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本の登場人物たちは、たしかに大人です。特に、年配の方が書いた高校生・大学生くらいのキャラクターは大人びていることが多いように感じます。逆に幼い方向に振り切れていることもあって、そのあたりは作家の価値観によるもかなと思います。

さて、自分と同年代のキャラクターに対して違和感を覚えてしまい、その違和感を割り切れないとのことでした。はっきり言ってしまえば、授業の課題などでどうしても読まなくてはならない場合を除き、読むのを止めてしまっていいのではないでしょうか。読書とは本来趣味なのですから、口に合わなければそれまでです。

ただ、このような対策をとってしまうと、現在が読書人生の中で最も苦しい時期になりますね。古今東西、ありとあらゆる小説に大学生的人物が登場しますから。その手の小説を排除しきった結果読むものがなくなってしまったけれど何かしらは読みたい、そんな時は児童文学をおすすめします……と書いていて気づきました、これ他の解答者と被ってますね。それでもおすすめです、児童文学。

また、それでも同年代のキャラクターが出てくる作品に取り組むとしたら、ハイファンタジーやハードなSFものといったあまりにも現実的でない世界を描いたものの方が、現実とのギャップに細かく悩む必要はないかもしれません。

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本が読めなくなる

あなたが言う通り、同年代の登場人物があなたの体感した実際のものより大人びていることに抵抗を感じているのなら解決法はいくつかあります。

ひとつめは、若い作家の本を読むこと。20代の作家は探せばわりといます。どういうジャンルの本を読んでいるのか分からないですが、簡単に調べられます。
ふたつめは、処女作だけ読むこと。ひとつめと大差はないですが、往年の作家でも何十年か前は20歳だったのです。作者も歳を重ね、成長し変化しますから、若い頃に描いた文章はありのままの若者が描かれているかもしれません。

ここまでの方法は対処療法で、根本的に登場人物の年齢と自分の年齢に関係なく読書を楽しむとなるとあなたの問題になります。
また、人間の脳の発達は20歳ごろまで続き、それまでは脳みそが不完全なんだそうです。脳みそのつくりが違うなら、大人の書いた未成年は不自然なのも当然かも知れません。

まあ小説の登場人婦なんて年齢に限らず不自然なものだと思って割り切れたら楽なんでしょうね。

 

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 きっと相談者さんは物語に没入しやすく、感受性の強い人なのだと思います。物語に入り込んでしまえばしまうほど、逆にふとした時に自分のリアルと照らし合わせてしまって、息苦しくなってしまうのでしょう。
 そこであえて物語の登場人物で1番冴えない奴に、意識的に感情輸入してみるのはどうでしょうか。大抵どんな物語でも、立派な人物の裏にはどうしようもない華のないやつが配置されています。バランスの関係でだいたいいるはずです。その人に感情輸入すれば、あなたが抱いている物語の登場人物への劣等感も相まって、物語の世界を楽しむことができるかもしれません。
 また、きっと年を取っていけば、当時苦手になってしまっていた本の年齢ではなくなり、読めるようになるかもしれないですよ。大学生の今、中学生主人公の本は読めるようになってはいませんか? 学生の間は辛いかもしれませんが、時が過ぎていけば、また読める本が増えるのではないでしょうか。

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今の状態で「楽しく」読書をするには、訓練する必要があるように思います。自分と同世代の登場人物と、自分自身とのギャップに違和感を覚えるのは、それだけ登場人物と、または自分自身と向き合っているあなたがいるということです。それはあなたの汚点ではなく、むしろ美点です。

だからこそ、自分との違いがハッキリと見えてくるし、もしかしたら違いだけではなくて共感というか既視感のようなものも覚えているのかもしれません。そうやって自分と向き合う時間は、常日頃からやっている人ならばともかく、楽しさを求めて小説を読んでいる場合には何かと不都合なような気がします。

あくまでも「楽しく」読書をするのなら、まずあなたが言う読めない条件以外の小説を読むこと。この場合は同世代が主な登場人物ではない小説ですね。次に、どうしてもその条件の小説が読みたいなら、あくまで軽く、それこそ流し読みとか、ながら読みとかをするくらいの気分で読んでみてはどうでしょうか。訓練なり、慣れたりすることである程度は解消できることがほとんどです。それが無理なのなら、今はその小説を読む時期ではないのかもしれません。未来の楽しみだと思っておくのもよいではないですか。