オレオ のすべての投稿

命を賭けたキャッチコピー/遺書/オレオ

そうだ 明日、死のう。

もう、なんのために生きているのか分からなくなってしまいました。朝7時に起きて会社に行って。日々上司に叱られるという恐怖にビクつきながら仕事をこなし、深夜12時まで残業のオンパレード。自分が成し遂げた成果もろくに評価されることなく、昇進の道は絶たれも同然。受検も就活も贅沢な暮らしがしたいがために頑張ってきたのに、今までの努力は何だったのか。僕が積み重ねて来た努力が全て無駄になってしまったように思えてきました。それも全て【某広告代理店】と【上司の名前】というクソ野郎のせいです。こいつのせいで僕の人生は狂わされました。こいつさえいなければ僕はこれほどまでに苦しむこと無く、マシな毎日を過ごせていたことでしょう。自分の仕事を全て僕に押し付け、ミスをすると理不尽な説教を延々と垂れ流す。逆に成果を上げると、さぞ自分の手柄かのように上に報告するクソっぷり。もう、正直生きているのが辛いです。

今まで、自殺する人の気持ちがわかりませんでした。そんなに仕事が嫌ならとりあえず辞めればいいんじゃん。と心のなかで思っていました。でも、ようやくその気持がわかるようになりました……いや、なってしまいました。せめて僕の死を持って【上司の名前】に復讐してやろうと思い、この旨を遺書にしたためたいと思います。こんな形で命を粗末にすることをどうかお許し下さい。そして、決して自分たちを責めないでください。悪いのは全て【某広告代理店】とクソ上司です。最後の息子の最後のお願いです。どうかこの遺書をマスコミに報じてこのクソどもに制裁を加えて欲しいのです。僕が望むのはただそれだけです。それと、微々たるものですが、貯金していたお金を僕のタンスの奥に入れて置きます。親不孝者のせめてもの親孝行のつもりです。自由に使ってくれるとありがたいです。そして、もし許されるのなら、もう一度あなた達の子供として生まれたいです。

 

これを書くためにあえて提出遅らせました(嘘)/ぜんぶ雪のせいだ。/オレオ

あ、そういえば何も書いてない。って締め切りもう過ぎてるじゃん!!!

 

大体決まって最初の投稿になってしまうのには理由がある。単純に早めに課題をやっておかないと忘れてしまうからである。帰ってその日にはパソコンでとりあえずWordファイルを開いてテーマを書いて保存しとく、そうすればパソコンを開く度にそのテーマが書かれたWordファイルが目に映る訳で、絶対に忘れることがないということだ。

 

今回はそれを怠った。というよりその作業すらし忘れた。そう、これはすべて雪のせいである。去年に一度だけ雪が降った。その日からすでに私が課題をやり忘れることになる伏線は張られていたのだ。

 

雪が積もるほど降り続けた冬の日、私は行くはずだったインターンの選考会をサボった。もしかするとインターンがその日決まっていたかも知れない、しかし、私は行かなかった。行かなかったことによって冬にやるはずだったインターンに行かぬまま時は過ぎた。これはヤバイと思い、必至にインターン活を積極的に行った甲斐あり、つい最近インターンの面接にまでこじつけた。その後、面接の結果が届き一次は無事に通過したのだが、最終面接の前にSPIの試験を受けて欲しいと言われた。それがつい1週間前、そう、ちょうどスタジオがある日の前後だった。その日の週末は友人の誕生会があってそのまま泊まったり、会社を紹介してくれた知人と食事に行ったりと、割とやることが多く課題に頭を割く余裕など微塵も無かった。

 

その後も、期末レポートなどに追われ、他の課題には時間を割かれていたのだが、如何せん冒頭に書いたようにWordファイルを作っていなかったため、スタジオの課題など頭に無かった。そして先ほど、シャワーを浴びながら明日の授業のことを考えているとあら不思議。スタジオやん。そいやスタジオの課題やってないやん。という具合。

 

これはどう考えても雪のせいだよね?

大大大好き (leo miyajima ver.)/自分大好き/オレオ

何だかんだ言って自分が好きだ。

 

ラテが好きな自分が好き。変にかっこつけてブラック飲むより、ブラックは不味いからラテしか飲まないって正直に言う自分が好き。それでいてスタバ言っても大体ラテしか飲まないって言う自分も好き。フラペチーノとかそういう話題性だけで買うような奴とは違いますよっていうアピールでもあるけど。でも、本当に旨そうな新作は試してみちゃう自分もわりと好き。あと、ラテならではの牛乳の旨さにこだわってる自分も好き。色々試したけどやっぱりLAWSONのMACHI Caféで使ってる牛乳が一番おいしい。ココアもロイヤルミルクティーもうまいから死角なし。

 

包み隠さないとこが好き。大学入ってから変に酒嗜んでますよ感をアピールするより、ビールとか苦いし不味いしペプシの方が絶対うまいじゃんって小学生みたいな持論を持ち出して酒好きアピールする奴らを全否定する自分が好き。「喉カラッカラになった状態で呑む一口目のビールが最高」とか言うやつ。そら喉カラッカラだったら何飲んでもうめーよってね。ペプシだったら一口目じゃなくても飲み干す最後までうめーよ。あと、チューハイとかカクテルとか呑んで「呑みやすいしおいしい奴」。ほぼジュースだろが、ジュース飲んでろジュース。でも、「酒呑めないからこれくらいしか呑めないんだよね」って正直に言う奴。好感持てる。

 

ファッションセンスも好き。ミーハーになりたくなくて、ワンポイントで人と違うものを身につける自分が好き。よく見たらちょっとだけオシャレだね、みたいな。たまに小物を褒められることがあると凄く嬉しい。原宿ファッションで自分らしさアピールしてる人たちもいるけど、それって原宿系ファッションとしての定着したジャンルを真似てるミーハーだよねって思ってる。多分本人たちは人と違った独創的な自分かっこいいって思ってるんだろうけど、わりとスベってる感がある。

 

集めてる漫画のチョイスも好き。大体話題になってないような隠れた名作を見つけるのが好きで、話題になったら心の中で『俺やっぱセンスいいなぁ~……』て自画自賛して、皆んなが知る前から知ってたっていう優越感に浸ってる。『ワシが育てた』って感じ。

 

 

 

 

―――こうしてみるとわりと捻くれててかっこ悪くね?

 

 

 

って書いちゃう自分も好き。

OH! JAPANESE ONSEN!/あったかい/オレオ

祖母の七回忌で父親の実家である長野に行ってきた。

今ちょうど、真田丸で話題になっている上田市ね。

上田城ってあるじゃん、あそこね、結構近い。

そんなことより、長野、信州と言えば蕎麦と温泉だよ。

そりゃ、のぼせるほど入って来ましたよ。温泉。

蕎麦はぶっちゃけ好きじゃないからそんな感動無いけど、温泉はやっぱいいね。

源泉掛け流しの湯。やっぱり身体の温まり方が違う。

長野に居た時の気温は大体0℃くらいが基本でね、

霜が出来たり水溜りが凍ってたりしててびっくりしたよ。

だけど、温泉に入ったら外出てもポカポカ。風が涼しくて気持ち良いくらい。

やっぱ温泉っていいよね。特に冬の温泉は最高。

まぁ、でも長野まで行って温泉入れる機会はそうそう無いからね。

源泉掛け流しの温泉ほど良くは無いけど、近場の温泉も結構行くよ。

今までは川崎にある「志楽の湯」ってとこに割と行ってたけど、

最近アツいのは綱島温泉。昔から有名らしいんだけど、

ハイカラな日帰り温泉リゾートみたいなとこがいつの間にかにできてたみたいでさ。

「湯けむりの里」ってやつ。

行ってみたら凄くてさ。

風呂上がりのフルーツ牛乳も腕輪に付いてるバーコードでピッとしてね。

そんでガタンと出てきた奴をくーっとね。最先端やな~って感心しながら飲むわけよ。

あ、もちろん牛乳もコーヒー牛乳もあるよ。その日はフルーツな気分だったんだけで。

そんで風呂上がりにはリクライニング自由なソファでパーソナルTVを楽しめるんよ。

雑誌とか漫画とかも読めるしね、あと取り扱ってる漫画のセンスが良い。ほとんど持ってた。

そんで十分休んだらバーコード付きの鍵を会計に持ってて精算して、

改札みたいな出口んとこにレシートかざして帰るんよ。色々最先端すぎてびっくり。

昨日も行ってきたよ。ぽっかぽっかやぞ。ぽっかぽっか。

 

 

 

 

今、ハンバーガーがアツい/食レポ/オレオ

俺は今まで美味しいローストビーフ丼を食べたことがないと知り合いに話したところ「こないだレッドロック行ってきたよ~」と自慢げに言われた。どうやらローストビーフ丼で有名な店らしかった。それからというもの、俺の頭はレッドロックのローストビーフ丼で侵食されていた。ただ、一人でわざわざ原宿まで行くのは正直ダルい。

そうだ、あいつ誘おう。

 

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―――全てはこれから始まった。

というわけで昨日、高校の時の友人(女子)とご飯を食べに行く約束をしていたので俺は渋谷へと向かった。そして着いて合流したのはいいが、ヤバイ、全然お腹空いてない。てかそもそもローストビーフ丼の気分じゃない。ご飯物よりもパン系が食いたい。

それならということで、とりあえず腹が空くまで駄弁りながら周辺を散歩することにした。

「どこらへん行く?」

「代々木公園行く?結構歩くけど」

「お、俺実は代々木公園行ったこと無いんだよね。」

「え、ヤバ!ほんとに?」

「うん、でも紅葉(こうよう)とか良さげだね」

「あー!いい!今日カメラ持ってきたよ」

「ナイスじゃん」

ということで、俺たちは代々木公園まで歩いた。天気も散歩日和で、なかなか気持ちの良い散歩だった。初めて明治神宮にも行ってお詣りをした。

結局2時間くらい散歩していたので流石に腹も空いてきた。結果的に原宿(ここも初めてきた)まで来たけれど、ローストビーフ丼を食べたい気分じゃない。するとここで、ハンバーガーが食べたいと友人がボヤいた。実は俺ん中でハンバーガーはアツい。すぐさま乗っかって「ハンバーガー 食べログ 原宿」と検索をかけた。

1位はFELLOWS (表参道、明治神宮前、外苑前 / ハンバーガー)評価3.61

ハンバーガーも良さげで、ここに決定。歩いて店前まで来るものの嫌な予感。2時半にもなるのにそれらしき場所に行列が。俺も友人も“並びたくない”という感情をあらわにしたため、すぐに撤退。辺りを少しぶらついていると友人が立ち止まって一言。

「もうここで良くない?(笑)」

13位J.S. BURGERS CAFE 原宿店 (明治神宮前、原宿 / ハンバーガー)評価3.07

目をやるとJ.Sバーガーという看板があった。なるほど、なかなか旨そう。正直めんどくさくなっていたので普通にそこで食べることにした。入って数分で席に案内され、メニューを開いたが、種類が半端ない。色んなチョイスがあるのは凄くいいのだけれど優柔不断な俺からしてみればとても悩ましい。悩みに悩んだ結果O.B.Mバーガーとやらを注文。友人は何やらバンズが黒いバーガーを頼んだ(名前は忘れた)。

暫く駄弁っていると、ハンバーガー到着。

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おー。これはかなり旨そう。O.B.M.ってオバマのことだったのかとハンバーガーに突き刺さったフラッグを見て気づく。早速、よくある専用の紙みたいなのに入れて豪快にかぶり付いた。最初にカリカリに揚がった香ばしい海老の食感が歯に伝わり、次にシャキシャキというかポリポリのブロッコリー、そしてようやくジューシーなパティとベーコンと、ファーストインプレッションは最高。個人的にはカリカリのベーコンの方が好みだけど、そんな細かいことはこの際どうでもよかった。噛めば噛むほどそれぞれの味がいい感じにフュージョンして口いっぱいに広がる。このソースはガーリックッ!?確かに、ガーリックシュリンプって説明書きされていたような。このソースが海老と肉によく合う!しかし、それ以上にこの海老がまじでうまい。殻はカリカリに揚がってて香ばしく、中身はプリッとした海老ではなくしっとりとした感じの海老。プリッではなくしっとりなのがいい!正直これで伝わるかは分からないがとにかくいい海老だ!そして、付け合せのフライドポテト。友人のポテトフライは至って普通のフライドポテトなのに対して俺のはゴールデンクリスプラティスカットとは中々やりおる。上にはちょっと酸味と辛味の効いたソースがかかっており、決して飽きさせてくれない。最後はコーラを一気に流し込むというアメリカンスタイルで〆るのがMY STYLE。くぅー!たまんねぇ!

ドリンクとセットで1700円と値は少々張ったものの、それに見合った味だと思った。ついこの間、Hard Rock Cafeという所で食べた2000円のハンバーガーには正直がっかりしていた所だったので満足度は個人的にかなり高かった。食べログの評価も言うほどあてになんないなと感じた。

さて、次はワールドポーターズにあるテディーズ ビガー バーガーにでも行ってみるとするかぁー。

 

 

 

 

 

 

字幕派VS吹替派/○○ VS ✖✖/オレオ

ファンタスティック・ビースト良かったな~。何が良かったって主人公が良かった、更に突き詰めると主人公を演じてる俳優の演技が絶妙だった。あのブリティッシュ英語といい、ちょっと内気な感じが伝わってくる聞き取りにくい声量、喋り方、どもり方。全ての要素が役にピッタリはまってたよ。うん。

 

やっぱり洋画を観る時は字幕だよね。むしろ映画を吹き替えで観る奴の神経がマジで分からん。

 

そもそも、映画の良し悪しを決める要素って何だと思う?いや、正しい答えなんてないんだけどさ、大部分はストーリーの構成とか、設定とか、俳優の演技力とか、雰囲気だよね。何が言いたいかというとね。吹き替えで観るってことはつまりさ、本来の俳優の声とかセリフをさ、全く別の人がボイスオーバーしてるのを聞くってことだよね。

 

あのさ、俳優ってのは、本当にその役に成りきって演じているわけで、その人の喋り方だったり、ちょっとした癖とか全部その役に合うように演じているはずなんだよね。それを、実際にその役を演じてない日本の役者とかだったりタレントだったり、時には芸人がボイスオーバーするってことですよね。あの、それでいいんすか?本来の俳優の演技を全て“無”にしていいんですか?あなたは、俳優や監督が一生懸命演技で表現しようとしたことや、ニュアンスを全て感じ取ることのないまま、ぽっと出の“声担当”の人たちの演技(笑)を聞いて満足していることになるわけですけど、本当にそれで満足なんですか?というか満足とかどうとかいう問題以前に、映画や俳優さん達に失礼だと思わないの?せっかく演技してるのに、全部消して上書きするとか、実際そんな吹き替えバージョン観たら俳優さん悲しむと思うよ。百歩譲って、ボイスオーバーが絶妙にマッチしてたら黙認してあげてもいいよ。でもさ、殆どの場合がカタコトだったり、棒読みだったりで悲惨だから言ってるんだよ。

 

映画に限らず海外ドラマとかでもそうだけどさ、ほんと自然な演技が日本語吹き替えのせいで凄くわざとらしいトーンになってたりして笑っちゃうよ。世界観とか雰囲気とか台無し。せっかくいい作品を汚さないでもらえるかな?

 

とにかくさ、「吹き替えの方が頭に入ってきやすい」とかほざいてるバカどもは邦画と茶番ドラマだけ観て満足しとけって話。

完全犯罪(笑)/大作戦/オレオ

あー、マジであいつムカつくわ。殺すか。

 

『 殺 害 決 定 ! 』

 

とりあえず、捕まりたくないから完全犯罪でも成立させてみっかー。

要するに誰にも俺がやったってバレなきゃいいんだろ?そんなん余裕のよさこいへいさー。

 

【用意するもの】

・ドライアイス

・色んな人の毛髪

・手袋

・全身タイツ

 

とりあえずこんなもんでしょ。まぁ、困ったらヤーさんにでも頼も(笑)

 

だいたいさ、犯罪犯して捕まっちゃう阿呆は何らかの証拠を残しちゃってるわけだよね。それをポリスメンとかが見つけて色々バレちゃうわけでしょ?だからさ、証拠残さなきゃバレることねーじゃんwwwうは、俺天才wwww。まずは、指紋とか髪の毛とかだよね、指紋なんて手袋でよゆーじゃん?髪の毛はスキンヘッドにすれば残す毛もなくなんじゃん?捕まるやつって何なの、スキンヘッドにする度胸もねーのかよwwwそんなんでよく人殺せるなwww。俺は天才だから更に念入りに全身脱毛サロン行くけどなwwwその上に全身タイツですよwwwもう完璧すぎだろwww。あとは、適当に拾ってきた髪の毛をばら撒いておけば尚いいよねwww。「違う髪の毛がありすぎて特定できない……だと……」とか言っちゃってたりしてwww。

 

あとはどうやって殺すかだよね。大体証拠として残るのが“凶器”だよね、皆んな包丁とか使って川にぶん投げたりするみたいだけど、俺からしてみればNON-SENSEだよ。結局みつかんだよそんなもん。そこで“ドライアイス”ってわけ。ドライアイスって硬いよね、鈍器として申し分ないくらい硬いよね。これをポリ袋かなんかにつめてブンブンブン!ですよ。ハイ、イチコロ。使い終わった後もドライアイスだから気化して終わり。“凶器”のこりまてーんwww。ポリスメンは必至になって「鈍器のようなもので殴られた痕跡が~」とか言って鈍器っぽいもん探すだろうけど、ねーよwww。おめーらもう“凶器(くうき)”吸ってるっつーのwwwなんちゃってwww。んじゃまぁ、いっちょ殺ってきますかwww。

 

* * *

 

「~~~警察によりますと、深夜の12時53分頃、住民から“全身タイツで歩いてる不審者がいる”との通報を受け、周辺の警察官が駆けつけたところ血の付いたポリ袋を持った犯人が歩いていたため、現行犯逮捕したとのことです。さて、続いてはお天気です。木原さーん!そらジロー!(笑)」

 

死ぬ勇気があればきっと何だってできる/片付け/オレオ

こもったようなその音は朦朧とした意識がはっきりするにつれてけたたましく鳴り、耳に響いた。4月4日、気怠そうに起き上がり、まだ新品の匂いのするカレンダーに✖でシンナーの匂いを上書きする。

 

「思ったより早く来ちゃったな……」

 

これまでに特別これといって努力したことがあるわけでもない。日々のうのうとただ生きて、遊んで、自分のしたいようにして生きて来た当然の結果だった。テキトーな高校を受験して、大学もとりあえず行っとこうという感じで、勉強せずに入れる私立を受験して普通に入った。大学でもそれは変わらなかった。成績なんて関係ない、とりあえず卒業するのに必要の単位だけを最低限もらえればそれだけで良かった。

 

でも、気付いた時にはもう遅かった。就活をするにあたって、まず企業のエントリーシートを書かなければならなかった。記入欄には大体決まってこう書いてある。

 

【自己アピール】

_______________________________________________________________________________________

 

【あなたがこれまでに頑張ったこと】

_______________________________________________________________________________________

 

 

―――何も書けなかった。

 

一日中、パソコンと向き合ってエントリーシートを埋めようとしたが、指はほとんど動かなかった。たまにそれっぽいことを打ち込んでみるも、どれもありきたりで、中身は空っぽなことばかりだった。【Backspace←】を少し長押しするだけでエントリーシートはまたすぐ真っ白になった。

 

就活は失敗した。当然のことかもしれない、俺はいてもいなくても変わらない存在だったのだから。だから俺は今日から死ぬために生きようと決めた。せめて、自分が積み上げてきたマイナスをゼロに近いマイナスにして死のうと。

 

 

 

 

「全部で3万円になりますがよろしいですか?」

「はい、全部売ります」

 

身の回りの物は全部売り払った。ミニマリストというのはこういう状況のことを言うのだろうか。バイト代あわせて316万、案外バイトでも稼げるもんなんだとこの時思った。いっそこの金をパーっと使いたいという欲が脳裏をよぎったが、それを振り払って静かに封筒に金をいれ。封筒には“ごめんなさい”と一言書いた。

 

片道のタクシー料金だけを持って、一番近くにある海辺に向かった。一瞬で死ぬ飛び降りではなく、死ぬのに時間がかかりそうな溺死を選んだ。苦しんで死にたかったわけじゃない、少しでも長く生きている実感を得ながら消えたかった。それにこれ以上人に迷惑をかけずに済みそうだったから。

 

映画とかではよく見るけど、どうやって溺れればいいんだろう。浅瀬でいいのだろうか、それとも沖まで出たほうがいいのだろうか。とりあえず、何も考えずに泳いだ。どれくらい泳いだだろうか。身体はもう限界で、頭もボーっとして来た。振り返ってみると、意外とまだ陸は近かった。死ぬ恐怖を紛らわすように、強がって“こんな体力無かったっけ”と心の中で苦笑いした。浮いているのも限界で、ようやく俺は浮くのをやめた。身体はゆっくり沈み、海は外の音を遮断した。

 

―――シニタクナイ……

 

気づいたら海辺で仰向けになっていた。どうやって戻ってこれたのかも覚えてない。結局死ぬことからも逃げて、俺は子供のように大声で泣き崩れた。歩いて家に帰ると封筒を握りしめた母親が泣きながら抱きしめてくれた。俺はただ、“ごめん”と繰り返し、また大声で泣いた。

 

4日以降に破いたカレンダーをテープでつないで、少し先の母親の誕生日に◎を付けた。

死ぬのはもう少し先でもいいかと、また俺はいつものように逃げた。だけど、なんだかそこにはいつもの後ろめたさは無くて、逃げたのに少し前へ進めたような気がした。

 

 

 

あの日見た儚げな彼女を僕はまだ知らない。/気になるあの子/オレオ

不思議だった。

最初に彼女を見た時は、凄く大人しそうで品があるようだった。
髪も服装もお嬢様みたいな雰囲気で上品。常に控えめで自己主張という言葉とは無縁。そんな感じ。といっても、お嬢様のなんたるかを心得てる訳でもなし、僕のぼんやりとしたイメージに過ぎなかったのだけど。

兎に角、それが僕の彼女のイメージだった。

―――だった。

同じ授業でも、スタジオでも、友人と楽しそうに、周りに会話が十二分聞こえる声でハキハキと話す様子は僕の想像とは違った。だからがっかりしたという訳でもまったくない。ただただ、驚いたのだ。ここまで僕の想像と異なることがあるものなのかと。周りの目など気にせず、ありのままの自分を全てさらけ出すようなオープンさ。沈黙の中で、堂々と発言をする揺るぎないメンタルの強さ。時折、キャラを作っているのではないかと疑うほどの不思議発言。日を重ねる毎に、彼女は僕のイメージとかけ離れていった。でも、そんな自由な彼女を羨ましく思った。

ある日、僕は偶然彼女を学外で見かけた。

俯いて誰かを待っている姿はどこか儚げで、そんないつもとは違う彼女の表情に僕は少しドキッとした。もしや、これが本当の彼女なのだろうか。学校での彼女はやはりキャラは作られたものなのだろうか。

お互いに目が合うと、「あっ!」と驚いて、二言ほど交わした。そんな、挨拶程度の会話だったけれど、やっぱり普段目にする彼女とはどこか違った感じがした。

後日、思い切って聞いてみた。彼女の振る舞いについて。彼女はサラッと「キャラは作っている」と言った。キャラを作った方が楽で、そのうち自然とそのキャラが本当の自分になってくるのだと。こういうことをサラッと正直に言えてしまう彼女もなぜかかっこよく思えた。

けれど、それと同時に僕は、素の彼女が少し気になった。

普段友達といない時間、自分だけの時間。

きっと素の彼女は、あの日見せた様な儚げな表情を浮かべるのだろう。

真夜中ノ空腹伝令/食べたい/オレオ

現在フタヨンサンマル、自宅待機班、空腹ニ駆ラレリ。
コレヨリ、オートバイデコンビニノ偵察ヲ行ウ。
天気ハ晴レ、気温ハ12度。マトモナ格好確認ヨシ。PASMOヨシ。異常ナシ!

―――ブロロロロ……

エンジン作動確認。ライト、ウィンカー、左右共ニ異常ナシ!
家ノ鍵……異常アリ!!!施錠ノシ忘レヲ思起ス。
直チニ引キ返シ、鍵ノ施錠ヲ行ウ。

―――ガチャ……

施錠ヲ確認。コレヨリ、目的地点ニ向カウ。
現在、舌ハ塩辛イ物ヲ欲シテイル模様。ターゲットハコンビニノホットスナック。
メインターゲットハローソンノゲンコツメンチ。
先ズハ拠点カラ最短距離ニ位置スル第一目標ポイントセブン-イレブンノ偵察ヲ行ウ。

―――ブロロロロ……

第一目標ポイントニ到達、コレヨリホットスナックノ現状確認ヲ行ウ。

―――ティロリロリロリロ……

ホットスナックヲ目視。現在状況確認。

揚げ鶏:1
唐揚げ棒:1
若鶏のもも唐:5
フライドポテト:1
サクッとジューシーメンチ:1

総ジテ鶏ノ唐揚ゲ系ガ多イ模様。隣ノケースニハ大量のドーナツガ陳列。
次ノ目標地点デノ残高逆算ヲシ作戦ヲ練ルガ、揚ゲ鶏ノ誘惑ニ敗北シ、フワットロクリィムワラビト共ニ止ム無ク購入ス。

現在フタヨンゴーマル。コレヨリ、第二目標ポイントローソンノ偵察ニ向カウ。
推測距離ハ第一ポイントヨリ南西ニ300メートル。到達予定時間ハフタヨンゴーニー。

―――ブロロロロ……

第二目標ポイントニ到達。現在ノ時刻ハフタヨンゴーゴー、到達予定時間ヨリ3分オーバー。

―――ピンポーンピンポーン

直チニ目標ターゲットノゲンコツメンチノ安否ヲ確認ス。

ゲンコツメンチ:1
黄金チキン:1
鶏皮ぎょうざ:1
Lチキ レギュラー:1
鶏から 塩にんにく:4
炭火焼鳥 ももタレ:1
からあげクン(レギュラー):2
からあげクン(レッド):1
からあげクン(北海道チーズ):1
ザク切りポテト:2

ターゲット補足。
速ヤカニレジニ急行シ、“オ買上ゲ”ヲ実行ス。
ロイヤルミルクティーノ“オ買上ゲ”モ試ミルガ残高不足ニヨリ戦略的撤退ヲ行ウ。

―――ピッ

「1点で160円になります」
「あっ、PASMOでお願いします」
「かしこまりましたー」

―――ピピッ

「ありがとうございましたー」

目標ターゲット無事確保。コレヨリ、直チニ帰宅ス。

―――ブロロロロ……

マルヒトヒトマル、拠点ニ無事帰還。コレヨリ、ターゲットヲ食ス。

―――モグモグ

……何やってんだ俺。