寝顔とトーストと目玉焼き/曲/ふとん

 

 

やめた。

高3のとき。私を好きだったはずの人がいつのまにか親友を好きで、親友は当たり前のように私じゃなくその人をとった。
後になればその男は私の負け惜しみとかじゃなくほんとうにたいした人じゃなかったし、友達も一時の舞い上がりで付き合ってすぐ目が覚めて、ひと月くらいで破局して、気にすることなんかもうなにもないのに、今でも思い出すと心臓がなにかにムニュムニュつぶされるくらい辛い思い出だ。

それを書こうと思ったから、嫌だけどわざわざ鮮明に思い出して、歌詞も引っ張ってきて、下書きまでしたけど、やめた。
これじゃ思い出し損だけど、過去のしょーもない男の話を公開したところで、そいつへのいらいらも昔の自分へのもどかしさも収まるわけじゃないし、読んだ誰かに利益を与えるわけでもないじゃないか。
やめた!やめた!
細かいストーリーなんかなしに、経験から学んできたことを書いたほうが有益に決まっている。
というわけで、どうぞ。

・結局は顔が大切だから素顔に自信がなかったらメイクを頑張る。
・この世に男の人は腐るほどいる!かっこいい男の人もそのへんにたくさんいる!と思って余裕を持って過ごす。
・好きになっちゃったとしても、それを相手に悟られてはいけない。悟られたらそのうち冷められて飽きられて終了。
・こっちから連絡してはいけない。脈ありなら必ずあっちから連絡がくる!
・自分のことを好きな素振りがあってもなかなか近づいてこないなら、相手が小心者か、キープにしようとしているだめな男だから放っておけばいい。
・女友達はいざというとき結局男をとるから信用しすぎてはいけない。

これら全て習得した今の私には、
私がなにをしても
「あ〜~かわいい~~」
って言って抱きしめてくれて、
夜ごはんを作ってあげただけで
「うまっ!!これ、なにが入ってるの?!」
って喜んでくれて、
デートでお出かけして少し歩くと
「足疲れてない?大丈夫?休もうか」
って、こんな私をお姫様みたいに扱ってくれる、嘘みたいに優しい大好きな彼氏がいるのだ!
幸せである。

二十歳近くまで生きて考えてみれば、死にたくなるくらいの失敗を、死にたくなるくらいいっぱいした。好きになった人の数は二十人か三十人か、もっとかもしれなくて、そのうち付き合えたのはふたりだけで、そのうちひとりは私を都合よく扱うくそ男だったから、幸せだな~~って感じるのは今の人ひとりだけだ。
幸せすぎてこわい、と思うときもあるけど、つらい思いもたくさんして、たくさん学んできたのだ。幸せになったっていいはずでしょ。もちろんこれからも苦労はあるんだろうけど、そのあとはそれに比べればいいことがあるんだろうし、なんとかなると思っている。

曲はつらい思い出と結びついてるやつなんかじゃなくて、最近自動的にほぼ毎朝聴いている曲、彼がスマホのアラームにしてるやつをのせます。
曲名も誰が歌ってるのかすらも知らなかったし、尋ねて調べてみた後もピンと来なかった。
けど、私にとっては幸せの朝の曲だ。

 

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