秘密/棘/jboy

丸く大きな目をしており、ふさふさした毛並みをもち、気分屋であまのじゃくな性格もあって人々に大人気の動物……。猫!そんな愛くるしい彼らではあるが、人々にはあまり知られていないある秘密を持っている。

それは猫、あるいはネコ科動物の多くで見られるものであるが、交尾について、もっと具体的にいえば雄のペニスについてである。

雄のペニスには無数のトゲがついている。これには生物学的に深い理由があって、まず第一にネコ科の動物は、毎月定期的に排卵をする人間のような動物とは異なり、「交尾排卵動物」といって交尾を行って初めて排卵が起こる動物である。同じ特性を持つ動物としてはウサギなどがあげられる。ネコ科の動物の場合、雄が雌の膣内からペニスを引き抜く際の刺激が引き金となり、排卵が起こると考えられている。以上の点から雄のペニスに無数のトゲがついていることが説明できる。つまり効率よくメスを刺激して排卵を促進させるためなのである。

ちなみに、この反応は人工的にも起こすことができ、ガラス棒などの刺激でも排卵が誘発されることが分かっている。また交尾後、つまり排卵の刺激を受けてから約1日後で排卵が起こり、これは雄の精子が受精能を獲得するまでの時間とほぼ等しい。このことからこの排卵、受精の仕組みが最も高確率で受精することができると結論付けることができる。いつあるともわからない交尾のチャンスを逃すまいとする自然の進化である。

 

上記のような理由で、メスは交尾の際非常に嫌がるし、あまりの苦痛に甲高い悲鳴をあげるのである。

自然界において圧倒的な効率性が重視された結果ではあるのだが、雌ばかりが痛い思いをしている。交尾では雄に痛めつけられ、出産においてもまた痛みを伴うはずだ。

人間のように交尾、つまり性交渉に快楽を感じることはないのだろうか。

これだけの進化が長い時間をかけて行われてきたのであれば、雌の膣内の皮膚を厚くしたりして痛みの感覚を緩和し、かつ快楽として処理し、その快楽的な刺激によって排卵が起こるという進化の方向性もあったかもしれない。

あれだけ痛い思いしながらなぜ雄を、オスのペニスを求めるのだろうか。子孫を残すための本能といってしまえばそれで終わりなのだが、どうにも腑に落ちない部分がある。

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「秘密/棘/jboy」への3件のフィードバック

  1. 好まないことなにも関わらず本能がそうさせるということに関して腑に落ちないのは確かにそうだと思わせる。これに対して何らかの考えがあればもっと面白かったかもしれない

  2. ペニスにトゲがあるなんて雌の気持ちになっただけで痛いですね。面白い話ではあったけど、全体的に説明で終わってしまうのが残念です。最後の問題提起を腑に落ちないで片付けるのでなくもう少し掘り下げてほしかったです。ジェンダーの問題とも絡められそうだし。

  3. 猫は下もザラザラですよね。キツネとかも交尾エグいですけど。うるさいのは苦痛だからなんですね。

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