逃げ恥/片付け/なご

我が家の人間は片付けができない。

家族構成は父母妹私の4人で、まぁまぁ広い2階建ての一軒家に住んでいる。外から見たら奇抜な色と形をしているので、場所に似合わずおしゃんな雰囲気を醸し出してしまっている。しかしながら、一歩入った瞬間にわかるのだが、中身はただのゴミ屋敷なのである。ゴミ屋敷とはいっても、本当にゴミが放置されていて悪臭を放っているというわけではない。ありえない量の荷物で溢れかえっていて、足の踏み場がないのだ。我が家の人間でなければ生活はおろか歩行すら困難だろう。スムーズに2階にあがることなど不可能に近いといっていい。

なぜそのような状態になってしまったのだろうか。

原因はいくつかある。まず、片付けをしなくても怒られない状況に置かれているということである。荷物の大半は私たち兄妹のものなのだが何故か片付けなくても怒られない。そういう環境で育ってしまったので、片付けをしない「くらい」で小言を言う人の気がいまいちわからない。まぁそれでも流石に家と学校みたいな公共の場所とでは違うことぐらいは一般常識としてはわかりますよ。みんなで使うところはしっかり片付けしましょうね。ハイ。

定期的な片付けを行う習慣がないということもある。
正直、片付けをしなくても生活に何一つ不自由を感じない。我が家の方針は「気づいた人が片付ける」である。裏を返せば「気づかなければ片付けなくてよい」のだ。ここ数年誰も我が家がカオスな状態になっているということに気づいていない。言うてしまえば気づいていないフリをしてすごしている。自分で言っておきながら、かなりおかしい一家のように思えてきてしまったが、事実そうなのである。もちろんこれからやってくる年末になっても大掃除などするはずがない。

片付けする時間がないのかと言われたらそういうわけでもない。
確かに父は働いており、妹も今現在受験生であるので時間はないのだが、専業主婦である母とクズ大学生の私は比較的時間を持っているはずである。それでも片付けに労力を向ける気にならない。言い訳みたいなことになるが、そもそも家のキャパシティの問題みたいなところはある。我が家の人間は基本的にものを捨てない。なにかしら使えるだろうという貧乏性が出てしまい、もう2度と使わない品々の数々が荷物の山の大半を占めているのだ。捨てる荷物がないので、家にモノは増える一方である。よくテレビの片付け特集で、家の荷物を「いるもの・いらないもの・いるかいらないかわからないもの」の3種類に分けて、いるもの以外は捨ててしまいましょう的なことをやっているが、我が家の人間は全ているものに入れてしまうのでこんなの意味をなさない。

片付いてなくても困ってはいないとは言うものの、各種業者等々の突然の来訪などにはかなり頭を悩まされている。
そんな時は緊急手段として大量の荷物を、業者が使わない部屋へと移動させることでその場を凌いでいる。その後どうなるかというと、何故か移動した荷物はそのままにも関わらず、一時的に片付いたはずの部屋がいつに間にか荷物で溢れているのである。お前らはどっからやってきたのだ。

我が家の人間には片付けを行うことはもはや不可能なので、家事代行でも呼んで代わりにやってもらおうかみたいな話があがるのだが、この荒れ具合と家の広さからだと20~30万ほどかかってしまうので流石に出せないな、という分かりきった結論に至る無駄な議論が繰り広げられる。

それでも、あり得ない話だけど、もしもの話、ただの妄想だけど、家事代行としてみくりさんが来てくれるなら30万でも安いですよね。

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「逃げ恥/片付け/なご」への3件のフィードバック

  1. ここは奮発して家事代行を頼むべきだと思います。
    うん十万円で家をリフォームすると考えたら、むしろ安い方だと考えてみましょう。
    文章に関して、字が詰まっていて読み辛い印象を受けました。改行を使ったり、段落間のスペースをもう一行空けたり工夫するといいと思います。

  2. とてもテーマに素直な文章だとおもいました。自分も片付けは苦手で、いつも物の移動になってしまうので、お前らどっからやってきたんだ感にとても共感できます。

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