異世界への考察①/春休みの課題②/Gioru

こんにちは、Gioruです。今、自動車講習に通っていて、主に交通面でのルールを叩きこまれている最中です。思ったよりも知らなかったことが多かったりして、私にとっては、わかった気でいたことが、実は違うなんてことがしょっちゅう発生する現場となっております。

 

交通標識を1段階の学科教習で覚えなくてはいけないのですが、予想通りというか、かなり数が多いのです。本標識の4種類のうち、案内標識を抜いたとしても、合計で94種類も学科教本には書いてあります。試験に出やすいものが決まっているとしても、覚えるのは辛そうです。

 

という訳で外を歩いて標識を見かけるたびに、あれはなんだったかな、と思いながら外を歩くわけです。そうするとあら不思議、今まで歩いていた道は私の知らない世界へと早変わり。今までに見てきたはずの道なのに、全く知らない道へと足を踏み込んでしまったかのように感じたのです。すると、やけに標識を意識するようになって、目をランランとさせながらお上りさんみたいにしばらく道を歩き続けるのです。まぁ、何日もそうしていたら同じ道ではそうなることは無くなってしまいましたけど。

 

思えば、未知の世界って心躍りませんか? あるいは不安でいっぱいになるかもしれませんが。どちらにせよ、何とかして情報を得ようと必死になるわけです。あとで思い返してみると中々楽しいのではないでしょうか。あ、危機的な状況ではさすがに楽しめないでしょうけど。知らないことを知っていくのは楽しいのでしょう。知らないものだらけの世界に入り込んだら、一体どうなるのでしょうね。

 

私は2,3年ほど前からネット小説を時々読んでいます。そのサイト名が『小説家になろう』。最近ではこのサイトで上位にランクインした作品が書籍化されたり、すごいものではアニメ化されたりまでしています。そんなサイトですが、小説の累計ランキングを見ていくと中々面白い共通点を見つけられるのです。

それは何なのか。順番に書いていってみます。なお、データは3月3日現在のものです。

 

1位:無職転生―異世界行ったら本気出す―

2位:謙虚、確実をモットーに生きております!

3位:八男って、それはないでしょう!

4位:異世界迷宮で奴隷ハーレムを

5位:ありふれた職業で世界最強

6位:デスマーチから始まる異世界狂想曲

7位:転生したらスライムだった件

8位:蜘蛛ですが、何か?

9位:盾の勇者の成り上がり

10位:異世界食堂

 

これが上位10番になります。

まず、10作品のうち5作品に異世界という文字が題名に付く。その題名に違わずに、主人公は異世界に飛ばされて、そこで冒険、生活をすることになる。次に目に入るのは7位と8位。主人公が人間ですらない。内容を確認してみると、主人公はもともと人間であったが、何らかの理由で人外転生をして、異世界で生活をすることになっている。それ以外の作品も、異世界へ召喚されたり、転生して第二の人生をスタートしたりしている。

 

ここでいう共通点とは、物語の主人公は、いずれも主人公が生まれ育った世界を生きていくのではなく、主人公の生まれた場所とは違う世界を旅するのである。それは剣と魔法の世界であったり、ゲームの世界であったり、現実にそっくりな別世界であったりする。

 

このサイトがそのような小説を中心としたものだけを集めているのかといえば、そういう訳ではない。別にどんな作品でも投稿可能である。ただ、ユーザーに好んで読まれているのはそういう作品が多いというだけ。

 

これはいったいどういう訳なのでしょうね。もはや、主人公たちが生きている世界に魅力を感じていないのか。それ以上に、異世界というものへの興味が大きいのか。判断に困ります。はやりと言われてしまえばそれまでではありますが、ここまで支持されているのなら、何かしらの願望が今の私たちには存在しているのかもしれませんね。もう一度やり直したいのか、自分の常識が通用しない世界で暮らしてみたいのか。そんな願いがあるのだとしたら、生まれ変わることは決してかなわない(輪廻転生という概念が実際に存在すれば別であるが)ことであるし、魔法の世界なんてこの世には存在しない。虚構の存在を求めていることになる。

 

実際にはできないからこそ、物語の主人公に代わりに転生してもらって、そこに自分を投影するのか。では、それは異世界でなければいけないのか。現実を舞台にした物語の主人公に投影させることではだめなのか。私にとっては謎ではありますが、異世界への魅力は少なくともあります。もし、人生をやり直せたら、なんて思うこともありますし、別の人間として生まれ変わったら、なんてのも面白そうです。そこにはそれだけの未知がありますしね。

 

そういうIFの世界への憧れがにじみ出ているのかもしれません。

現在、佐々木高弘著の民話の地理学を読んでいます。虚構が織りなす現実とは何か、そんなことを考察している本です。読み終わり次第、この考察の続きをかけたら、と思います。


 

小説家になろう

http://syosetu.com/

 

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