」「自分の好きな人が、実は自分を好きでいてくれた」という状態が成立するっていう、叶わない夢を見ていることを知られてしまうことじゃないかって。その夢を維持するために描き続けるって、なんて空しい人生なんだろうって。

 辛くなってきたぞ。うん。

 で、冒頭の演劇に戻るわけです。私は主人公と女の子が交流するたび「これは作者の夢なのでは」っていうことをずっと考えてたんです。「二人が恋をしている」という状況自体が信じられない。すべてが演技にみえる。いや演技だけども。恋なんて二人の間に本当にあるのだろうか。そんな感じでした。

 はい、そんで二つ目の劇を観たんですね。
 二つ目の劇の内容を置き換えながら超編集すると、UFOをずっと信じている女性に、超能力者が自分がやっているとはばれないように念力で円盤を浮かせて見せるというものでした。最後は「突飛なことをずっと信じ続けていたら、いつか叶う」というメッセージで幕は閉じます。そして帰り道ぐるぐる考えていると、ふとひらめくものがありました。
 

 そうか、

 つまりはそういうことだったのか!!

 愛とはそういうことなのだな!!

★宇宙の真理を知ったエーオー、そして人形遊びではない物語

 もう一度、一つ目の劇に戻ります。お付き合いください。
主人公が女の子にプロポーズをしたとき、女の子は主人公のことなんて好きじゃないと言います。それをそのまま「彼女は僕が好きではない」と取ってしまった主人公は、フラれたと思っているんです。本当は女の子は主人公が好きなのに、そのことを「知らない」ために。
 つまり、友達に「本当は彼女は君を好きだよ」っていうことを教えてもらえない限り、二人の両思いは成立したことにはならないんです! 観客はどちらの視点も経験できるから知っているけど、主人公たちは一人称でしか物事を見られない。
 つまりな、「自分も相手を好きで、相手も自分も好き」という状態を信じない限り、愛は生まれないってことなんじゃないか!?
 いや、お前やっと気づいたのかよって言われたら、はいそうですしか言えないんですけどね。だから、愛というのは「自分の好きな人が自分を好き」という夢みたいなことを恐る恐る2人で信じ続けようとすることなんだなと。この劇のように友人が教えてくれるなんてことすらないかもしれないけど、行動とか時には言葉で証拠を集めるみたいにして夢の輪郭を確かめる。そう、愛とは信じる者の前にしか現れないのだと!

 まあ、なんで愛を信じられる人は一つ目の劇の主人公と女の子に対して、私のように「人形遊びだ」とは思わなかったのかもしれませんね。最初から。

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 さて、この結論を手に入れた私はどうすればいいのか。物語に生かす! そういうことです。私は一体どうやったら「二人は両思い」という状態を受け手に伝えることができるのか。人形遊びではなく。
 うーん、単純に考えれば「あの子がこの子を好きなのでは?」と思わせる証拠を増やすことなのかなー。エピソードを重ねるということ?
 あとはもう「二人の間に何かがあってほしい」と思わせるために何ができるかといったら、キャラクターを大好きになってもらうしかないのか。なんか適当だな。具体案がないわな。そんなことを考えながらまた今日も暮らしていきますね~。

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次回予告:ひょんなことから、中村明日美子『同級生』の原作漫画を読破したエーオー。衝撃を受け、決意を新たにする。「な、なんか……あからさまじゃなくて、匂いたつような、えろい、お話が、書きたい――!」参考文献・作品リストを五個は埋めることを目標に、えろとは何かの探究を始めるエーオー……! 果たしてエーオーの明日はどっちだ!?

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