アオハルかよっ!/とにかく明るい小説/やきさば

「いっけな~~い!遅刻遅刻!」

新学期初日から遅刻なんてありえないよお~~。なんでお母さん起こしてくれないの!ほんとありえない!!!

朝ごはんのトーストを加えてわたしは走り出した!この角を曲がればもしかしてもしかして運命の出会いが…!!

 

 

なんて。あるワケないよね。無事遅刻し先生に怒られましたとさ。トホホ。はあ~~なんかいいことないかなあ。寝坊したから寝癖治ってないし、メイクもキマッてないし。先生の話はつまんないし、運命の出会いもなかったしさあ~~。まあ、大好きなユミちゃんと同じクラスになれたのは嬉しいけどね!不幸中の幸いってやつ!?

「おい」

「ほえ!?」

こいつはわたしの幼馴染のケンタ。幼稚園の頃から今に至るまでずーっとお隣さん。またコイツ同じクラスかよ。ヤダヤダ。てか!朝ケンタが迎えに来てくれればよかったじゃん~~!!そしたら遅刻することなかったのに!!ほんと使えないやつだなまったく!

でも。最近コイツもかっこよくなったよね~。中学の頃なんてわたしと身長変わらなかったのに、高校に入ったら急にのびちゃってさ。なんかサッカーも?がんばってるらしくて?エースらしいじゃん?そう思うと確かにまあまあイケてる??顔も小さくてスタイル良いし。遠目から見れば……まあ、わんちゃんあるかも。

 

「おい!!!!」

「ふぁ!?」

「さっきからなんなんだよ。百面相し過ぎ。ブスがさらに進むからやめとけやめとけ」

前言撤回!!!!

「はあ!?うっさいわねアンタに言われたくないブスケンタ!」

 

「うるっさいシラサキ!」

 

ドンっという鈍い音に教室中が静まり返った。先生が教卓を叩いたみたい。また先生のコマ怒らせちゃったな。てへへ。あ!ちなみシラサキっていうのは私の名前ね。自己紹介が遅れちゃったけど、私はシラサキマイ。白馬の王子様との運命の出会いを夢見るオ・ト・シ・ゴ・ロなJK2ですっ☆☆よろしく!

 

「今日は転校生が来てるからな」

うそ~!先生そんなこと言ってたっけ!?もう~~早く言ってよ~~今日人生最悪の日だと思ってたけどいいことあるじゃん楽しみ!!!

「紹介するぞ、みんな仲良くしてやってくれ。ハニュウダイキくんだ。」

男!!!来た!!運命の出会いかも!!

 

彼が教室のドアをガラッとあけたその瞬間、わたしは目を奪われた。切れ長の目にスッと流れる鼻筋。薄いけど色気のある唇。ゆるくセットされた柔らかそうな髪の毛。かっこよすぎてすいこまれそうだった。わたしのもろタイプ。笑顔は優しくて、ふわふわで…。ああ…輝いて見える…私の王子様……。

 

「これからよろしくね、マイさん」

ってうわ!いつの間にか隣にいるうううう!!なんで!?

「そんなびっくりしないで、君の隣の席になったんだ。わかんないこと沢山あって迷惑かけるかもだけど、そのときは頼むね」

「は、はい…よろしく…!!」

きゃ~~~申し訳なさそうにする姿もかっこいい…むりむりむりむり…。これから毎日隣がこの顔なんて…耐えられないよおおおお!!!しわあせすぎるううう…神様仏様ありがとう!まあ宗教とかよくわかんないけど!!しかしわたしはこのとき、本当のことをまだ知らなかったのです……。

 

 

授業終わりにダイキくんを校内案内することになったわたし。ああ…一緒に歩いているだけで幸せ…てかこれデート!?デートって感じ!!??

「うわっ!!」

ってそんなこと考えてたら階段で躓いちゃった!倒れる!と思ったその時、私の体は何かに支えられた。

「大丈夫?」

ダイキくんが間一髪で後ろから支えてくれたみたい。ってうそうそうそうそ。ダイキくんのいい声が耳元でええええええ!!!!!

「だ、大丈夫だいじょうぶ!ごめんねありがと!」

パニックになりながらも支えてくれた腕を離そうとしたけど全然離れない。あ、あれ?

「ダイキくん?」

「フッ、顔真っ赤」

わたしが振り返って呼びかけるとダイキくんはその優しい雰囲気から想像もつかない不敵な笑みを浮かべた。あれ、ダイキくんってそんな感じだっけ…?とか考えてると次の瞬間、私の唇に何かがあたった。

 

…………………………キスだ!!!!!!!

 

「!!????」

「かわいい。ね、マイって俺のこと好きでしょ?」

「!!!!!????」

どどどどういうこと!????ちょ、何が起こってるかわからない、てかダイキくん、性格変わってない…?に、二重人格…????

「ねえ、俺が付き合ってやってもいいよ、マイと。」

「!!??」

ちょ、、驚きの連続で全然声でない。今わたしの目の前で起こってることは現実?現実なの???

 

「おい。」

上の方から声が聞こえた。見るとケンタ!?え、もしかして見られてた…恥ずかしいいい死にた…

「俺も立候補したいんだけど。マイの恋人に。」

「は!!!????」

というととケンタはわたしのおでこにキスをした。えちょっと待って!!左右から挟まれて全く意味が分からない……。

すると二人は私の左右の手を取りこういった。

 

 

「「ねえ、俺と付き合わない?」」

 

 

これからわたしの高校生活どうなっちゃうの~~~~~!!!!!!!

 

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