でも見せないよ/自分大好き/味噌の

人から言われる「やさしいわたし」は
うそだらけだからけっこうきらい
それでもそれは壊さない
頭の上のねこさんは今日も元気に活動中
今日も「わたし」と呼吸する
楽に楽に世界を歩く

 

 

なかなか出せない中身があって
出したいくせに
出したら出したでめんどくさい
きらいな中身はたくさんあって
今日もねこさんで蓋をする
好きな中身はそれでもあって
顔を出せずにもがいてる
少しだけ、少しだけ、
顔をむりやり出させてみたい
そんなときが今日だとしよう

 

中身のひとつを取り出そう

「人のためには生きたくない」

家族、
友だち、
彼氏、
憧れのひと、
かわいい後輩、
大好きだけど
そのため生きようとは思えない
宮沢賢治は大好きだけど
彼の理想は理解ができない
自己犠牲ってほんとのしあわせ?
彼らはきっと雲のうえ
わたしは地上で生きていく

 

 

土の上に足つけて
ときには身体も手もつけて
何かにつぶされたその後も
自分の「好き」で生きていく
そんな心得は割とすき
欲張りわがままに生きていく
それには楽しい日々がついてくる
そんな日々を生みだして
生きていく自分も割とすき

 

あれもしたい、これもしたいって
ぐるぐるぐるぐる考える
未来でこうありたい
だからこれがしたいんだって
そうしていたら、進んでいたら
楽しいことは待っている
楽しいものは横にいた
今を生きたくて未来を見てる

未来を生きたくて今を生きてる
しあわせ、生き方
考えた先、生まれたことばを反芻する
生きるにこだわるわたし、割とすき
生きると死ぬをだれかに話す
人から見たらメから始まるあの分類
何も見ない怠惰の日々が
そのすこやかの証なら
わたしすこやかでなくてもかまわない

 

すこやかでないわたしを肯定するわたし、
つまり自分に酔ってるだけのわたし、
きらいじゃない

 

 

わたしはわたしで生きていたい
そうして死にたい
わたしの千秋楽に笑っていたい

 

そう思って生きるわたしでありたい
そう思って生きたいわたし、だいすき。
いつかねこさんとさよならをして
こんなことを胸張って言えたなら
困っちゃうなぁ
きっとわたし、
わたしをもっと好きになっちゃう
にゃあ。

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「でも見せないよ/自分大好き/味噌の」への3件のフィードバック

  1. 音沙汰を聴きながら(永原真夏というマイベストシンガーのユニット)読んでいたら、とっても彼女の唄のように思えてきた!平野啓一郎の分人主義っちゅーものがあって、僕はその考え方を支持しているんだけど、誰しも相手によって、ストックしてある其々のねこを被ってコミュニケーションしてるので、そんなことどうでもいいなあ、って思います。共生すれば?するしかないしねえ。

  2. 詩、私は書いたことがない(書ける能力がない)ので、単純にすごいなと思いました。でもなんというか、ひらがなを狙って使っている(すきとか)ところで柔らかさというか雰囲気が生まれているのに、自己犠牲、反芻などの言葉がちょっとそぐわない気がします。せっかく自身で世界を作っているのだから、もっともっと引き込んで欲しい。
    あと、これは私の好みかな、最後のにゃあは要らないと思います。これに至っては賛否両論集まりそうですね。

  3. こういう文章をかけるのがすごく羨ましいです。自分はいつも書きたいなぁと思いながら出来ないので。
    先週少し人のために生きないみたいな話をしてましたよね、それをちょっと思い出しました。
    自分だけがねこをかぶっているように思えるときがたまにあるのですが、こうやって読んでいるとみんなそうなんだなとおもいました。

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