「気になるあの子」カテゴリーアーカイブ

人文生はみんな気になる存在だにょ(⋈◍>◡<◍)。✧♡/気になるあの子/露子

 

どうも、露子です。

今日は人文懇親会がありましたね。

懇親会を通じて、ちょっと人間文化課程にコミットする意欲が高まったのですっぽかした回の文章を書きます。

この文章をたまたま目撃した方は、何かコメントしたくなったらぜひその思うところを、何も思わなかったら一言「どうでもいい」か「つまらない」とのコメントをください。

 

いやあ~人文懇親会。

私は自己紹介でもわざわざ強調したように同じ学科の方が (ア,あまり得意でない イ,こわい ウ,嫌い エ,自分より賢そうなので話したくない) ので、当然学科に友達がほぼいません。

そんな私がなぜ”””懇親会”””なんつうコミュ障ぼっちにはつらくしかないであろうイベントに参加したのかというと、 (ア,1/11のゼミの説明会すっぽかしちゃったからゼミについての情報を得たかった イ,美味しいものが食べたかった ウ,“教授と談笑する大学生な私”になってみたかった エ,あわよくば誰かしらと仲良くなりたかった) からです。

 

結果、楽しかったです。やったぜ!

 

最初はマジ、苦痛でした。乾杯によってご飯が解禁されるまでの手持ち無沙汰っさたらありませんでした。だから柱の陰で室井先生から「乾杯!」の言葉が出るのをひたすら待っていました。

「乾杯!」が室井先生から発せられると同時に、誰とも「乾杯!」することなくコーラを飲み干しオードブルに向かいました。

そしたら同じように手持ち無沙汰そうにしていた中川先生と目が合い、あの場で唯一の気軽に話せる存在が中川先生だった私は泣きそうになりながら中川先生に寄っていきました。

今後のことや私事について話し、教授と談笑する大学生になれたんですけど、中川先生に今日友達を作れと言われてしまい、中川スタジオの方で面識のあった先輩に同行していただいて友達作りツアーをしました。

結果、その先輩も含めて、私が今まで一方的にTwitterやInstagram、授業で観察していた人文生の方々とお話しすることができました。やったぜ!やっぱり怖かったけどな!

芸術文化コースの人ばっかりだったんですけど、なんというかやっぱり所属するスタジオ・ゼミごとに雰囲気ありますね、榑沼ゼミは服がアースカラー。

ツアー終了後勢いに乗った私は、勇気を出して清田先生に話しかけることもできました!やったぜ!

清田先生と会話するのは初めてだったので緊張しました。先生の質問の意図があまり読めなかったのですが、なんかまあ、清田ゼミがんばるぞい!て気持ちになりました(なってない)。

その流れでばたこさんやノルニルさんとも結構話せたし、おしっこちびりそうになりながらも懇親会行った甲斐があったな~と思いました。

 

だからといってこれから人間文化に自信ネキになっていくはずもないしなれるはずもないんだけど、どうぞみなさん (ア,程よい距離感を保ちつつ イ,飲み会とか積極的に行くので ウ,表では褒め、裏では貶しながら エ,すれ違ったときにあいさつする程度に) よろしくお願いします。

 

 

 

つまらない人間にはなるな/気になるあの子/ヒロ

 気になる女の子、そのテーマで少しスタジオ内の女性のことを考えてみたが、何ともこれが難しい。一年生はまだ顔を少し覚えているだけで、名前は全然覚えていない。さらに、忘れてしまっている人もいるだろう。二年生は、となると一年生よりも難しい。少なくとも一年はスタジオ内で関わりがあったはずだが、あまり記憶に残っていない。正直なところペンネームと顔は把握しているが、話したことなどほとんど無い。情けない先輩だとも思うが、許してもらいたい。

 となると三年生しか残っていない。しかし、三年生とはゼミで色々と話し合っている仲だ。気になると言えば気になるが、その興味は異性へのものというよりも、どうしてそのような人間なのか、どのような考えをしているのか、というような人間的なものだ。

 とりあえず誰を相手にするか考えてみる。ゼミ内の女性で自分があまり話したことのない人、となると「ちきん」だろうか。彼女とは基礎演からの付き合いであるが、話したことは全然ない。そこらへんを考えると自分にとって一番気になるのはやはり、ちきんになる。

 そんなことをゼミ中に話したらどちらも受け身な人間であり、お互い積極的に動かないからそうなるのも当然と言われた。ここにきて自分が受け身な人間であることを改めて理解した。確かに自分は積極的に他人に話しかける人間ではない。周りに知人が一人もいない状況や、その場の人間とコネを作りたい状況でもなければ私は誰かに自分から話しかけはしないだろう。
 自分が他人に興味がない人間だと実感する。そりゃ周りからの評判は気になるし、怯えることもあるが突き詰めて考えるとどうでもいいと感じてしまう。本音を言えば、自分が友人だと思っている以外の人間なんて興味ないし、どうでもいいのだ。ゼミ内の人のことは友人だと思ってはいるが、理由がなければ別に話しかけようとは思わない。一人でいることが特別好きなわけではないが、無理して誰かと共にいようとは思えないのだ。たぶんこの性格が大きく変わることはないと思う。ちきんとの間もそのままだろう。

 気づけば、自分語りが中心になってしまっていた。これではエッセイというよりもただの日記か独り言だ。こんな駄文を読んでくれた心優しい後輩には忠告するが、もっと友人を作ろう。このスタジオにこれからも所属するなら周りのスタジオ生とはそれなりに長い付き合いになるはずだ。少なくともこんな他人に興味がないような先達の後は追わない方がいい。きっと損の方が多いだろうから。
 同級生には感謝の言葉を。なんだかんだと言ったが、ゼミのメンバーたちを友人だと思っているのは事実である。実は私に話しかけてくれるだけで内心喜んでいる。これからも仲良くしてやってくれると嬉しい。

この間/気になるあの子/T

誰もいないサークルの部室で、生協で買った弁当を食べて、だるいけど次の授業行かないとなあと思って、買ってそんなに経ってないのにどんどん汚くなっているバッグを肩にかけて、第一食堂の地下から外に出る。いつもと同じ。

8号館と7号館の裏の道を、授業の教室へ向かう他の人たちにまぎれながらのそのそ歩いてたら、猫背でいつもなんとなく下を向いている自分の視界の端っこで、何か(誰か?)が自分に向けて動いた気がした。瞬間のことだから、何だかよく分からないけど反射的にそっちを見ると、同じスタジオの授業をとっている顔見知りの女の人が反対からこっちに歩いてきていた。なんとなく目を合わせてしまったから、あ、どうしようどうしようと思って、なんとなく会釈っぽいことをすると、向こうもなんとなく会釈っぽいことをしてくれた。けど、なんかちょっと困惑してる顔だった。一言も発さず、一瞬会釈っぽいことをして、そのまますれ違った。

 

目的地の教室に向かいながら、あーまたいつも通り人にうまく挨拶できなかった…と思った。笑顔でおはよーございます、こんにちはがはっきりと言えるのは、運動神経とかと同じで才能の問題あるよ…とか、適当な事を考えていた。

その後少しして、あ、あの困惑していたあの人の表情は、別の人(私の後ろを歩いてた人)に挨拶したのに、なぜかそれにぼーっとしてた俺が反応してしまって、お、お前じゃねえよ!って顔だったんだって、気付いて落ち込んだ。そういうことよくやるのに、また失敗してしまったみたいだ。そうじゃないといいなあ…とは願うけど。(勘違いとか、言い間違えとかそういう類の失敗が、後で一番死にたくなるよ…)

 

すれちがった人(先輩の方)は、いつかのスタジオの立食回の時に、この時間が終わるまで教室のどこに居ようかぼーっと考えてたら、何でだかわからないけど話しかけてくれた人だった。普段女の人としゃべる機会がないから、緊張してて何を話したとかが記憶からふっ飛んでるけど、話してて楽しかったなーっていうのと、す、素敵な人(気持ち悪っ…)だったなーっていう、ぼんやりした気持ちになった。

その後、スタジオの時とか大学の他の場所で姿を見かけることがあったけれど、なんて話しかければよいのか分からなかったし、本名もまったく知らない。(スタジオのLINEグループを見たけれど、何方だか分からなかったです…)

 

…お前もう20歳になるんだろ、ここは思い切って…とか心の中の私は言うけれど、どうせ実際行動する私は、静かに座っている彼女に脈絡無く背後から「お、おお…お名前は?」とか挙動不審に尋ねて相手を当惑させるか凍り付かせ、彼女とはそれっきりでした…的なエンディングを迎えるんだ。

と、一通りうじうじした末、ああ、あれは素敵な女の人と話した、良き思い出であった…と心の宝箱にしまってしまいました。そのまま春学期終了。小学生の頃からやってることがずっと変わらねえ。

 

それなので、秋学期に入って起こった件の「道ですれ違い事案」(と勝手に呼んでいる)に動揺して、こんな所に書いてしまいました。勝手な思いと、訳分からないことしてすいません…。何やってんだろう

マッチ売りの二十歳/気になるあの子/縦槍ごめんね

マッチ売りのミキ、町の男、少年、先生・・・三木依音

ミキ「私の名前はミキ。浅草でマッチ売りをしているの。将来の夢はアメリカ大統領! ヒラリーの野郎が無能だったから、仕方なく私が女性初のアメリカ大統領になってやるの。え、国籍?そんなの関係なイオン!さてさて、まぁそんな夢の一歩を踏み出すために、今日も頑張ってマッチを売るミキなのだ!」

ミキ「マッチ買いませんかー?」

町の男「うるせぇ!近寄んな!」

ミキ「なによー!こう見えてもこのマッチすごいんだからね。黄リンでできてんだから!」

(マッチ燃える)

町の男「あぢぢぢ!だぁぁぁずげでぇぇぇ!」

(町の男倒れる)

ミキ「あー、たいへーん。まーたやっちゃった。うっかりミキちゃん!まぁいーや、こんな小さなこと気にしてたら、アメリカ大統領になんかなれないんだから。あーあでもマッチを無駄にしちゃったし、だんだん外も冷えてきて寒いし、どーしよー。」

カラス「カー!カー!」

ミキ「何よ!カラスじゃないやめてよやーめーてーよー。」

カラス「カー!カー!バカー!」

ミキ「あー、今バカっていったなーカラスの分際でー!」

カラス「うるせぇ!バカ!金と食料あるだけおいてけ。じゃねえと・・・啄むぞコラ!」

(カラス、ミキを啄む)

ミキ「ひ、ひえー、鼻の穴はダメだよー!やめてー、やめておくんなましー。わかった全部あげるわよー。」

カラス「へへへ、わかりゃいいんだよ。わかりゃ。どれどれ、冷凍ミカン、揚げパン、ソフト麺て、お前は小学生か!」

ミキ「小学生じゃないもん、20歳だもん!その証拠にほらお酒だって持ってるんだからね」

カラス「酒なんか鳥が飲むかよ。まぁいーや、食いもんだけもらってくわ。ほんじゃな。カー!」

ミキ「あーあ、こりゃホントにピンチかもしれない!寒くてお腹が減って死にそうだわ。誰かー、誰か助けてー。」

(少年現れる)

少年「そこの嬢ちゃん困ってるみたいだね。」

ミキ「誰あんた!?」

少年「僕は君が見ている幻覚さ。」

ミキ「な、な、なんだってー。私寒さのあまりこんな美少年の幻覚を。あー、分かってしまったわ、もう私死ぬのね。せめて最後にこのマッチの火を貴方と眺めながら死にたいわー。」

少年「ちょっと待って、冷静になろうよ。早まるな、ば、ばか止めて!」

(マッチに火をつける)

ミキ「うわー、マッチが黄リン打ってこと忘れてたわ、しかもお酒に引火して燃え広がってるー。うわー。」

先生「これが後に言う、ミキ浅草の大火です。ここテストでるからしっかりメモっとけよー。」
こんな感じのコントをしてほしいなと思ってこの文をしたためました。三木さんが売れっ子になったら単独ライブで、すごい勢いでやってください。お願いいたします。

 

 

あと、まじでごめんなさい。

みんな気になる/気になるあの子/印度

 

スタジオ内の気になる異性…
実を言うとどの人について書いたらいいか迷うほどたくさんいますね。
美人な先輩、優しそうな先輩、罵って欲しい先輩、2週間同じ屋根の下(合宿所)で過ごしたあの子、スポーティなあの子、基礎演同じだったコミュ障な子。
という風に1人1人書いていたら締め切りをかなり過ぎてしまっていたということにしてほしいです。はい。

恋愛感情なんて毛頭無いとも言い切れるほどしっかりした人間ではないし、ここでは、気になる=likeということにしておいてください。

自己紹介の時のように性癖を吐露するだけになりそうな気もするし、
「あ、そういう風に見てるんだ…」って気持ちわるがられることになると思いますが書いていきます。

あの子は多分、縁がある人だと思う。
学科交流会、サークルの新歓、スタジオいろんなとこで会う。(他の場所でもあったことある気がするけど忘れた)

あの子は運動部出身であることは誰でも見当がつくだろう。新1年生女子の中で1番早くスウェット登校したという噂だから。
ただ、そのスウェット姿も眩しいくらい似合っていて可愛い。眩しいけどずっと見ていたいって不思議かな。

あの子はハキハキしていて物怖じしない、そして何よりも笑顔が素敵だ。
いつかその笑顔で罵られたい。

あの子はご飯をたくさん美味しく食べてくれそう。あの子に美味しいって言ってもらえたらたぶん5年は寿命が伸びる気がする。いつか一緒にご飯を食べたいものだ。なんなら毎日料理を作るし掃除洗濯もする、疲れた時にはベッド、飲みたい時にはお酒、なんでも用意するから専業主夫になりたいな。

攻めて書くことができたらなーって思いながらすごーく保守的な文章になってしまいました。好きな人に対しては保守的になっちゃうみたいです。

はぁ、尊い。/気になるあの子/生野菜

なかなか厄介な課題を押し付けられて、二週間ずっと思い悩まされていた訳ですが、その結果体調崩して、いつの間にやら課題の締切を過ぎていましたよ。どうしてくれるんですか。

いやいや、これはあまりにもひどい責任転嫁ですね。
ガクガクする手でヨボヨボ文字を打っているので、誤字があったり、頭がおかしい文章になってしまっても許してください。

はい。
私もね、異性で知らない人が全くいない訳では無いですよ。
サークルの先輩とか先輩とか先輩とか。はい。
いや、でも、多分そのへんの人について書き出すと、後で先輩に呼び出しくらいそうなので、ちょっと避けます。

はい。
で、誰について書くかって?
うーん。
あっ。

そういえば、私、この間雨が降りしきる夜に捨て子を拾ったんですよ。
そして、その子のお顔を見たら、それはそれは端正なお顔で、間違いなくこれは将来イケメンに育つに違いないと確信しました。
少しばかり邪心を抱えながらも、私はその子のことを大事に温めながら自分の家に連れて帰りました。
そして私は、警察に相談するでもなく、一人でひっそりとその子を育てることにしました。

すると、なんということでしょう。
その子はイスカンダル人の如くみるみるうちに成長していき、あっという間に10歳くらいの少年になってしまったのです。

そして、その子はやはり私の見込んだ通り、飛び抜けた美少年に育ってくださりました。
その麗しさは、私の語彙力を「尊い」の一言にしてしまうほどの尊さでした。

しかし、そこからまた不思議なことが起きてしままいました。
なんとその美少年は、それから先何日経とうと何年経とうと10歳くらいの姿から一向に成長しないのです。
そう、彼は文字通り永遠の美少年だったのです。
私は、もう万々歳です。
それから、満月の夜に月から使者が来ることもなく、私は「尊い」以外の語彙力と引き換えに、永遠の美少年と共にいつまでも幸せに暮らしましたとさ。

おしまい。

はい。
夢オチ。
スタジオ内に尊い系の美少年がいたら私に紹介してください。
私は、ちょっと寝ます。

清田スタジオ男子受け攻め診断/気になるあの子/五目いなり

※この診断はあくまでジョークです。気を悪くしないでください。
※独断と偏見による【文章特徴の擬人BLキャラ化】です。決して【作者本人】の診断結果ではありません。
※便宜上先週のグループ分けに名前の載っている受けさん(仮)・攻めさん(仮)のみを対象としています。
診断結果はあいうえお順です。(現在診断途中のため、三年生のみ作成)

気を悪くしないと約束して頂けた方は、続きをご覧ください。

続きを読む 清田スタジオ男子受け攻め診断/気になるあの子/五目いなり

そんなあなたも裏道族/気になるあの子/どみの

メインストリートは苦手だ。

多くの学部生が行き交い、ガチャガチャした通り。

そこを通るにはオシャレじゃなくちゃいけないという勘違いと知り合いに会った時の気まずさが私を苦手にさせた。

 

はーい、前方から団体様通ります。

すかさずさっと避ける。

猫背気味で視線が合わないように歩く。すれ違う時、突然起こる大きな笑い声に内心少しどきりとしながら、歩き続ける。

 

一年生の頃はそうして過ごして来たが、大学の地理に慣れるにつれて、裏道を使うということも覚えた。

 

もちろん、裏道がいつも快適とは限らない。道が狭い分、少人数のグループでも道を塞ぐ。

その時ばかりは、舗装されていない土の道を歩きながら、気まずい思いですれ違う。

それでも人通りが少ない裏道はまだ気楽に歩けるところであった。

 

 

向こうからやってくる見たことあるシルエット。

いつも持っているトートバックを肩にかけ静かにこちらへ歩いてくる。

彼との関係は、スタジオ生?知り合い?・・・それとも後輩?

みんなで喋る立食会の時、お互い1人だったこともあり、世間話をしたことがあった。その時ほぼ初対面だったのにも関わらず、割と話が弾んだ。だからか、勝手に仲間意識を持っていた。

それに何より、彼の書く文章は、結構好き。はっきりした理由はないが、雰囲気がなんとなく好みなのだ。しかし、ペンネームは知ってるけど名前は知らないというのも事実。それで不都合なくやってこれたので、これからもこういう関係が続くんだろうなと思っているそんな彼。

 

反応すべきか、しないべきか。気づいているのにシカトは良くない。彼に対する勝手な親近感と、ここが裏道ってこともプラスされいつもと違う行動に出る。

 

一瞬目があったのをいいことに、「よっ」みたいな感じで(声は上げていない)気軽にフランクさを装い手を挙げて合図をした。

 

 

・・・結果、困惑顔で会釈をされそのまますれ違う。

 

あ、これは私だと気づかれてない?知らない奴から声かけられたと思った?図々しい、迷惑行為だった?

普段やらないことをやるといろいろ後悔して失敗してしまう。

 

だから今回はそんなあなたに謝罪の気持ちを込めて。

困らせるつもりはなかったんです。

おはやし、まぼろし/気になるあの子/ほのほ

夕闇、酔いどれ、千鳥足。塀から塀へ、脱げた靴にも気づかずに、女がひとり。

失恋して、会社を休んで、酒を浴びるほど飲んだ彼女の現在である。どうしてうまくいかなかったのか。髪型もメイクも、すべて彼の好みに変えた。一緒にいる時間が楽しいように、笑顔を絶やさない努力もした。時々プレゼントだってした。なのにいきなり別れようだなんて。憂鬱と痛む足を引きずって、彼女は路地を踊り歩いた。

コンチキチン。

ふと聞き覚えのある音がして、さっと酔いがさめた。故郷を離れてしばらく経つが、彼女にはすぐにピンときた。それは、祇園祭のお囃子だった。おかしい。なぜなら夏はとうに過ぎていたし、第一ここは京都ではない。酒にあてられて幻聴でも聞いたのだろうと彼女はその場を片付けて、冴えた頭で家路へと引き返した。

ヨーイヨイ。

今度は歌う声が聞こえた。お囃子によく合うような、伸びの良い子供の声だった。また幻聴か。おかしな日もあるものだと、彼女は再び歩き出した。そのときだ。ひょこ、と着物の童子が二人、どこからともなく飛び出した。

「お姉さん裸足で寄っといで」
「真っ赤のお顔で寄っといで」
「見えぬ人には見えもせん」
「未来が変わる素敵なお店」
「富も名誉もなんでも揃う」
「仮面屋敷へいらっしゃい」

ヨーイヨイ、と再び揃った声と同時に、今度はびゅう、と北風が吹いた。思わず閉じた目を再び開くと童子はそこにはおらず、代わりにあるのは延々続く石畳。そしてそれに沿うように、なるほど、ずらりと仮面が並んでいた。

あまりに理解を超える光景に出会ったとき、人はどうするのか。答えは大抵ひとつ、楽しもうとするのだ。彼女もまたその例外ではなく、試しに1つ、仮面を手にとった。つけてみればなんのことはない、それは、頭の中で映画が始まるような感覚だった。

どうやらそれは、金持ちになった自分の人生を切り取ったもののようだった。ブランド物で固めた身なり、微笑んで近づいてくる多くの人、すべてが初めての体験で、思わず口がにやけた。

なかなか気分の良いものだ。いい気になって彼女は次々と仮面を試した。男をたくさん惹きつけたり、勉強ができたり、それから、テレビで人気者になっている自分もいた。

そうして歩いていくうちに、おそらくは出口を示す暖簾に突き当たった。
「どれかおひとつ、ご自由に」
そう書いてあった。しばらく迷った末、彼女は結局、何もとらずに暖簾をくぐった。目の前に広がったのは今までいた路地。後ろを振り返っても、同じように陳腐な風景が続いているだけだった。

どうして何もとらなかったのか。それは実のところ、彼女にもわからなかった。どれかをとっていれば、私の人生は変わっただろうか。逢う魔が時が気まぐれに見せた幻として片付けるのがもっともだろうけれど、それでも少し悔いは残った。

しかし程なくして彼女は思い当たった。きっと、寂しかったのだ。仮面をかぶった私は本当の私ではない。おかしな力でちょっともてはやされたって、その実、私自身の心は、本当に満たされるだろうか。

恋人のために自分を変えてみても、怪しげな仮面で名誉を手に入れてみても、最後はきっと演技に疲れて、しなければよかったと後悔する。それが、自分には似つかわしいオチのように思えた。

慣れないことはしなくたって、私は私のままで、きっと私の人生を、楽しめるはずだ。そう考えたのだった。結局私は、私のままが、一番いいに決まっているのだ、と。

※楽しくなるかなあと思って色々やってはみたけれどどれもあんまりだったので戻したい、と仰っていた方を主人公のモデルにとってみました。