おしゅしゅしゅし/食レポ/ふとん

横浜でひとり暮らしを始めてから、どうしても恋しくなるものがある。ラーメンと、お寿司だ。

受験が終わって、引越し先の家電を探しに地元のヨドバシカメラに行ったとき、担当のお姉さんがなんと偶然上星川出身の人で、「寿々喜家」がすごく美味しいと勧められた。引越してすぐ、わざわざひと駅だけ電車に乗って母と食べに行った。

小さいお店には行列が出来ていて、余計に期待が膨らんだ。一種類しかないから迷いようのない食券を買って、いざ食べてみると、正直、あまり美味しくなかった。スープがまず何の味なのかよくわからない。うっすらしょうゆのような味がした気がする。麺は太いけど、噛みごたえがなかった。全くまずいわけではないけど、最後まで、なんだろうこれは?と思ったままだった。「家系ラーメン」というのを食べるのが初めてで、その文化を楽しむには慣れが必要なのかな、と思った。

普通のみそラーメンでいいから食べたい、といつも思うけど、横浜には全然無い。博多風や家系なら山ほど見つかるのに。お店に入ったら最後、味の選択肢がひとつかふたつのことも多い。しかもどっちもとんこつとか。それ意味なくない?

札幌では、どこのラーメン屋さんに行っても大体みそ、塩、しょうゆ、とんこつを選べる。でもみそがいちばん美味しいから絶対みそを注文する。みそスープは濃厚で、余計な味を感じさせない。そこに、もちもちのちぢれ麺。これこそがラーメンだと思う。正直お店による違いはよくわからないけど札幌に来た人に食べさせたい。でも横浜の人からしたら、家系のほうが美味しい、って思ったりするんだろうな。私が美味しいからそれでいいんだけど。

引用:麺屋 じょうきげん

そして、お寿司。元彼がお寿司大好きで、何回も付き合わされたけど、一回も「お寿司を食べる感動」を味わうことは無かった。なんだか小さくて、ネタが固い。もとはお米とお刺身だからもちろんまずいわけはないんだけど、お寿司という素晴らしいものを食べている!という感じが全くしない。

「なごやか亭」のお寿司は、こんなんじゃない。中学のときに、愛知県出身の塾の先生がここのお寿司に感動しちゃって毎週食べてるって話を聞いて、家族で行くようになった。回転寿司なのに、横浜の回らない寿司より確実に安くて美味しい。サーモンもまぐろも全部、まずネタの大きさがちがう。シャリの二倍の長さがあるから当たり前だけど乗り切らなくて、両端がお皿にぺたりとはみ出している。いくらは、のせすぎて軍艦からこぼれている。そして口に入れると、新鮮なお魚が口の温度で溶けて、お米と混ざって、思わず「んんん〜」と声にならない声が出てうっとりしてしまう。これこそがお寿司なのだ。これは好みとかじゃなくて、人類が感じることのできる美味しさが詰まってるのが北海道のお寿司だから、食べたらみんな好きになっちゃうと思う。食べてみてね。

引用:なごやか亭

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