写真が入らない/春課題一/きりん

新潟まで合宿に行った価値が何かと考えたら、なんとなく明け方に見た山々を思い浮かべていた。

 

布団から這い起き、朝食をとり、練習。しばらく記憶が飛んで、いつのまにか呑んでる。夜だか朝だかわからない時分になって布団をかぶり、また朝食。そんな日々もこれで何日かという朝。何をしていたのか定かでないが、気がつけば死屍累々、惨憺たる有り様の部屋に一人。同室の猛者たちは私を置いて無意識の世界へいってしまった。雑魚寝状態での自分の定位置へと窓から寒風が吹きこんでいたので、色々と踏んづけながら窓を閉めに向かう。

 

朝6時。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少しあかりて。紫だちたる雲の、細くたなびきたる。

撮った写真を見て、後からそのままの景色だと気づいた。新潟も、彼女のいたであろう京都も、空は大概同じなのかも。

 

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