2016年5月の夜に考えていること/どうなの?/T

好きな人とどうしてうまく話せないんだろう。自分がこの人いいな、もっと仲良くなりたいなって思う人ほど、どう会話していいか分からなくなってしまう。本当はもっと色んなこと話したいし、その人の事知りたいのにって思う。そこまで欲張らなくてもただくだらない雑談がしたいだけなのに、どうしてこう話題って出てこないんだろう。近くにいるその人の顔とか声とか雰囲気を感じとってしまうと、頭の中が固まって、息が詰まる。向こうから話しかけてくれても、あー、うん、そうだよねくらいしか言えない。自分から実のある言葉が何も出てこないから、せっかくの会話がすぐに終了する。その子私の前から去る。私もなぜか足早に誰もいないその場を立ち去る。夜に自分の部屋で、そのシーンを脳内プレイバックし、また息が詰まる。

 

 

 

高2のときに初めてデートみたいなことをしたとき、大好きだった女の子と並んで歩いてて話題が見つからなくて、頑張って何か無いかとひねり出して、ちょっと上ずった声で、今日は寒いねって言った。そんなことしか出てこなかったのだ、脳から言葉が。でもそんな脈絡もなく今日のお天気の話を始めたりした私を見て、彼女は笑いながら、話を色んな所へうまく転がしてくれた。ずっとオロオロしている私の変な話を聞いてくれて、彼女も色んな話をしてくれて、こっちの緊張も溶かしてくれた。その子のおかげで少し楽になった私は、初めて好きな人とずっとしたかったくだらない雑談ができてるって気になって、その時すごく楽しかった。

でもたぶん彼女はそんなことして楽しくなんかないよなって思ったりして申し訳なくなったり、彼女は俺よりだいぶ大人だなぁって漠然と考えたりしたのだ。そしてたぶん今の自分にはすぐには無理だろうけど、数年後くらいには俺も人に気を使わせないくらいには話せる人にとりあえずなろうと、そのデートから帰宅した夜に布団の中で決意した。

 

 

はずだったけれど、

 

 

私は先週も、今勝手に好意を寄せている女の子にたまたま会ったときに頭が真っ白になって、今日はいい天気ですね的な話を唐突にしてしまっていた。死にたい。数年たっても私は何も変わらなかった。

突然オドオドしながら謎の天気の話を切り出す小男(19)に、どうしたの?って笑いながら、そうだね~、今日はあったかいね~。なんてのほほんと答えてくれる女の子の優しさに、なんかほんとすいませんって思う。こんな奴になんでそんな風に話してくれるのかいって泣きそうにもなる。

こんな感じのまま、あと数か月で二十歳になる俺ってどうなんだ、、、俺はどうしたらいいんだ、、、ってなことを夜中一人で私は考えているのです。どうしようもないね。

 

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「2016年5月の夜に考えていること/どうなの?/T」への1件のフィードバック

  1. 私の友達が、そろそろ1年くらい付き合ってる人に初めて話しかけられたのは「菜の花って、おいしいよね」(菜の花の和え物をつつきながら)だったらしいので、そういう些細な会話もいいんじゃないかと思います。

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