罪深い三百幾日に/ぜんぶ雪のせいだ。/ほのほ

ぜんぶ雪のせいだ。こう書いてみるとなんだか弱い。どうしても病みかわいいアイドル(笑)を想起してしまう。気になった人はぜんぶ君のせいだ。で検索してみてほしい。賛否両論あると思う。ちなみに僕は、いいや控えておこう。

全部雪のせいだ。どうだろう?少し漢字に直しただけでも印象はけっこう変わるんじゃないだろうか。少し吐き捨てるような、あるいは投げやりな感じがするんじゃないかと思う。しなかったらごめん。

そうそう、それが何かって話だ。こんな漢字の「全部雪のせいだ」がとてもしっくりくるバンドがある。またバンド紹介かって!?いやいやこのテーマ、なんてったってテーマがちょっとね、弱いんじゃないですか、爆発力!まあいいんですけど。

取り乱してしまってすまない。さて、今やけっこう有名なんだけれど、amazarashiというバンドをご存知だろうか。読みはそのまま「あまざらし」、そう、察しの通り「雨曝し」である。

作詞作曲を担当する秋田ひろむが青森の出身であるためか、amazarashiには雪がキーワードになっている曲が多い。なんというか、雪がなんとかしてくれねえかな、みたいな。でももちろんみんな名曲。いやほんとに。

紹介したい曲はたくさんあるが、あまり多く並べ立てても鬱陶しいので、今回は一曲だけ紹介したい。

『クリスマス』


アニメの映像だけでもとても綺麗なので、ぜひ一度ビデオを見てみてほしい。題名の通りクリスマスソングである。けれどこの曲では、雨は夜更け過ぎに雪へと変わらないし、クリスマスキャロルは流れないし、人を愛するということに気がついたりもしない。

この曲は雪降る聖夜、夜空に光る流星を見つける少女の歌だ。ただしその正体は核ミサイル。そうとも知らずに少女は願いを唱える。そして平和な日本で、若者は一年を懺悔する。雪がどうか罪悪感を、洗い流してはくれないだろうかと、そんなことを考えながら。そして「今日は美しいクリスマス」、こんな言葉が繰り返される。

尚更よいのは、この曲がネガティヴなだけの曲ではないということだ。歌が進むにつれて徐々に光が見えてきて、最後にはパッと視界が開ける。「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」、これになかなか近い気もする。巧妙すぎる。「汚れた僕が汚した世界だからこそ嫌いになれないよ」とか、終わりがけに歌われるわけだが、本当に素敵なフレーズではないか、見るからに。

雪にかこつけて紹介してみたけれど、結局はamazarashiを聞いてみてほしいという話だ。東京喰種のアニメの主題歌なんかも歌っていたから、結構とっつきやすいはずだ。みんなさんの好きなバンドも是非教えてもらいたい。

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「罪深い三百幾日に/ぜんぶ雪のせいだ。/ほのほ」への2件のフィードバック

  1. イメージ、陰鬱な印象の歌手さんだったので
    意外と救いのある歌を歌っているんですね。
    導入が少し長い気がしますが、人の興味をきちんとそそる文章であったと思います。

  2. 一体どんな恐ろしいバンドを紹介するのか!?と思ったら意外と名前は聞いたことあるバンドでした。RADのときの紹介はもっと熱くてそっちのほうが好きでした。

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