ますたべ/遺書/生野菜

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ごめんなさい、わたしは勝手ながら死ぬことにしました。

きっと、わたしが死んだら、たくさんの人が傷ついて、悲しむだろうと思います。
だけどね、これはぜんぶ貴方(みんな)のためなんです。

わたしが生きていると、不思議なことに、みんなわたしのことを好きになっちゃうみたいなんです。

確かにわたしは人より少しかわいいって言われたりもするけれど、それでもこんなわたしを、貴方(みんな)に愛してもらえるなんて、わたしは申し訳ないくらいに、すっごく嬉しかったです。

それなのに、その中から誰か一人を選ぶなんて、あまりに惨くて。
誰かを愛して、それ以外のみんなを傷つけるなんて、わたしにはそんなことできません。

わたしは今まで、貴方(みんな)からの愛に甘えすぎていました。
だけど、応えられない愛に甘えるほど、傷つけることはないよね。

だから、もう誰の心も傷つけないために、わたしは死ぬことにしました。

断り切れなくて今まで付き合ってきた貴方(みんな)、こんな優柔不断なわたしでごめんね。
確かにわたしは優柔不断だったけど、貴方と一緒に過ごしたい気持ちがあったのは本当だよ。とても楽しい時間をありがとう。

遊びに行くとき、いつもおごらせちゃってごめんね。
「ごめんね、ありがとう」って言いながら……うん、心の中でもそう思ってたよ。

ぜんぜん好きでもないのに、思わせぶりな態度とっちゃってごめんね。
わたしは貴方のこと好きにはなれないけれど、貴方にはわたしのこと好きになってもらいたかったんだ。

衝動的にスキンシップして、ドキッとさせちゃってごめんね。
計算ずくなんかじゃないよ、貴方と触れ合いたかっただけなんだよ。

わたしのことを好きだと言ってくれた貴方に対して、きっぱり「ごめんなさい」って言えなくてごめんね。
きっぱり言っちゃったら、傷つけちゃうと思ったの。だけど、それが一番ひどい答え方だったんだよね。ごめんね。

思い返せば思い返すだけごめんねが溢れてくる。
だけど、もう傷つくことはないよ。

こんなわたしだったけど、好きになってくれてありがとう。
貴方に出会えて、愛してもらえて、わたしはとっても幸せでした。

わたしのこと、忘れてもいいからね。

どうか、幸せになってください。
それがわたしの幸せですから。

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……なーんてね(pω< )⌒☆

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「ますたべ/遺書/生野菜」への1件のフィードバック

  1. フィクションだよって言われてもなんだか少しベースに実話がありそうな雰囲気が面白いと思います。

    どういう意図で書かれたのか気になりました。私は意図とかなさそうと感じました。もっと私に読解力があればもっと美味しくこの文章をいただけた気もします、悔しいところです

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