愛について/どうなの?/やきさば

ああ どこか物足りない今日は
あなたの 濡れた眼差しが嬉しい

1980年代に活動した田島貴男率いるバンド、ORIGINAL LOVEの「接吻 Kiss」という曲の歌詞の一部だ。なんとも恥ずかしい曲名だが、ORIGINAL LOVEの曲なら、田島貴男が歌うなら仕方ないといった感じだ。

抜粋した部分からもわかるように、歌詞は所謂「大人の恋愛」を描いたようなもので、少々エロッティック。はじめはおしゃれだなと思ってさらっと聞いていたが、よくよく考えると、この歌詞、どうなの?と感じてしまう。

ああ どこか物足りない今日は
あなたの 濡れた眼差しが嬉しい

「物足りない今日」を埋めるために、「あなた」を求めているようにおもうのだ。それってどうなの?愛があるから、好きだから「あなた」を求めるんじゃないの?

なべしまさんの投稿で見た「くだらぬ者とは、(中略)肉体を愛の対象として愛を寄せるもののことである。」という言葉を思い出す。ほら、そういうことだよ。この歌詞の主人公くだらなくない?満たされた今日でも「あなた」を求めようよ。愛って無条件に「あなた」を求めることじゃないの?

とはいえ、わたしもこの歌詞のような感覚を感じたことがないわけではない。
物足りない今日…課題が計画通り終わらなかった日とか、友だちとのおしゃべりがうまくいかなかった日とか、授業がつまらなかった日とか、その言葉を聞いて想像できることは沢山ある。そしてそういう日に恋人から求められると確かにそういうフラストレーション?的なものを埋めてもらえるようで確かに嬉しい。他人から求められる自分に満足できる。けど、それって傲慢じゃないか?恋人が無条件に自分を求めてくれることに甘えている。自分は都合いい時だけ求めるくせに。

それって愛じゃなくない?「好きだから」じゃなくない?
と思ったところで恋人もわたしと同じなんじゃないかと気づいた。
恋人もまだ、わたしに会うまで過ごしていた時間に満足していなかったから、わたしを求めるに至った、ということ。

けどそうなると、もう私たち恋人じゃない。

ていうか愛ってなんだ?愛してるってなんだ?なんで接吻するんだ?教えてくれよ田島さんーーーーー!!!!!

と、ここまでいろいろぐちぐち言いましたが、ORIGINAL LOVEの「接吻 Kiss」自体はとてもいい曲なのでぜひ聞いてみてください。夜中、家までの帰り道に口ずさむと雰囲気がでてサイコーですよ。

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