ある童貞の戯れ/妄想/jboy

あさ8時半、目覚まし時計がけたたましく鳴り響き飛び起きる。9時には家を出ないと2限の授業には間に合わない。バタバタと支度を終え、家を飛び出していく。

 

この時間になると通勤、通学ラッシュもひと段落ついている。いつもの完全遅刻女子高生と同時に電車に乗り込む。彼女はなぜいつも遅刻ばかりしているのだろうか。本体の2倍くらい大きなケースに入ったスマートフォンから、足組する彼女の足に目をやる。スマートフォンの向こうには誰がいるのだろう。昨日彼女を自由に辱めた男でもいるのか。だからいつも遅刻しているのか。

決してモデルのようなすらっとした足ではなく、何とも言えない絶妙な肉付きの太腿が短めのスカートから垣間見える。彼女が足を組み替えるたびに、その挙動の一部始終を見て、別の角度から拝めるようになった太腿様をありがたくチラ見する。

 

最近の女子高生は何にもわかっていない。流行なのか何なのかはわからないが、彼女たちはくるぶし丈の靴下を履き、太腿からふくらはぎを露にして、したり顔で歩いている。「絶対領域」という言葉もあるように、ミニスカートとニーハイとの間には宇宙が広がっているのだ。過去何人もの男たちがその宇宙の神秘に魅了され、ロマンを感じてきた。

くるぶし丈の女子高生は、その歴史をわかっていない。愚行によって歴史を蹂躙し、自らが時代の最先端を行っているのだと勘違いをしているのだ。極めて遺憾である。

その点、先の完全遅刻女子高生は、おさえるべきポイントはおさえている。いくらほかのポイントで個性を出しても、そこだけは変えてはいけないポイントなのだ。そのことも加味して、この太腿はプライスレスの価値がある。肉付き、フォルム、絶対領域。この三者が互いに互いの魅力を、足し算ではなく掛け算による三位一体で引き出す。

しかもそこには北極星のごとき輝きと存在感を放つ小さなほくろがあった。そのほくろの存在を周りの乗客のだれが知っているだろうか、いや知らない。完璧な三位一体のバランスを崩すことなく、さらにそこに加わるワンアクセント。これほどまでに完璧な太腿を拝んだことは今まで一度もなかった。彼女はただの遅刻女子高生ではない。女神だ。もうは死んでも構わないとさえ思った。

 

 

女神と入れ替わりに、ぴったりめのリクルートスーツを履いた若い女性が乗車してきた。吊革につかまり電車が急発射すると、手に持っていたスマートフォンを電車の床に落としたのだが、かがんでそれを拾おうとしたとき、思わずスタンディングオベーションをしてしまいそうなほど見事な「パンティライン」が姿を現した。

やっぱり生きててよかった。

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「ある童貞の戯れ/妄想/jboy」への3件のフィードバック

  1. おそらく基礎の文章力がハチャメチャに高いので、分かりやすい、かつ本人の言いたいことがぴったり言えているような印象を受ける。あるいは、本人が「こう読んでもらいたい」という、書いたものの裏にある意図と、読者が受けとったものとの差異がほとんど発生してないのではないだろうか。なんだかのせられているなあと思いつつ、ノイズがないのでやっぱり読んでしまう。あとは、あなたが何を目指して文章を書いているかを聞けたら、もっと違うことが言えるかもしれない。

  2. 溢れ出る男の目線感にむしろ好感さえ覚えました、と言いたいところですが、これを中年のむさいおっさんが考えてると思うとげんなりするので、やはり世の中顔と若さだなと悲しくなりました。

    何はともあれ太ももは私も大好きです。たまに細すぎて細ももの人がいてあれはあれでいいんだけど、太ももってもっとむっちりしてフカフカしてるのがいいんですよね。足を組み替える時の足の付け根の暗闇に無限の可能性いが文字数

  3. 書きぶりのリアルさで、自分がこの状況だったら不可抗力的に視線が移動するさまが容易に想像できました。たぶんもう実際に電車乗ってもこの文章がよぎる事間違いなしです。妄想が簡単に現実を蝕みそうです。

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