スズメバチのサンバ/棘/縦槍ごめんね

こんにちは、僕は佐藤樹と言います。15歳、高校一年生です。実は僕には一つ悩みがあります。それは母親がスズメバチだということです。まぁいわゆるスズメバチと人間のハーフです。これを聞いた皆さんは「え、てことは普通に生活送れないじゃん!」と思ったかもしれませんが、まぁ見た目は普通に人間です。まぁ蜂の成分は頭の触角と背中の羽とおしりについてる針です。触覚の方はカチューシャといって誤魔化してます。ちなみに触れると凄くくすぐったいです。背中と羽は刺青といいはってます。(羽は背中にぺたんと出来ます。) ちなみに羽は触られるとなんか嫌です。じゃれて触ってくる友達なんかもいますが、まじでキレていつも変な空気になります。

家族は母と父、後はたくさんの弟たちです。たくさんいる兄弟の中でも人間の形を色濃く残しているのは、僕だけで原因は父親の性欲減退にあると思われます。母が僕を生んだのが父親が22歳の時。いわゆる、モンキー時代です。それから、徐々に年を老いていくうちに弟達の容姿は段々ハチに近づいていきました。一番下の弟なんかもう蜂です。人間の成分は小さな耳がついてるくらいですね。

まぁ、僕の家族紹介はさておき、僕には一つ悩みがあります。それは先程も紹介したおしりの針のことです。これは僕が怒りを感じた時など感情が動いたときに僕の意志に関係なく出てしまうんです。これはもう棘です! そして、その度にズボンが破れて大変なのです。中学校時代はそれで一年中ズボンに穴が空いていてあだ名が「あきお」でした。ストレートなあだ名は傷つくものです。それを見越した父親が高校に入るときには大量のズボンを買い込んできてくれました。そのせいで新入生30人ほどがズボンを買えなかったらしいです。ごめんなさい。

実は棘について一番大変なのは、トイレの時です。棘の出る穴は肛門の手前にあります。トイレをするときに力むとたまに棘が出てくるのがあるのです。そして拭くときにそれが手に刺さるのです。物凄くいたいです。蜂の成分が入っているとは言っても僕のほとんどは人間なので、まぁ9:1で人間といっても過言じゃありません。ですが棘がついていて毒を持ってるというところは完全に蜂なのです。なぜそこが蜂に生まれてきてしまったのか…。トイレが毎日怖くて仕方ありません。

最近ふと思うことがあるのですがもし僕に子供ができた時、僕の子供にも棘が生えているのでしょうか。そうなるとオムツを取り替える度に私は命の危機にさらされることになります。なんと忌まわしい棘なのでしょうか。しかしスズメバチは棘を抜くと死んでしまうのでそれも叶いません。というか抜こうとすると激痛が走るので無理です。

きっと、私はこの棘に一生悩まされていくのでしょう。無事に一生を”トゲ”たいものです。棘だけになんちって。

痛い! 痛いよ! ごめん母さん刺さんといてぇーー。

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「スズメバチのサンバ/棘/縦槍ごめんね」への2件のフィードバック

  1. 面白い設定で、読んでいてとても楽しかったです。最後の部分は好みが分かれそうですね。私はなくてもよかったのでは、と思う派です。それまでに十分笑う要素が散りばめられていましたから、最後をベタな感じで締めてしまうのは勿体無いような気がするのです。あと、やはり鉢の針を棘とするのはなんだか無理矢理な気がしてしまいました。ハチといえば針ですし、棘よりも針の方が威力が高そうではありませんか…?

  2. 設定がまず面白いです。でもその分終わり方が難しい気がするので、オチとして最後の部分を持ってきたのだなと思います。オチを考えてから書き始めたのか、書いていたらこのオチ方になったのかわからないですが、なんとなく勢いでついたオチのように感じるのでいらないかなぁと思いました。

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