苺マシュマロを殴りたい/オレの文章/θn

 たまにTwitterとかにいるじゃないですか、「私に包丁とか持たせないでくださいね!(やたら立体的なハートの絵文字)下手したら刺しちゃうかもしれないんで(黄色い絵文字、笑顔×10)」とか「破壊衝動みたいなのがあって、ついうっかり人殺しちゃったらどうしよう(やたら文字数稼ぎそうな泣き顔の顔文字)」みたいなこと言ってる女。そういう奴に限ってツイート数多い傾向にあるもんで、いつ見てもいるもんだからこう、なんか、なんか歩きスマホして電柱に頭ぶつければいいのになぁって思いながら淡々とミュートしていくんですけど。ああいう中学高校にありがちな女の子って何なんですかね。どういう感情でそういうわけのわからん短文を世の中に発信してるんでしょうかね。ああいうツイートって食前にみると食欲を根こそぎ奪われるような、そんなグロテスクさがありませんか?あ、もちろんここでいうグロテスクってスプラッター的なのじゃなくて合成甘味料100%ふわふわ苺マシュマロみたいな、そんな方向性のグロさです。……いや、自分でも何言ってるかよくわかってないんですけど。なんなら苺マシュマロとか率先して食べるぐらいには好きなんですけど。とにかく思春期女子の何人かに一人が陥る「社会に適合できない自分特別で可哀想」って考えが凡庸できしょいって話です。
 まあここまで私がそういう女の子たちに嫌悪感を抱くのは「危うい私が大好き」っていう時期が自分にもあったからなんですね。多分本当に彼女たちを客観的に見ることができている人は彼女たちから冷静に距離を置くことができると思うので。こういうときの同族嫌悪ほど強い憎悪ってないかもしれないですね!そりゃあもう葬りたい過去です。
 ところが文章の話になるとちょっと状況が変わってくるんですよね。なんというか悲劇のヒロイン症候群まっしぐらで白馬の王子様を信じて疑わなかったころの発想力?想像力?みたいなものは失いたくないもんだなーなんて考えてる私がいるんです。そういう自尊心を拗らせてる頃って自分が特別だってことを証明したいもんだから、目は自分の方にしか向いてないのに他人に自分を表現しようと必死になるのかな、と。だから独りよがりで不快な文章を、それでもある一定の信念みたいなものに基づいて作り続けることができるんでしょう。それがいいか悪いかは置いておいたとして、完全になかったことにしてしまうのはもったいないなあと思ってしまうのです。こういう感情も結局自己防衛からなるものかもしれませんが。
 ってなわけでそういう中高生女子特有の良く言えば瑞々しくって純粋な、言葉をちょっと選べば若くて青い、言葉を選ばなければ世間知らずで無知な、そういう世界を全く特別じゃないように表現してやりたいんです。自分にもそういう忌むべき気質と自覚と、あるいは今でもそれに該当する頭の悪さみたいなものを知らず知らずに発散している可能性がある人間にしかできないことをしたいんですよね。社会的には全く必要のないことかもしれないけれど、それでも。なんだか、昔自分も誰かにとどめを刺して欲しいってそう思っていたような気がして。
 気持ちの悪い彼女たちにお前の気持ち悪さなんて特別じゃねーんだよって、それはお前が女子高生だからなんだよってそう言ってあげられる文章、それが私の文章であるべきだと考えています。

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