/遺書/T

夜中、急にお腹の底が冷えていく感じで不安になって、カーテンを全部占めた部屋の中で、地団駄を踏んで、手足をバタバタさせてわーって言って、俺ひとりで何やってるんだろう不安定かよって言って、また空しくなったりする。無能感で何もできなくなる。

 

不安は毎回過去最高を更新しているよーと思っているけど、振り返って考えてみればそんなに変わっていないし、苦しむ内容もそんなに変わっていなかったりする。たいしたことがない。

だから、その状態から抜け出す引き出しはすでに蓄積がある。絶対ある。どうでもよくなってしまうのは、怖い。だから次の朝も普通に起きて、シャワー浴びてどこか行く。

 

 

 

 

 

 

その引き出しの一つ(二つ?)の、よく聴く音楽。両方とも、曲作って歌ってる人がなんか変な人で、最初聞いた時は本当よく分からなかった、変な声で変な曲で、で、なんか二人とも若くして突然死んでいる。(片方の人は、僕が赤ちゃんの時にもう死んでいて、もう一人は、高校の時のある日、その人が死にましたっていう雑誌の記事を読んで、その人とバンドの事を知った。)

好きで聴いてるんだけど、この人たちもう死んでるだよなあ…とか思うと、なんて世の中だーーみたいなカッコつけた虚無感に浸ったりもする。(くだらない。)でも、それでも、生き急いで生きて、「なんで死んだのかよくわかりません。急性心不全です。」みたいな死に方をした人の作った音楽に、救われたり、それで生きたりする人が多いなんて、なんか変なのって思う。

 

曲とか作って歌ったりしてたら、憧れでなんか生き急いでみたりするのかなとも思うけど。でも、生き急ごうとして生き急いでいた訳ではないと思うし。どうしようもないものは、ある。私はとくに何もせずぼんやりしているので、これからもゆっくり生きます。

あとチューしたことないまま死ぬのは嫌だー(結局それかよ)。そんな感じです。

 

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「/遺書/T」への1件のフィードバック

  1. Tさんのことを全然知らないからかもしれませんが、毎週文を読むたびに意外性があってTさんがいっそう魅力的に見えるようになっています。この、すっと心に入ってくるような感じはなんなんでしょうか、感服です。

    二曲とも聞きましたが素晴らしいですね、特にFishmansが好きです。遺書というテーマへの明示が少しはあってもいいのではないかとも思いました。でも不思議と遺書っぽいですよね。

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