雪の夢/ぜんぶ雪のせいだ/ねおき

 
初雪が降った夜

しんしんと雪は降り積もり
あたり一面真白になった
 
 
 
ぼてっとした大きい雪の粒
こんなに降った雪に嬉しくなって
早くに目が覚めた朝
僕は厚いコート着込んで
外へ出た
 
 
 
 
頭の上には
青く澄んだ空が広がっていて
凛とした空気が心地よかった
 
大きく息を吸い込んだ
 
 
 
 
 
 
ふと 白銀の世界のなか
僕は君を見つけた
君に出会った
 
 
 
朝の光を反射する
真白な雪は
君を照らすために
あるようだった
幻想的な世界のなかで
ふわふわの雪に触れて
無邪気に笑い喜ぶ君は
妖精のようで
とても眩しかった
儚げで 夢のような光景だった
 
 
君と出会ったあとの僕は
あの澄んだ空のように
ただまっすぐ 素直で
初めて誰かを愛せた
 
 
 
 
 
だけど
 
 
始まりがあれば
終わりは必ずくるもので
早すぎる終わりは僕らにも訪れた
 
 
 
 
冬が終わる少し前
君はいなくなってしまった
僕は空っぽな気持ちを抱えたまま
春を迎えたんだ
 
 
 
 
 
あの日君に出会ってしまった
冬が 雪が 僕らを出会わせた
こんな想いを
知ってしまった
 
 
 
 
どうしようもなく君に会いたい
 
 
 
 
ああ、ぜんぶ雪のせいだ
 
 

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