FIRST OF ALL/春課題②/三水

タバスコってすごいよね。

中三の夏、塾合宿の食堂でカンペキなUさんがこぼして以来、やけに染み付いた言葉である。
wordやexcelはもちろん、紙折りやファイリングなどアナログ手作業を含め卓越した技術を有し塾頭の信頼厚い『スーパー事務バイトのUさん』。
常に最先端の【しゃれおつ】情報を受発信し男女比1:12でUSJ満喫しちゃう、塾頭の羨望の的『Uのヤロウ』。
その彼の言だからこそ、覚えているのかもしれない。

タバスコってすごい。

タバスコは調味料の一つである。
あるいはソース状香辛料。辛味ソース。
しかし、ただのドレッシングやソースとは違う。
タバスコとは、商標名であり、固有名詞であり、代名詞でさえあるのだ。
タバスコと言えばタバスコソース。
分類するなら砂糖や塩、醤油と同格。
そこらのゴマだれや青シソドレッシング、ブルドックやおたふくやカープソースとはわけが違うのである。
(カープファンの方申し訳ない。カープソース美味しいです)

タバスコはアメリカ・ルイジアナ州のマキルヘニー社が開発した調味料であり、同社が独占栽培しているメキシコ・タバスコ州原産のトウガラシの一種『タバスコ』を主原料としている。
この『タバスコ』の実を擂り潰し発酵させ、酢や塩などを添加した物がタバスコソース。
発酵に三年、酢を添加し辛さを薄め(この辛さの単位をスコヴィル値といい、『何倍の水で薄めれば辛さを感じなくなるか』を基準にした値である。唐辛子タバスコは約50000スコヴィル、ソースは約2000スコヴィル=2000倍に薄めれれば辛くない)、そこから一月は置くという。
余談だが、メキシコで行われる辛い物世界大会『スコヴィーアワード』の後、ほぼ必ず、ランクインしたトウガラシを主原料に同名のホットソース(デスソース)が開発されるそうだ。ハバネロ(実は約300000スコヴィル)やジョロキア(約1000000スコヴィル)など、ネタ的にであれ、それなりに売れるらしい。

さて、そんな有象無象の辛味ソースの中で郡を抜いて普及しているタバスコ、当初製法は秘匿され、当然販売も独占。現在もアメリカ・ルイジアナ州にある一工場から、世界の食卓にお届けされている。
この知名度。認知度。
愛知県岡崎市で二蔵限定製造の八丁味噌と同列、いやそれ以上かもしれない。
(愛知出身の方申し訳ない。カクキューもまるやも美味しいです)
我々がタバスコと言えばそれは、『マキルヘニー社独占販売のタバスコを主原料にしたオリジナル辛味ソースタバスコ』のことであり、例えるなら(本物の)パルミジャーノ・レッジャーノや(本物の)シャンパーニュ。
タバスコをホットソースの一種とするのは、醤油と味噌を大豆加工調味料と括るに等しい。
それどころか、タバスコこそ辛味ソース、ホットソースの代名詞として、数多の類似品・加工品が開発され続けている
商品、いや唯一無二の調味料なのである!

タバスコってすごい。

大学入学を機に事務バイトとして塾頭に拾ってもらい、カンペキなUさんの遺産である『高性能過ぎてわけがわからない』カスタマイズされたexcelと戦いながら、しみじみと思う。

皆さまの脳にもインプットされたのなら、幸いです。

【参考文献】
・コトバンク「タバスコ」
https://kotobank.jp/word/%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%B3-562177
・WDSC 「ホットソースの基礎知識」
http://death-sauce.jp/knowledge.htm

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