この異性愛主義者どもめ/気になるあの子/三水

 そもそもなぜ異性限定なのかから始まり、いっそ性転換してやろうか全員乙ゲー仕様にして逆ハー築いてやろうかとか諸々考えたのですが、どれも逃げ感が否めないのは何故なんだろう。突き抜ければジャンクに面白くなるのだろうけどそこまでやりきれる自信もなく、そもそもどうしてここまで特定の異性について表現することに忌避感があるのかとかまで考え出してしまって。
現実の異性関係に対する意識過剰が過ぎてこれぞまさにこじらせ女子。このまま異性愛イデオロギーに関する魂の反論もといただの非モテめんへら女のディスりに移行しても面白そうだけど、言うて経験値足りないしさして深イイこと書けるわけもなし。でも求められてるものはなんとなくわかるから、ここでどう足掻いても逃げなんだろうなと。

 いうわけで真面目に異性として書くけど、多分男性陣の中で一番興味があるのは清田教諭なのですよね。

今回求められているもの=知り合い以上恋愛未満みたいな甘酸っぱいものだとすると、まぁ例えばそうゆう展開を想定したとして、「あ、なんかちょっといいな。。。」と思う可能性があるのはもちろん環境的にも心情的にも同世代の人間なのだけど、さらに先の展開を考えたときに、秒で「いやメンドくせーわ」ってなって瓦解しちゃう。これはもう数少ない経験上間違いない。

だって同世代の人間と、特に異性と何かする時、例えばお出掛けとか飲み会の準備とか片付けとか、表面上普段の連続として対等に振る舞っていても、何かしらの瞬間、例えば会計だの荷物だのの時に力関係が出てしまうでしょう。どっちがリードするのこれはこっちのほうがいいいやここは俺が私が。ここで上手く立ち回って臨機応変にキメるときはキメて委ねるとこは委ねてってできるのがいい女(というか気持ちのよい人)ってもんなのだろうけど、生憎そんなかわゆさも器用さも持ち合わせてはおりませんので、ない頭絞ってもう自分でアレコレ計算するわけです。この場合の計算って例えば所要時間とか運賃とか質とか雰囲気とか向こうの好みとか、色気あるなしごちゃまぜで、もちろん最適なものとも限らないしこんな計算自体まどるっこしいとも思うし。でもってこの計算を出すべきときに出し仕舞うべきときに仕舞うという見極めを一々するわけです。この段階でもうご馳走さまなのに対等に振る舞っているからこそ譲り合いのぶつけ合いみたいになることもあるし、ああ、もう、とにかくめんどくさい。私が。

 だからいっそ端から相手にされなきゃよいと思うんですよ。どう足掻いても勝てない人挑むことすらバカらしくなる人。雲上人ってやつ。そんでもってたまに下される遥か彼方におわす方のご託宣通りにしていれば、少なくとも『ご意見渋滞』になることはないわけで。

 齢二十歳を超えて恥ずかしいのですが、この歳になってなお最も親密な異性が父親であるという段階で、もはや私の年上趣味は決まったようなもの。ほんと楽です父娘デート。変に気負わないし付いてきゃいいし、そうしてても誰も何も言わずに当たり前と受け取ってくれる。

そんなわけでスタジオ内から同性と同世代を除いた結果、清田教諭が「気になるあの子」にノミネートされました。

…… 満足かね。

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「この異性愛主義者どもめ/気になるあの子/三水」への4件のフィードバック

  1. 今回のテーマに関して、あの手この手を使って逃げる人、テーマを利用して、まだ表面に現れない心の中のささやかな気持ちを正直に書いた人、色々な人がいました。そんな中で、少し毛色の違う作品な印象を受けました。
    中段はもう少し改行してもらうと、より読みやすくなったかなと思います。

  2. 清田教諭が出てきて教諭のどんな部分が……って話になるのかと思ったら圧倒的消去法だったのがツボでした。なんだかんだでテーマから逃げ切れていて流石だなぁと思いました。息をつく間もない文章、自分は嫌いじゃないしとても共感してしまったので私はすんなり読めました。

  3. 確かにスタジオ内の異性であることには変わりないし面白かったです。
    中盤がすこしグダッていて読みづらかったです。

  4. 自分が清田教諭を書こうとおもったけど書けなかったので、こう書いてきてくださいましたか!とおもいました(上からですみません)。とても共感できましたが、少し長めだとおもいました。

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