人形遊びだけ/オレの文章/なべしま

1日の大半を自分のことだけを考えて過ごしています。なんて嫌らしい脳味噌なんでしょう。私には理想があります。けれどもどうしたって私の魂が、その理想にはなり得ません。魂に優劣があるのなら、私のは間違いなく劣でしょう。

文章を書くことには、私にとってできるだけ遠い、美しいものを生み出せるという価値があります。失敗というのは文章も稚拙でどうしようもない、自分を前面に押し出したものを書いてしまった時です。

文章を書くのは自傷行為といいますから、傷つきたくないだけかもしれません。私が自分の主観から抜け出せずに、同じ場所で立ち止まっているのに気付かれたくないのかもしれません。他人に働きかけることのない、自分だけで完結していることを隠したいのかもしれません。あるいは底の浅さを露呈させたくないだけでしょうか。
そんなクズの魂なんて要りません。
そもそも人間が要るか、要らないかは置いておきます。個人が居るとして、その個人が社会を作った時にクズは必要ありません。死んでも構わない。他人のことは知りませんが、私の魂とか心とかいうもの、理想とは程遠いクズは要らないのです。

そんなクズがなぜ文章を書くのか。美しいものを書こうとするのか。
物事は私からかけ離れるほど美しくなります。得られない理想を書けると、とても嬉しいのです。その時だけは自分を捨てられた気がします。この世で一番手の届く範囲にある、直接的には誰の手も借りないで自分を殺す方法かもしれません。

こんな陰気で根暗な人間が文章を書く理由とは、そんなところでしょうか。

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