昇天の時間/身体/さくら

エナジードリンク。

筆者は実はほとんど飲んだことがないものの、受験期には、徹夜して合格を勝ち取るための受験勉強をする多くの学生が、「エナドリキメた」などといったスラングとともに、エナドリによっていわばドーピングのような体力補給をしていた。

ところで、エナジードリンクが人間の身体にエナジーをもたらし、新たなパワーを供給するのに、何の成分が作用しているのか筆者は気になって、いつも通りGoogle先生との対談を始めたのであった。

個人的にエナドリといえば、翼を授けてくれるアレなので、アレを基準に見ていくと、覚醒作用を引き起こすのはコーヒーにも入っているカフェイン。天然由来であるコーヒーとの大きな違いは、カフェイン以外にもビタミンやアミノ酸が含まれていて、人工的に配合された物質によってより効率よく翼を授けてくれるところにある。ここでポイントなのが、アレ250ml缶1本に含まれるカフェインの量はコーヒー1杯と同程度と言われており、およそ80mgなのだそうだ。

ところで、レッドブル(隠すの疲れた)にはその効果から熱烈なファンが少なくない。翼を授けてほしいあまり、ほんとに翼を広げて空の国へ昇って行ってしまった猛者もそこそこいて、結構問題になっているみたいだ。カフェインといえば、濃くなるとなかなかの毒物で、摂りすぎると意外と早く致死量に達するという話は皆さんも聞いたことがあるかもしれない。

カフェインの致死量(厳密には、半数の人間が死ぬ量)は体重5kgあたり1gとされている。ちなみにどんな症状が現れるかというと、死亡事故になった例だと心臓が爆発している。ハートブレイク(物理)。また、致死量の手前に急性症状のボーダーラインがあり、3時間の間に体重1kgあたり17mgの摂取で急性症状が現れると言われている。

正直ピンと来ない。

その気持ちわかります。なんでざっと計算してみます。とりあえずここに体重60kgのスリムな男性を連れてきました。これから彼に翼を授けてみます。レッドブル缶1本が250mlで、80mgのカフェインを含んでいるので、3時間に1020mgを摂取すると急性症状が出て担架で運ばれていく。つまり、3時間13本飲み干すとお空から天使が降りてきてアップを始めるというわけだ。量にして3.25L

あれ、意外と少ない。

致死量となると150本飲む必要があるが、急性なら13本。飲もうと思えば飲めるんです。これがやっぱり落とし穴で、たくさんの昇天者を出している原因にもなっている。炭酸入りの清涼飲料水という側面も持つレッドブル。飲みやすさも相俟って飲み手を空の旅に誘う。

 

 

高々大きなペットボトル2本分のレッドブルで、どこか遠くへ行ってしまうことができる。そう考えてみると、「キメた」というヤクみたいな表現、あながち間違いではないのかもしれない。寝るの遅くなったし明日キメるかもなあ。

 

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「昇天の時間/身体/さくら」への5件のフィードバック

  1. イメージしやすい例えでサクサクと読めるコラムのようで面白い。
    数字嫌いには受けないかもしれないが。
    ところどころ太字のところは意図があるのかもしれないが、太字にした意味を読み取れなかった。

  2. 数字以外の太字のところは、読者の気持ちを代弁しているところなのかなとは思った。でも、「正直ピンと来ない」のは筆者の気持ちじゃないのと思った。

  3. 説明が上手ですっと頭に入ってきました。わたしもエナジードリンクをキメたことがないのでキメてみたくなってきました。もう少し身体というテーマと関連付けられたらと思います。

  4. 以前スイーツバイキングでコーヒーを飲み過ぎ急性カフェイン中毒になりかけたことがあります。あれは危ない。
    さて肝心の内容ですが、思わず読み進めたくなるような内容を、程よく軽快に書いていて楽しみやすいものだと感じました。全体の雰囲気を統一する言葉選び(真剣な語り口と砕けだ口調のバランス)を心掛けると、更に良いものになるのではないでしょうか。

  5. 段階的に説明がなされていて、スラッと読める文章だと思いました。
    文章の流れが悪くなるかもしれないが説明の根拠となる出典を載せておくだけでも、例えそれを見ないとしても、いかにもそれっぽい信頼しやすい文章になると思いました。

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