BUMP VS RAD /夢の対決/露子

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BUMP OF CHICKENとRADWIMPS…

自分の意志で音楽を聴いたり、自分専用の音楽プレーヤーを持つようになる中学生くらいの時、この二つのバンドの名前が早い段階で上がってきませんでしたか?

当時この二つのバンドは共に、「中学生御用達バンド」と揶揄されていました(今もかもしれないけど)。

確かに彼らの楽曲、とりわけ歌詞は、絶賛思春期の傷つきやすく様々な葛藤を抱えた中学生にとって、一種の答えや慰め、励ましを与えてくれるような内容です。

そういった「歌詞に力がある」バンドとして、「BUMP好きならRADも聞いてみなよ」とか「RAD好きならBUMPも聞いたほうがいい」みたいに、同列に扱われていたので、セットで知った人も多いんじゃないでしょうか。

 

でも、BUMPもRADも両方聞くようになると、必ずと言っていいほどBUMP派とRAD派に分かれるのです。激しいファンになるとどっちがパクったとかどっちのほうが神だとかそういったことで無駄な争いをします。(その様子はいずれかのYoutubeの公式MVのコメント欄を遡ると見れます)

同じ「中学生御用達バンド」でありながら、常に比較される存在であるこの二つのバンドについて、ちょっと私なりに考えてみました。

 

○共通(似ているとされる)点

・メッセージ性の強い歌詞

・声

・全体的に陰キャな感じ

・ボーカルが作詞作曲

・ボーカルがカリスマ的存在

この他にも音楽性の類似(特に『車輪の唄』(BUMP)と『携帯電話』(RAD)は似ていると言われる)なども楽曲ごとにはみられるかもしれないんですけど、とりあえずこんな感じだと思います。

今回は、双方ともに大きな魅力である「歌詞」について比較してみます。

 

あくまで私の印象ですが、BUMPは人間コミュニケーションにおける普遍的な事実を歌っている曲が多いように感じます。

例えば『花の名』(2007)の一節

簡単な事なのに どうして言えないんだろう 

言えない事なのに どうして伝わるんだろう

ここで歌われているようなことは誰しもが体験したことがあるものだと思います。

多くの人が人生の中で感じたことのある感覚を巧みに言語化する、それがBUMPの歌詞が共感され支持を得ている大きな理由だと思います。

 

一方、RADはざっくり言うと恋愛について歌っている曲が多いです。今話題の『君の名は。』の主題歌、『前前前世』(2016)もそんな感じですよね。

君の前前前世から僕は 君を探し始めたよ

そのぶきっちょな笑い方をめがけて やってきたんだよ

こんなこと本気で言えます??

ある特定の相手に向かって、その相手がどれだけ素晴らしくどれだけ愛しているか、をあらゆる言葉で表現している印象があります。その大げさともいえる愛情表現が唯一無二というか、野田洋次郎にしか言えない、こんな表現あったのか!て感じで素敵だから恋愛主義な人々に好かれるんじゃないか、と思います。

 

こうやって大雑把に特徴づけて話してみると、その枠に当てはまらない部分が目立ってきてしまいますね。

例えばBUMPにも『リリィ』や『アルエ』といった明らかに特定の対象に向かって歌われてる歌もあるし、RADにだって『オーダーメイド』とかは大きいことを歌ってるし。

あと、両バンドとも社会や弱い自分を皮肉った歌を歌いますよね。私はBUMPのでもRADのでもそれが好きですね。

 

こうみると確かに似てるところたくさんあるなあ…という感じですが、どちらの楽曲も十分にそれぞれ「藤原基央にしかできない表現」/「野田洋次郎にしかできない表現」であると思うので、優劣じゃなくて肌に合うか合わないかですよね。

ちなみに私はBUMPの方が肌に合いますね、藤原基央ゎ神。。。。

 

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「BUMP VS RAD /夢の対決/露子」への4件のフィードバック

  1. よく言われますよね、BUMPとRAD。両者とも少しは聞いたことあるけど詳しくはないので、そのような分析が面白かったです。

    しかし個人的にバンドを比較することはあまりしない。何より熱狂的にバンドを好きになることはないからどうでもよくなるのです。多分とあるメンバー、つまり人を対象にして初めて熱狂的なファンになれると思ってます。ですので最後の一文は好きです。

  2. 中学生御用達バンド、確かにそうですね。RADなんかはもう忘れもしない、中3のときにクラス全員といっても過言ではないくらい歌ってました。私はその一員ではありません。捻くれ者ですから、みんなが好きなものには手を出さない主義者でしたので、同年代が大抵知ってるアーティストは絶対聴きませんでした。だから、皆がカラオケに行って盛り上がるとき、一人だけ置いてけぼりなんてこともありましたね〜嫌な思い出。
    この手のバンドのファンにありがちなのは、知ってて当たり前精神ね。中学のときRAD聴いたことないって言ったらドン引きされました。そんなつもりで言ったわけじゃないのに。RAD知らない奴は人生損してるって言われた時は殺してやろうかと思った。このせいか、バンドとバンドの熱狂的なファンがとても苦手になりまして、今に至ります。
    私もどちらかというと、BUMPだなあ。ダンデライオンって曲だけは本当に大好きでよく聴いてました。あと、RADはへっくしゅんが好きです。

  3. 青春ど真ん中に聞いてたバンドですねー。確かにRADとバンプは似てるって言われてるけど、比較してみたら結構違うものなんですね。バンドは好みが分かれるっていうもは最もなんですけど、これだけ対決させているのだから最後に肌に合うかどうかで終わらせてしまっているのはもったいないなと思いました。

  4. キャッチーなとこだー。詩に留まらず、音とかにも言及したら、聞きたくなったかも。好きな曲はrayです。

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