友だち大好き/自分大好き/竹

12月18日。この日は友達の誕生日だった。Twitterを開くとその子の投稿が目に入る。

 

「19歳、誕生日ディズニー!」

 

そのことばとともに、その子の彼氏の写真が画面に映る。そのツイートには、たくさんのいいねとたくさんのおめでとう。友達が多いんだなあ。

 

 

12月19日の朝。私は19歳になった。にもかかわらず、あまり気分がよくない。どうしてだろうかと考える。風邪ひいてるからかな。レポートあるからかな。

 

そうだ、ひとりぼっちだからだ。

 

普段はひとりでいても何も感じないのに、誕生日というフィルターがかけるだけで、ひとりでいることが罪であるかのように重くのしかかる。

 

SNSで誕生日を報告すれば、何か起きたかもしれない。でもそんな欲求と、誰にも祝ってもらえなかったらどうしようという不安を天秤にかけると、不安の方が重いに決まっている。

 

 

12月19日の昼。いつものように学校に行った。外は寒いのに教室の中は暑くて頭がぼんやりするし、やはりいい気分ではない。

 

ぼーっと考え事をしているうちに授業は終わってくれた。とりあえず予定がないので家に帰る。

 

風邪引いてるし、できあいのものは食べたくないから家に余ってる材料でカレーでも作ろう。

 

一応誕生日だから、ケーキっぽい何かを食べるか…。でもこのへんにあるケーキ屋さんは全然知らない。横浜まで行く体力もない。いろいろなことを総合して考えた結果、コンビニで小さいケーキを買った。

 

 

12月19日の夜。カレーができあがり、席につく。テレビをつけると、無音だった部屋に雑音が鳴り響いた。

 

なにを考えるわけでもなく、カレーを口に運んでいく。これはもはや作業だ。テレビをちらちらみながら無心でスプーンを動かしていると、あっという間に食べ終わってしまった。

 

食べているときは夢中で気づかなかったが、食べ終わってしばらくするとじわじわと孤独がにじむ。ぼっちバースデートゥーユーがこんなに寂しいものだとは思っていなかったのだ。

 

ふと、2週間くらい前に高校の友達からLINEが来たことを思い出す。誕生日の日、18時20時でプレゼントが届くから家にいてね!とのことだった。

 

時計を見ると、すでに18時50分だった。宅急便はそのときの調子で何時に来るかわからないし、気長に待っていよう。すると、

 

ピンポーン…ピンポーン…

 

インターホンが鳴ったのでモニターを見る。しかし、こんばんはー佐川急便でーすという声が聞こえるだけで、いつも映るはずの配達員さんは映っていない。

 

佐川急便だって言ってるし、とりあえず出るか。急ぎ足で玄関に向かい、スリッパをクロックスに履き替えた。

 

鍵を回してドアから顔を出すと、

 

 

「ハッピーバースデー!!おめでとう!!」

 

 

大好きな友達の姿が目に飛び込んできた。そこにはいつものみんながいた。心から信頼できる仲間からの、最高ののサプライズだった。

 

画面に映るおめでとうより、とびっきりの笑顔で言われる「おめでとう」のほうが100倍嬉しいに決まっている。本当にありがとう。

 

 

ということで、あまりにも嬉しすぎたのでこのようなことを書きましたが、こんなに素晴らしい友人がいるということは、私に人望があるからではないかと、思うのです。

 

具体的に申し上げますと、コミュ障なので仲良くなるまでかなりの時間を必要としますが、仲良くなったら、溢れんばかりのユーモアをお届けします。あと優しいです。よろしくお願いします 。

 

 

 

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「友だち大好き/自分大好き/竹」への2件のフィードバック

  1. とりあえずよかったなぁと思いました。いやぁ、ほんとうに良かった。あと誕生日おめでとうございました。純粋にちょっと行間が多くて読みづらいかなと感じます。いや、でもとかくよかった。

  2. 前中盤が間延びしている割にメインが短すぎて盛り上がりに欠ける感じがあります。最後の変わり身の早さに少し笑いました。
    内容についてはいいなあって感じです。お友達を大切にしてください。

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