横綱とは、相撲とは/ネット記事/生まれてきてごめん

みなさんは相撲を見たことがあるだろうか。日本の国技である相撲は格闘技でありながら、他のスポーツ格闘技とは一線を画す。それはなにより、相撲が国技であり、「神事」であるからである。そんな神聖な土俵で戦う力士たちの頂点に君臨するのが横綱である。この間知ったのだが、横綱は現人神であり、番付の上では人間ではない。人間で最も強いのが大関、横綱はそれ以上の存在なのだ。そのため横綱の相撲には「美しさ」が求められる。「美しい」相撲とは、相手力士の当たりを正面から受け止め、乱暴な張り手やかち上げをせず真っ向勝負で勝つ、というものらしいのだが、私はどうも納得がいかない。それが次の記事だ。

https://www.nikkansports.com/m/battle/sumo/news/1861111_m.html?mode=all

この記事を見て感じることは、形式美としての相撲が重宝されるがあまり、本来あるべき武術としての相撲が見れなくなってしまうのではないかという不安と苛立ちである。

歴史に残る最古の相撲の取り組みの結果は、片方の力士がもう片方の力士腰の骨を踏み潰して勝利した。無論、腰の骨を折られた力士は死んでしまった訳だが、この結果に疑問をもつ人もいるだろう。立ったままどうやって腰の骨を折ったんだ?という疑問である。それに対する回答はいたって簡単だ。当時の相撲は手、膝をついても負けではなかった。負けの条件は、相手を戦闘不能にすること、早い話殺した方の勝ちということだ。つまり、格闘技としての相撲というものは、本来死と隣り合わせのものであり、その最中に形式にこだわっていられる余裕などないのだ。

今のような興業相撲が始まったのは江戸時代からだが、当時の力士にも、爪の先を尖らせて相手の肉に食い込ませるという戦法を使う力士がいた。もちろん、そんな姑息で手荒な真似を褒めるようなことはできないが、そこまでしてでも勝たなければいけない、ヒリヒリするような勝負が当時の土俵にはあったのだ。形式にこだわっていては見られない勝負があるのではないかと私は思う。

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