【閲覧注意】24色いろえんぴつ食べくらべ/食レポ/ノルニル

それはバイトの先輩と話していた時のこと。

「こないだもらった就活の資料から杏仁豆腐の匂いがして。最近だとティッシュ食べる人もいるらしいですね」

「キムワイプでクレープ作るやつでしょ、今日TLで見たわ」

「その方向性でひとつ、なんか案ないですか?」

「……カラー刷りの紙面の赤インクの部分ってさ、海老っぽいにおいがするよね」

「たしかに甲殻類の匂いします。でもインクって身体に悪そうですけど」

「色鉛筆」

「はい?」

「色鉛筆なら大丈夫だよ」

なにが大丈夫なのかわからないが、WebやTwitterで検索をかけるとそこは前人未到の地であった。
全世界、全宇宙の誰もが24色いろえんぴつを食べくらべしようとは夢にも思わなかったのである。まさに青天の霹靂、ネタ界のコロンブスの卵。ノルニルの腹は決まった。

 

 

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16色しか持っていなかった少年時代、その反動なのだろうか。大人の財力がダメな方向に使われている

夜勤を終えた筆者は、さっそく友人を呼びつけ検証を開始。今回使用するのはトンボ「24 COLOR PENCILS」。
幸いながらこれはスタジオ本のpop制作時に買ったときの残りもの。今回はこちらをいただこう。

 

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ずらっと並んだ姿は壮観。シンプルだが美しい

フタを開けるとその見栄えのよさに、想像以上にアガった。さすが全国の小学生の垂涎の的、その実力は伊達じゃない。
金と銀の鉛筆が最大の魅力だけど、アレあっという間になくなるし、ひどいときにはパクられたりもするよね。

 

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色の一覧表がコチラ。筆者が映り込んでいるのはご容赦を

さて、トンボ鉛筆が自信をもってお送りする色鉛筆。24色のラインナップはこちらになります。

おうどいろ(YELLOW OCHRE)
ちゃいろ(BROWN)
こげちゃいろ(VANDYKE BROWN)
くろ(BLACK)
きみどり(YELLOW GREEN)
みどり(GREEN)
ふかみどり(DEEP GREEN)
あお(BLUE)
ぐんじょういろ(ULTRAMARINE)
みずいろ(LIGHT BLUE)
ねずみいろ(GRAY)
しろ(WHITE)
ももいろ(PINK)
うすだいだい(LIGHT ORANGE)
きいろ(YELLOW)
やまぶきいろ(CHROME YELLOW)
だいだいいろ(ORANGE)
しゅいろ(VERMILION)
あか(RED)
あかむらさき(MAGENTA)
すみれいろ(VIOLET)
むらさき(PURPLE)
ぎんいろ(SILVER)
きんいろ(GOLD)

 

そうそうたる顔ぶれだ。このメンツならできないことはない(あくまでもお絵かき的な意味で)。

何から食べようか迷うところだが、ここでちょっと待ってほしい。
これがフルコースの料理だとすれば、トンボ鉛筆おすすめのメニュー表にしたがい、上から順にいただくのが作法というものだ。
一番そそられる金と銀は最後に取っておくとして、まずはおうどいろを試してみよう。

 

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彫り込まれた金字といい、バーコードの配置といい、つくづく画になるデザイン。子供向けの商品ってこういうとこ凝ってるのが多い

試食に移る前に、ひとつルールを決めておこう。「芯の部分のみをカッターナイフで粉状に削る(木の部分は含まない)」というのがそれだ。

 

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カッターで削っていく。ガリガリ系かと思ったが、予想に反してサクサク切れる

色鉛筆の芯はふつうの鉛筆のそれと比べ、ずいぶんとソフトで削りやすい。可食部(見えてる三角錐状の部分)を削り切り、ティッシュに並べたところ十分な量になった。ティッシュって便利だよね。薬包紙なんてなかった。

 

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三角錐をひとつ削りきると結構な量になった

見づらい。一か所に寄せてみる。

 

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どうみてもスパイスです。本当に(ry

いいね。なんかターメリックとかコリアンダーとか、カレーに混ぜときゃバレないんじゃないかっていうぐらいの絶妙な色味。

どうやって口に運んだものかと考えた結果、ひとまずスプーンに盛ってみることにした。

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スプーンに盛っただけで食材に見える!ふしぎ!

スプーンに盛ったとたん、ブラウンシュガーとかにも見えてくる。食器によってこうも違って見えるとなると、今後の食器選びにも精が出るというもの。さっそく味見だ。いただきまーす!

 

……

……

……

あれっ……

おかしいな……

味蕾をフル活用してるんだけど……味がしない……

 

おうどいろ:完全に無味。香りからはそこはかとなくただよう鉛筆感(というかにおい)

あじ:☆☆☆☆☆
たべごたえ:★☆☆☆☆
におい:★★☆☆☆

やばいぞ。早くも暗雲が立ち込めてきた。

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カカオ**%とかで見たことある。今回は絵面的に既視感のあるものが多い

残すは23色。長丁場なのでさくさく進もう。続いてはちゃいろ。おうどいろがサラダなら、スープにあたる立ち位置だ。見た目はミルクチョコの色だが、その実力やいかに。

 

うん、味がある。微妙だけど、これは……苦み?

ひょっとすると、コレ美味しいんじゃないかな?味があるってうれしいね!

ちゃいろ:味がする。おうどいろによる無味の衝撃が大きく、おいしいという結論に

あじ:★★☆☆☆
たべごたえ:★☆☆☆☆
におい:★★☆☆☆

 

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あれだ、磁石にひっつけて釘とか吊ってくやつ。そう、砂鉄だ

おおっとここで茶色系の親玉、こげちゃいろの登場だ!削るとなんか黒い粉にしか見えなくて個性が死にかけだぞ大丈夫か!

こげちゃいろ:一口目は木っぽい。なぞの甘い?後味(唾液の味かも)

あじ:☆☆☆★★(後味)
たべごたえ:★★☆☆☆
におい:★★☆☆☆

 

 

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見た目はバーベキューの後に残る粉そのもの。つまり炭

暗色系のトリを飾るのはくろ。多少いぶし銀っぽい鉛筆の黒鉛と異なり、見事に真っ黒だがその味は果たして。

 

おお、舌触りNo.1。あまい、しょっぱい、にがい、すっぱい……などの味で表すなら、「渋い」にあたる。

くろ:意外と破片のツブがたっている。後味が若干の余韻を残す。シブい

あじ:★☆☆★★
たべごたえ:★★★☆☆
におい:★☆☆☆☆

 

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伊○衛門に石臼挽き抹茶入ってるけど、カッター挽き色鉛筆はどうでしょうサ○トリーさん

ここからは鮮やかな色がつづく。まずはきみどり。黒と合わせればバッタカラーだ。ずんだの色とも被る。先日羽生SAで食べたずんだシェイクは単純にハマる味わいだったが、こいつはどうだ。

 

あ、なんか懐かしい味がする。緑茶に入れてもバレないんじゃね?

きみどり:粉っぽい。甘くしないきな粉と似てる

あじ:☆☆☆☆☆
たべごたえ:☆☆☆☆☆
におい:★☆☆☆☆

 

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手元に抹茶の味付け粉があったので、比較してみることに
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砂糖の粒が見える。粉の目が細かいというだけでもううれしい

うん。抹茶って、おいしいね……。なんか涙出てきそう。もう一回食べたいぐらいだけど、それはあとにとっておこう。

 

意外と色味が明るい。緑は目にやさしいそうだ

満を持して原色系であるみどりの登場だ。理科の授業で使う試料みたい。

 

あれ、甘い……と思ったら、先ほどの抹茶が手に残ったままだった。気を取り直して口に運ぶと、心臓がドキドキしてきた。こないだブランデーのお供に中国産の干しブドウ食べたんだけど、あれと似た感じで動悸が早くなっている。

みどり:胸騒ぎを覚える味。安心感を与える見た目に反して味はワイルド

あじ:★★★☆☆
たべごたえ:★☆☆☆☆
におい:★★☆☆☆

 

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破片が\でけえ/

緑シリーズもこのふかみどりをもって終了となる。削る際にずいぶんと大きなクラストができたので、食感には期待が募る。削るというより、やわらかな芯を切っていく感じだった。

 

うん。見た目通りザクザクいってる。ただ、スナック感覚で行くにはハードルが高い。はじける味がした。ただし爽快感とは無縁。

ふかみどり:食感はかなりのもの。たんに目の粗い砂を食ってるような感覚ともいう

あじ:★★★☆☆
たべごたえ:★★★★☆
におい:☆☆☆☆☆

 

続いての原色はあお。色鉛筆の中では個人的にいちばん好きな色である。ただし金は別格。

 

ざらざらする。食べづらい。なんとか飲み込むと後味はすっと消えて、潔かった。

あお:無味。すっきりしてるとかそういうレベルじゃない。食感は改善の余地あり

あじ:☆☆☆☆★
たべごたえ:★★★★☆
におい:☆☆☆☆☆

 

さて、ここで残念なお知らせです。1/3来たところで、文字起こしする気力が尽きました。
代わりといってはなんですが、明日のコアタイムまでの間、野郎二人での取材風景を録音したものを公開します。投稿の最後に載せておいたので、気になる人は聞いてみてください。
深夜3時のテンションなので滑舌とクオリティは保証しませんが。よろしくお願いします。

 

 

ぐんじょういろ

 

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みずいろ

 

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ねずみいろ

 

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しろ

 

 

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ももいろ

 

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うすだいだい

 

 

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きいろ

 

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やまぶきいろ

 

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だいだいいろ

 

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しゅいろ

 

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あか

 

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あかむらさき

 

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すみれいろ

 

むらさき

 

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ぎんいろ

 

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きんいろ

 

さて、無事24色をたいらげることができました。思ったより味に違いがあってびっくりでした。そんな中、ひとつ疑問が湧いたのですが。

 

「色えんぴつ食ってホントに大丈夫なん?」っていうね。

 

調べてみたところ、子供が扱うものなので身体に有害な材料は使っていないとのことでした。さすが長年愛されているだけあって、すばらしい配慮です。

色鉛筆の原料は、主に蝋と糊、あとは顔料が2割ほど。例外として、ぎんにはアルミニウム、きんにはが使われているそうです。
やたら変な味したのはそういうことだったのかも……ちょっと怖くなってきた。

まあでも、丸一日経ったいま、身体に全く異常ないので、大丈夫だと思います。

折角だし、今回のワークショップはやっぱり勝ちたいですね。鉛筆だけに尖ってますし。

さて、色鉛筆の食レポは以上です。ここまで読んでくれてありがとう。

 

次は36色かな。

 

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「【閲覧注意】24色いろえんぴつ食べくらべ/食レポ/ノルニル」への5件のフィードバック

  1. ジャイアンシチューからまた飛躍した冒険ですね。どこまでいってしまうのノルニルさん。。。
    かなり興味深く読みました。懐かしのブログ体がまたそそりますね。クーピーやクレヨンなんかも気になるところですが、なんとなくこちらのが危険な気がする。あ、あと「山道のからすうり」なんかの変な名前の付いてる色鉛筆でやってほしい! 
    いつもブログの使い方がうまいなと思います。画像添付するだけで精一杯の私にもぜひ教えてほしい。
    長くは感じませんでしたが、全体としてはどんなもんなんでしょう。

  2. まさかの色鉛筆wwwwwわろたwwwwってなっちゃいました。パステルにも是非チャレンジしてほしい。あっちの方が柔らかくて美味しそうだし。いや、絶対不味そう。お湯に溶かして見たら緩和されそう…でもないか。

  3. 本当にやる人いるんですね…絵の具とか色鉛筆とか食べてみる人。ぶっとびすぎててどこから突っ込めばいいのかわかりません。あ、クーピーは美味しくないです。

  4. 前人未踏の挑戦お疲れさまでした。食べ物外に思えるものでもそれなりに味とか違ったりするんですね。成分とか違いますもんね。キャプション含め、写真の使い方がとても効果的だなと思いました。

  5. 今度は水に、その粉末を溶かして、ジュース的にして、飲んでみてほしいです。

    後、普通に体に悪そうなので、色々気を付けてください!

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