SNSと年賀状と/距離/なご

成人の際に行われた中学高校の同窓会でこんなことがあった。

私は中高一貫の男子校に6年間通っており、その同窓会では6年間一緒にいた仲間たちと2年ぶりに会うのである。普通に考えてみれば「久しぶりー」なんて言葉が最初に出てくるであろう。もちろんそれから会話が始まるケースもあったが、それ以上に出てきた言葉が

「久しぶりに会うけどなんだか久しぶりって感じしないねーまぁTwitterとかで見てるからだねー」

である。その時は「確かにそうだねーではまたTwitterでー」とか言ったが、よくよく考えてみるとこれはとても驚くべきことなのではないだろうか。

我々はSNSでつながっていることで、リアルで全く会うことが無くともその人がそばにいるような感覚になっているのかもしれない。Twitterを開けば同窓生が百数人タイムライン上にいるのだから、当たり前といえば当たり前だし、文字にして書いてみると普通のことをだいそれて書いてしまった感が否めないがやはり改めてSNSの力を感じる出来事であった。

「同窓会、久しぶり、SNS」の関連として思いついたものが年賀状である。あれもTwitterに似たような性質を持っている気がする。

あなたにもいるだろう、何年も会っていないのに律儀に毎年年賀状のやり取りだけしている人が(たとえば小学校の同級生など)。

そんな彼らにいざあって見るとさほど久しぶりな感じがしないのだ。おそらく毎年の年賀状に彼らの写真などが載せてあることによって成長した姿を毎年見ているし、近況などもその年賀状によってわかっているからだろう。

最近の若い人は年賀状を書かないなんて言われているが、確かにこれではラインやTwitterにとって代わられたということも納得がいくだろう。私たちの近況報告は年に1度はがきを出すまでもなく、日常において日々垂れ流され続けているのである。

そんな私は、ここ数年家族内で「年賀状という文化を廃止する委員会委員長」を自称し、年々送る人を減らして、卒業までには送る人も送られてくる人もゼロを目指しているところである(郵政関係の方がいたら大変申し訳ございません)。

 

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