この間/気になるあの子/T

誰もいないサークルの部室で、生協で買った弁当を食べて、だるいけど次の授業行かないとなあと思って、買ってそんなに経ってないのにどんどん汚くなっているバッグを肩にかけて、第一食堂の地下から外に出る。いつもと同じ。

8号館と7号館の裏の道を、授業の教室へ向かう他の人たちにまぎれながらのそのそ歩いてたら、猫背でいつもなんとなく下を向いている自分の視界の端っこで、何か(誰か?)が自分に向けて動いた気がした。瞬間のことだから、何だかよく分からないけど反射的にそっちを見ると、同じスタジオの授業をとっている顔見知りの女の人が反対からこっちに歩いてきていた。なんとなく目を合わせてしまったから、あ、どうしようどうしようと思って、なんとなく会釈っぽいことをすると、向こうもなんとなく会釈っぽいことをしてくれた。けど、なんかちょっと困惑してる顔だった。一言も発さず、一瞬会釈っぽいことをして、そのまますれ違った。

 

目的地の教室に向かいながら、あーまたいつも通り人にうまく挨拶できなかった…と思った。笑顔でおはよーございます、こんにちはがはっきりと言えるのは、運動神経とかと同じで才能の問題あるよ…とか、適当な事を考えていた。

その後少しして、あ、あの困惑していたあの人の表情は、別の人(私の後ろを歩いてた人)に挨拶したのに、なぜかそれにぼーっとしてた俺が反応してしまって、お、お前じゃねえよ!って顔だったんだって、気付いて落ち込んだ。そういうことよくやるのに、また失敗してしまったみたいだ。そうじゃないといいなあ…とは願うけど。(勘違いとか、言い間違えとかそういう類の失敗が、後で一番死にたくなるよ…)

 

すれちがった人(先輩の方)は、いつかのスタジオの立食回の時に、この時間が終わるまで教室のどこに居ようかぼーっと考えてたら、何でだかわからないけど話しかけてくれた人だった。普段女の人としゃべる機会がないから、緊張してて何を話したとかが記憶からふっ飛んでるけど、話してて楽しかったなーっていうのと、す、素敵な人(気持ち悪っ…)だったなーっていう、ぼんやりした気持ちになった。

その後、スタジオの時とか大学の他の場所で姿を見かけることがあったけれど、なんて話しかければよいのか分からなかったし、本名もまったく知らない。(スタジオのLINEグループを見たけれど、何方だか分からなかったです…)

 

…お前もう20歳になるんだろ、ここは思い切って…とか心の中の私は言うけれど、どうせ実際行動する私は、静かに座っている彼女に脈絡無く背後から「お、おお…お名前は?」とか挙動不審に尋ねて相手を当惑させるか凍り付かせ、彼女とはそれっきりでした…的なエンディングを迎えるんだ。

と、一通りうじうじした末、ああ、あれは素敵な女の人と話した、良き思い出であった…と心の宝箱にしまってしまいました。そのまま春学期終了。小学生の頃からやってることがずっと変わらねえ。

 

それなので、秋学期に入って起こった件の「道ですれ違い事案」(と勝手に呼んでいる)に動揺して、こんな所に書いてしまいました。勝手な思いと、訳分からないことしてすいません…。何やってんだろう

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