謝罪/遺書/ピエロ

幼稚園児のとき、下駄箱の上においてあったお邪魔女どれみのポケットティッシュを盗んでごめんなさい。もう誰だったかも忘れちゃったけど、誰かが少しあとに探して見つからなくて泣いてた。そのときわたしが持ってるって言い出せなくて、ごめんなさい。

 

小学一年生のとき、ほんとは小川くんをいじめてました。そんなに大事になるとは思ってなくて、先生に責められて必死に言い訳を探してました。ごめんなさい。

 

小学六年生のとき、香の下駄箱に挑戦状をいれたのはわたしです。文字も変えたつもりだったのに、香にわたしだと特定されたときは、香がどれだけわたしのことわかってるんだって、少し怖くなったと同時に、自分のしたことを後悔しました。三日間泣いてたって聞いたとき、後悔とともに謝罪したいっておもったんだけど、わたしは結局自分が一番かわいい弱い人間だから、謝罪したときも、責任転嫁のなすりつけの言い訳を言いました。ほんとは実莉はなんにも関わってないの。実莉に指図されたとか言ったけど、あれも嘘。実莉ごめんなさい。香ごめんなさい。自らつくった溝をいまでも埋められずにいる、もう香との関係を元通りに戻すことはたぶん無理だけど、今でもたまに見かけたときは後ろ姿に謝っています。同時に、二度と同じような犠牲者は出さないと、本気で心に決めてる。

 

中学一年生のとき、合宿で夢宣言をしたあのとき、嘘ばかり並べて、話をきれいに作りました。ほんとうはチロルチョコの会社で働きたいなんて思ってなかったし、好きすぎて手紙送ったっていうのも作り話です。クラスから選出される一人にまさかの選ばれて、全校の前で発表させられたときは、罪悪感に苛まれて、信じてくれてる全員に対して申し訳なくて、だけどここまで来たらもう後戻りもできなくて、最初からそんなことしなきゃよかったのに。

 

自分を守ろうとはじめたはずの行為は、結局最後には自分を苦しめるものになる。嘘つき盛りグセなおして、もはや幼き頃にすでに失ってたとすら思われるまっすぐ純粋な気持ちもって、生まれ変わります。

 

 

 

 

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