舞浜変態の城/フェチ/奴川

フェチか。マジでなんもねえな。困った。

 

平凡過ぎてゲロが出そうな自分の性癖を恨みながら辞書を引いた。いや、父(無職→最近無事起業しました)を見るにつけ、自分の趣味嗜好思考回路が平凡で良かったと思っているので実は何も恨んでいない。とにかく、レポートにしても何にしても、困ったときの必殺辞書だ。打率はせいぜい2割といったところだが、何もないよりはマシである。

 

そして電子辞書でいくつかの国語辞典を横断した結果、目についたのは「執着」というワードだった。特定のものに対し「個性的な執着」やら「異常な程の執着」やらを示すのがフェチ、とある。拝物愛とも関連があるとか。ふむふむなるほどな、と一通り納得したところで邪な考えが頭をよぎる。この定義に当てはめればミッキーマウスフェチってあり得るのでは? だって世の中には車を抱いちゃう人もいる訳だし。やめとけ無茶だ、と自分の中の良心が叫んでいたんだから思いついてしまったんだから仕方ない。

 

 

文房具やTシャツにプリントされていたりゲームに登場していたり、見ない日はないというほどに蔓延しているミッキーマウスだが、今回はディズニーランドにおける彼について扱いたい。そもそもディズニーランドにおけるミッキーマウスに対するファンの振る舞いは、拝物愛の極地のような所がある。丸が三つ組み合わさったロゴをプリントしただけのボールペンが800円!ボールペン自体の出来はどう見積もっても100均レベルなのに。資本主義は最高だ。資本主義というかこれは偶像崇拝に近いのでは、と思わなくはない。わーい御神体だ。

 

フェチには性的興奮が伴われるはずだからミッキーフェチは存在しない? なるほど、ご指摘はごもっともだ。ならば試しにTwitterで「ミッキー エロい」と調べてみよう。ミッキーのエロ同人でも出るかと思いきや、出てくるのは女の子たちがミッキーをエロいだなんだと褒めそやす風景である。彼女たちは、ちょうどジャニーズファンが推しについて語るのと同じテンションで、ミッキーマウスを神聖視している。腰つきがエロい耳がエロい、仕草がエロいにダンスがエロい。斎藤工もびっくりのエロ祭りである。だから性的興奮も伴われているはずだ。多分。

 

 

 

実際私も、ミッキーに会うとテンションが上がる。私はせいぜい年に数度パークに行く程度の人間なので、年パス保持のオタクなんてもっと大変なことになっていると思う。その異常なテンションが性的な興奮なのかどうかは疑わしいところだが、とにかくとんでもない多幸感なのだ。もっと簡単に言ってしまえば、シャブい。シャブいからこそミッキー愛好家たちはショーの始まる何時間も前から硬い床で立ち続け、そしてようやく現れたミッキーを見て涙を流す。いやあいつら本当に泣くんですよ、私も夏祭りの時は泣いたし。この間のイースターイベントで、ミッキーの乗った台が目前を通過した時なんて、ここで死んでも構わないと思えたほどだ。イースター最高だった。わが人生に一片も悔いなし。

 

そんな訳で舞浜には、丸三つで興奮できる変態の集う城があるのである。何を言いたいか分からなくなってきたのでそろそろ終わりにしよう。要はキャラクターのきぐるみに会うためだけに1万円近くも払い、その上炎天下で何時間も待つのはだいぶ狂気的な執着ですねという話だ。だからフェチ。完。いやミッキー愛好家の女性ってマイノリティでもなんでもないだろ、でもたまにメチャクチャ拗らせている人もいるのでやっぱり完。次はパイレーツコラボイベントか、楽しみだなあ。

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