アナタにメールが届きました/夕方/温帯魚

久しぶりに物語を書こうとしたら導入も満足に書けないまま600字まで行ってしまい、泣く泣く没にした。場面が夕暮れまでいかない。書いている時間はもう深夜だというのに。

 

さてはて夕方についてである。夕方だけにyou’ve got mail。なんてふざけたことを書いても許されるのが(少なくともガチで怒られたりはしない)このスタジオのいいところだとしても、それだけで800字届かせるパッションが今の僕にはない。だから今回は適当である。今回も適当である。

 

導入も適当である。すべての人類がいなくなっても夕焼けは赤色か、という話が高校の現国の時間にあった。哲学というよりはロマンティストが作った問いであるかのようにも思えられるし、しかし哲学者とロマンティストが一般に区別がつかないのは周知のとおりである。果たして科学が日常を打倒する日は来るのか。多分来ない。賭けの対象にしてもいいが幾分レートが偏るように思える。もちろんそれこそが醍醐味と言ってもいいのだが。

 話がずれた(いや本筋などはもちろん元から作る気はないのだが)。そのせいで気力も削れた。だから簡単に書くとこの現国の問いについて私が言いたいことは「もっと詳しく話せ」だけである。ロマンティストと哲学の違いは記号の正確さにある。建設的な議論をしたいのならば状況をはっきりと示すべきであるのだ。単語の意味がころころと変わる議論ほど無意味なものは無い。

もちろんだからと言って詳細に規定した問いが現実に適応するかは別問題である。人間何事もほどほどが一番だ。

 

さて改めて夕方について考えてみる。少し前に「君の名は」を見た。(余談ではあるが僕はあの作品について納得いかなかった。彼らが恋に落ちた理由がRAD WIMPSが流れた以外に思いつかないからだ。もちろんそれはそれで理屈が通っているような気もするが)映画の中でも夕方は「誰そ彼」、つまり境の時間として重要な意味を持つ。

と、ここで待ってほしい。「誰そ彼」、つまり隣にいるものが誰か分からなくなる時間っていうけど、それは夜も一緒である。むしろ夜のほうが分からなくないか?逢魔が時っていうけど化け物だって夜のほうが出そうじゃん。

そう、私は気づいてしまった。夕方が特別視される理由の大半は、後に夜が控えているからだと。それがなければただ強い光が目線のところにあるだけなのである。まさに虎の威を借る狐だ。恐らく蝙蝠あたりは同じ理由で「朝焼けってマジヤバいよね」とか言っているのだろう。

 

夕方など恐るるに足らない。さあ君も誰かにこの事実をメールするのだ。

 

 

 

そう、茶番である。

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「アナタにメールが届きました/夕方/温帯魚」への3件のフィードバック

  1. 話題が移り変わり、筋が無いようにみえて最後にyou’ve got mail に戻る感じが好だと思いました。

  2. 幾つかの雑談を組み合わせた文章という印象を受けます。書きたい小説が行き詰まって夜中のイライラする時間帯に書いただろうなって思いました。
    しかし話題は決してつまらなくはなかった。本人多分意識はしていないが、提示した論点への批判を踏まえて自分の考えを述べるという図式が各話題に共通して、読んでイライラするものではなかったですね。
    しかし小説は読みたいです。もうしかしたらあの未完成の奴も「誰そ彼」時に紛れてどっかに出没するのか?

  3. 誰そ彼や逢魔といった表現は暗くなったら帰宅して寝る時代の言葉なので夜も明るい現代だとピンと来ないですね。(私は君の名は。はふたりが恋に落ちた以外にもあらゆる点が納得できなかったです、)

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