地球破壊大作戦/大作戦/WAKU/

地球誕生から45億年ほどたった頃、神は言った。

「地球はもういらないから破壊してしまおう。」

「しかし、どのように破壊するのですか?」

「普通にドカーンって破壊してもつまらないから、ニンゲンという生物を創り出して、じわじわと地球が破棄されていくのを眺めていようかと考えている。」

家来の問いに神はこう答えた。

かくして人類は地球に誕生し、神の地球破壊大作戦が始まった。

人は、火を使うようになり、道具を使うようになり、言葉を使うようになり、組織を作るようになり、文明が生まれ、お金という概念が生まれ、科学を学ぶようになり、蒸気機関を発明し、石炭を利用するようになり、石油を利用するようになった。

人間の発達に伴って、地球には有害物質が増え、地球環境はじわじわと破壊されていった。欲張りな人間は、食べ物を必要以上に手にしようとしたり、たくさんの毛皮を他人に売って儲けようとしたりして、いくつもの動物を絶滅に追い込んだし、土地を広げるために森を切り開いて砂漠化を進めたし、暑い日も寒い日も快適に過ごそうとして燃料を使いつくし、同時に多量の有害物質を排出した。考え方の違いや食物や水や土地を巡って争いも起こした。

地球は神のシナリオ通り、着々と破滅への道を進んだ。

そして、XX世紀、世界中の森は破壊され、地球温暖化によって海面は上昇、人の住む場所はほとんどなくなり、食べ物もほぼなくなった。人間は犬や猫も食べ、ついにはほかの人間まで食べ始めた。戦争が世界中で起こり、人間たちは互いを殺し合い、殺した相手や道端にかろうじて生えている雑草を食べながら何とか生き延びようとした。

しかし、核を持ち出すものが現れ、それに対抗しようとアメリカが核を使ったとき、その威力によって地球はあっけなく破壊されてしまった。

 

神による地球破壊大作戦は成功した。

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「地球破壊大作戦/大作戦/WAKU/」への1件のフィードバック

  1. 神様の破壊計画というのは新しい視点のように感じるが、地球が破壊されて行く過程はよく見るオチになってしまって、その設定の面白さのようなものが奪われてしまっているように思う。核というオチも、登場の仕方が雑な気がするなあ。

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